滝根小白井ウィンドファームを見てきました。こちらは2,000kw風車が23基の風力発電施設です。風車の高さは「いわきマリンタワー」の2倍。いわき市小白井地区と田村市滝根町にまたがっており、いわき市側には平成22年末に13基が設置されています。建設当時で日本第7位の発電規模46,000kwです。
http://goo.gl/5HYJT
10基ほどがいわき市側から目視できますが、なぜか2基の風車が回転していませんでした。もしかして故障or点検中なのでしょうか。
建設・運営母体は、ユーラスエナジーホールディングス社。豊田通商株式会社60%、東京電力株式会社 40%の共同出資会社です。日本・米国・欧州の3地域を中心に、数多くの風力発電事業・太陽光発電寺領を展開しています。2011年には米国で総出力45,000kWの世界最大級のメガソーラー発電所の運転もやっているようです。
http://goo.gl/5HYJT
10基ほどがいわき市側から目視できますが、なぜか2基の風車が回転していませんでした。もしかして故障or点検中なのでしょうか。
建設・運営母体は、ユーラスエナジーホールディングス社。豊田通商株式会社60%、東京電力株式会社 40%の共同出資会社です。日本・米国・欧州の3地域を中心に、数多くの風力発電事業・太陽光発電寺領を展開しています。2011年には米国で総出力45,000kWの世界最大級のメガソーラー発電所の運転もやっているようです。
風力発電は、エネルギー資源の節約、温暖化防止、観光資源となる可能性がある等メリットの一方、自然破壊、低周波による健康被害などのデメリットもあるようです。
まずメリットですが、対象地区は人里から数キロ離れた山あいでありほかの用途もなかったことから、小白井地区にとっては貸地による地代収入のほか、いわき市にとっては風車の固定資産税収入が見込めます。私見でのざっくり計算ですが、建設費が仮に1基1億円、耐用年数が20年とすると、1基当たりの固定資産税収入は130万円×13基で1,700万円ですので、けっこうな貢献です。ただ残念ながら、風車が見えるだけでは観光資源としての貢献は今のところ見込めていません。
まずメリットですが、対象地区は人里から数キロ離れた山あいでありほかの用途もなかったことから、小白井地区にとっては貸地による地代収入のほか、いわき市にとっては風車の固定資産税収入が見込めます。私見でのざっくり計算ですが、建設費が仮に1基1億円、耐用年数が20年とすると、1基当たりの固定資産税収入は130万円×13基で1,700万円ですので、けっこうな貢献です。ただ残念ながら、風車が見えるだけでは観光資源としての貢献は今のところ見込めていません。
次にデメリットですが、風車群が発する低周波音により、住民の健康被害(不眠、耳鳴り、頭痛、吐き気、血圧上昇などの自律神経失調症等の症状)が発生し、問題化するケースがあるそうです。当然事前に、自然破壊防止及び低周波影響調査のための環境アセスメントとしての「環境影響評価準備書」を作成し、その中で「(風速12m及び17mいずれにおいても)影響は回避されている」(平成21年いわき市議会6月定例会でのいわき市環境部長の答弁)とのことです。また、その後もいわき市として、現在まで具体的な健康被害発生の報告は受けていないそうです。ただ音等の五感に関することは個人差があることから、それだけで結論づけられないかもしれません。
今年度に福島県沖に洋上風力発電の実証機が1基、さらに次年度には追加で合計3基が浮かぶ予定です。耐久性やメンテナンス等の課題がありますが、これまでの知見を活かして、ぜひ成功してほしい。いわき市が洋上風力発電の基地、ひいては太陽光発電を含む、再生可能エネルギー発電の拠点となるべく、活動していきたいと思っています。