市議会
<磐城平城の長橋門の保管部材は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/35887629.html
動画:http://urx.blue/xr8k
<ツールドいわき2015は、コチラ>
注)上記記載内容は、当方のメモをもとに作成したものです。正式な議事録は、いわき市議会HPの議事録検索システムから入手下さい。
注)上記記載内容は、当方のメモをもとに作成したものです。正式な議事録は、いわき市議会HPの議事録検索システムから入手下さい。
<アファンの森 C・Wニコルさんは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/47473128.html
注)上記記載内容は、当方のメモをもとに作成したものです。正式な議事録は、いわき市議会HPの議事録検索システムから入手下さい。
動画:https://www.youtube.com/watch?v=pNkdmpLo7Tw
いわき市議会清政会の吉田実貴人です。今議会はアロハ議会ということであります。通常は夏でもスーツ姿で厳かに執り行う本会議議場での一般質問ですが、今回はこのように軽やかにアロハ姿で発言させていただく機会に感謝し、以下、通告順に従って一般質問を行います。
まず、その開催日程について伺います。
<第1回 福島第一廃炉国際フォーラムは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/47307225.html
(危機管理監)
<災害対応ロボットがんばっぺ1号は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/42812068.html
(危機管理監)
注)上記記載内容は、当方のメモをもとに作成したものです。正式な議事録は、いわき市議会HPの議事録検索システムから入手下さい。
<平成28年2月議会 骨髄バンクドナー支援助成制度は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/46992376.html
担当部署は保健福祉部。2月議会で審議した平成28年度の事業に入っていないので、これから事業に位置づけられるよう、他自治体の先進事例を調査・研究し、また同時に福島県へ制度導入を働きかけてもらい、早期に導入してほしいと思います。
今回は、福島民報・福島民友の報道機関も同席しましたので、近いうちに新聞報道されるかもしれません。
黒字:吉田の発言・質問、青字:執行部からの答弁
<平成25年6月 平成27年2月議会 ペットフンは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/28749387.html
http://www.mikito.biz/archives/43053480.html
注)上記記載内容は、当方のメモをもとに作成したものです。正式な議事録は、いわき市議会HPの議事録検索システムから入手下さい。
<平成27年6月議会 郷土愛醸成は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/44459751.html
<鷹匠の技見学会@磐城平城本丸跡は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/46769279.html
注)上記記載内容は、当方のメモをもとに作成したものです。正式な議事録は、いわき市議会HPの議事録検索システムから入手下さい。
黒字:吉田の発言・質問、青字:執行部からの答弁
<平成27年9月議会 うしく放課後カッパ塾は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/45362006.html
(オ) 実施の規模
どの程度の人数・規模で実施していくのか伺います。
(教育部長)
今のところ考えているのは教師一人に対して生徒10名の割合で、やっていきたいと考えております。一つの学校に対して30名程度、2校ですから合計60名程度で、まずはやっていきたいと考えております。
注)上記記載内容は、当方のメモをもとに作成したものです。正式な議事録は、いわき市議会HPの議事録検索システムから入手下さい。
黒字:吉田の発言・質問、青字:執行部からの答弁
全国では100を超える基礎自治体でドナーに対する助成制度が導入されているにもかかわらず、福島県では導入実績がまだありません。ぜひいわき市が導入の口火を切ることで、福島県内の他自治体をリードしていただきたいと思います。
骨髄バンク制度はドナー本人だけでなく、その家族や無償のボランティアの方々の活動により支えられております。その方々への有形・無形の支援をしていただくことを要望します。
注)上記記載内容は、当方のメモをもとに作成したものです。正式な議事録は、いわき市議会HPの議事録検索システムから入手下さい。
1. 市長提案要旨説明について
(共立病院事務局長 答弁)
(総務部長 答弁)
(総務部長 答弁)
(総務部長 答弁)
注)上記記載内容は、当方の手許メモを元に作成したものですので、正確にはいわき市議会公式記録をご確認下さるようお願いいたします。
(教育部長)
(教育部長)
(教育部長)
(共立病院事務局長 答弁)
(共立病院事務局長 答弁)
過去10年間の医業純損失の総額は、約170億円であります。
(病院事業管理者 答弁)
注)上記記載内容は、当方の手許メモを元に作成したものですので、正確にはいわき市議会公式記録をご確認下さるようお願いいたします。
<動画視聴は、コチラ(各30分)>
https://www.youtube.com/watch?v=K_qWYyVzl4Y
https://www.youtube.com/watch?v=OdTrdv3PXds
(教育長 答弁)
<みろく沢炭鉱資料館は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/23082277.html
(教育部長 答弁)
注)上記記載内容は、当方の手許メモを元に作成したものですので、正確にはいわき市議会公式記録をご確認下さるようお願いいたします。
(市長 答弁)
(総務部長 答弁)
注)上記記載内容は、当方の手許メモを元に作成したものですので、正確にはいわき市議会公式記録をご確認下さるようお願いいたします。
清水市長・上遠野副市長・宮崎副市長・新妻行政経営部長らも同席し、来年度の方針等について意見交換しました。
40分あまり膝詰めでの意見交換会。市長室には複数の応接室があり、人数や格式等、ふさわしい状況に応じて使い分けています。今回は、特別応接室での対応でした。こちらはシャンデリア風の昼光色の照明で、落ちついた雰囲気です。
・市長提案要旨説明について
注)上記記載内容は、当方の手許メモを元に作成したものですので、正確には市議会公式HPをご確認下さるようお願いいたします。
<金沢ふるさと偉人館は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/44727752.html
注)上記記載内容は、当方の手許メモを元に作成したものですので、正確には市議会公式HPをご確認下さるようお願いいたします。
注)上記記載内容は、当方の手許メモを元に作成したものですので、正確には市議会公式HPをご確認下さるようお願いいたします。
注)上記記載内容は、当方の手許メモを元に作成したものですので、正確には市議会公式HPをご確認下さるようお願いいたします。
会場となった文化センター大会議室。100名以上収容できる会議室ですが、出席されているのは、どうも関係者が多いように見受けられました。本当の意味での市民参加は、まだ道半ばといったところでしょうか。
司会の進行により、班長の議員からこの議会報告会開催の背景等の説明があり、議会の仕組みについて簡単な説明があったあと、直近の2つの定例議会の審議項目・内容について、常任委員会ごとに4人の議員から説明がありました。
最後20分間は、市民からの質疑応答の時間。特定の地域の課題、健康保険税の税率変更、放射線提言の課題等、質問者は5名程度でしたが、内容は多彩でした。開始は18:30で、終了が20:00過ぎ。
配付資料は、「議会報告会」のタイトルが入ったA4両面74ページに及ぶ説明資料と、A4 1枚のアンケート用紙です。議案を正確に説明しようとすると、どうしても資料が多めになってしまいます。わかりやすさと、正確さのバランスをとるような資料作りが今後、課題になると思います。
平成27年6月議会 主要幹線道路の整備進捗
7番 吉田みきと
<動画は、コチラ>https://goo.gl/Xj8NnQ
1.
主要幹線道路の整備進捗について
現在、市内主要道路について、さまざまな計画が進められていると思います。その中でも平地区と湯本地区をつなぐ路線は非常に重要な路線のひとつであります。平から湯本に行くには、平15町目交差点からいわき中央警察署前を通り、内郷市街地を通る陸前浜街道を通るルート、すなわち旧6号国道と、平谷川瀬のヨークタウンから内郷小島地区と、共立病院裏手を通るルート、内郷・湯本線の2つがあります。しかしいずれもが内郷の一ノ坪交差点に至ることから、この一の坪交差点が慢性的な渋滞となっております。ここにおいて、内郷・湯本線を延伸し、湯本地区の掘坂に至るまでトンネルで抜けていく計画が進められていると伺っております。
(1) 内郷・湯本線の完成見込みについて
これが完成すれば、一の坪地区の渋滞も緩和されることになり、早期完成を望む声も多いと思います。そこで、現在工事が進められている区間の完成見込みについて伺います。
平成27年6月議会 自転車を通じたまちづくり
7番 吉田みきと
黒字:吉田の発言・質問、青字:執行部からの答弁
1. 自転車を通じたまちづくり
(1) バンク内ビアガーデンについて
(ア) これまでの開催日数
いわき平競輪は、全国でも有数の優良な経営状態を保っており、それはこれまでの積極的な営業活動、すなわち良い番組編成、顧客サービスの実施等の取組みの成果であります。その施策のひとつにバンク内ビアガーデンがあります。全国でもバンク内でアルコールが飲めるのは、この平競輪だけと伺っております。その平成26年度までのビアガーデン開催日数は何日でしょうか。
(商工観光部長答弁)バンク内ビアガーデンにつきましては、平成24年7月より実施しており、開催日数は、平成24年度が7月から9月までで延べ9日間、平成25年度が6月から9月までで延べ17日間、平成26年度が6月から9月までで延べ11日間となっております。
(イ) 車券売上に対する貢献
ビアガーデン開催の車券売上に対する貢献はどのようなものでしょうか。
(商工観光部長答弁)貢献度を具体的な数値で申し上げることは困難でありますが、ビアガーデンの開始に合わせて実施しております、ビアカフェオープニングナイトや出会いの場を提供する「リンコン」などの各種イベントには、女性や若年層といったこれまで競輪にあまり興味を持たれなかった市民の皆様も多数参加されております。
イベントの実施に際しましては、これら潜在的な競輪ファン層に対し、お得な車券購入券の提供や初心者ガイダンス等を実施しており、これらの取組みにより、当日の車券購入はもとより、新たな競輪ファンの獲得が見込めますことから、ビアガーデンの開催は車券売上の向上に少なからず貢献しているものと認識しております。
(2) いわき平競輪のバンク開放について
(ア) 開放の狙い
いわき平競輪のバンクは、空中バンクといって地上でなく、構造物の上にバンクが設置させており、全国的にも珍しいものと伺っております。競輪競争においては、平均で60キロ以上、上級の選手になると70キロ以上のスピードが出ると言われています、遠心力のためバンク傾斜角度は最高30度にも達します。1周400mのバンクですが競技の安全な運営の観点から、一般人のバンクへの立入はできません。ただしバンク路面は数年に一度、定期的に舗装をし直す必要があり、今年のそのタイミングにあたります。路面工事前であれば、競輪本場開催もなく、また路面に何かあっても舗装工事の中で完全に補修が可能であります。せっかくいわき市には誇れる競輪場があるのですから、競輪場のバンクを市民に開放し、公共施設のひとつとして市民に親しんでもらいたい。
そこで、開放の狙いはいつでしょうか。
(商工観光部長答弁)今年度上期の競輪開催スケジュールにより、通常は、お客様の立ち入りを禁止している競輪場バンクの開放が可能となります。
このため、既存のお客様へのファンサービスと併せ、全国に類のない空中バンクの歩行体験などのイベントを通じ、これまで、競輪場に訪れたことのない市民の皆様にも、楽しみながら競輪場に親しんで頂ける良い機会になると考え、今回、開放することとしたものであります。
(イ) 開放日はいつでしょうか
バンクを自分の自転車で走行できる機会というのは、全国を見回してもそうそうあるものではありません。ぜひ自転車好きの方だけでなく、一般の方もマイママチャリを持参してバンク内を走行し、競輪選手の気分に浸って欲しいと思います。そこで開放日を伺います。
(商工観光部長答弁)競輪のスケジュールの関係から、6月20日土曜日の一日限りの開催となりますが、バンク内歩行やご自身の自転車での走行体験をはじめ、バンク路面での落書きコーナーやスイーツ等のケータリングカーの出店など競輪ファンはもとより、大人から子どもまで、広く市民の皆様に、大いに楽しんで頂ける一日になるものと考えております。
(ウ) 一般市民に親しまれる競輪場について
いわき平競輪場は、単なる公営ギャンブルの賭け事好きの方のためという施設というだけでなく、東日本大震災時には、救援物資の集積場・配布の拠点として重要な役割を果たしました。大規模な空間を持つ公共施設は、さまざまな活用方法があり、平競輪場もそのひとつであります。競輪開催日においては入場料徴収することから一般市民にとって心理的な敷居が高い場所でありますが、普段から、税金を投入して作られた公共施設のひとつとして市民から愛される競輪場でなければならないと思います。そこで一般市民に親しまれる競輪場とするために、今後どのように取り組んでいくのでしょうか。
(商工観光部長答弁)いわき平競輪場は、地域との共生を一つのコンセプトに、広く市民に親しまれる競輪場として、地域の集会や会議に利用可能なサイクルハウスやサイクルシアターなど、市民の皆様にもご利用いただける地域開放型施設を整備しております。
今後におきましても、これら施設の周知徹底を図りながら、一層の利用促進に取り組むと共に、バンク内ビアガーデンやご当地アイドルによるステージイベントなど、競輪ファンのみならず、一般市民にも楽しんで頂ける各種イベントの開催などに積極的に取組み、市民の皆様に、より親しんでいただける競輪場として参りたいと考えております。
(3) サイクリングロード整備について
(ア) 自転車・自動車に対するマナー教育
6月1日に施行された改正道路交通法により、危険な自転車運転を繰り返す人への講習制度が全国的に導入されました。改正道路交通法運用にあたって問題点が2つ考えられます。1つ目は、自転車に乗る方の車両意識が無いことです。2つ目は、ドライバーの中に、自転車と同じ立場で道路を共に利用しているという意識できていない方がいることです。それぞれ自転車に対しては、事故や違反切符の前に法律とマナーの教育が必要ですし、自動車に対しては自転車が自動車と同等の車両であるということに対する意識改革が必要と思います。
そこで6月1日に施行された改正道路交通法の自転車運転者講習制度を踏まえ、自転車、自動車運転者に対するマナー教育など、市としての交通安全対策について伺います。
(市民協働部長答弁)本市における交通安全対策につきましては、「第9次いわき市交通安全計画」に基づき、交通事故のない安全で安心なまちづくりを実現するため、毎年5月に開催する「いわき市交通安全対策協議会定期総会」において、交通事故の実態と社会情勢の変化に対応した適切かつ効果的な対策を交通関係機関・団体等との連携により実施していくことを確認しているところであります。
また、毎年10月に、交通関係機関・団体を始め、各事業者等を一堂に会し開催する「いわき市交通安全市民大会」においては、人命尊重の理念のもと、市民が一丸となって交通事故の根絶に向けて邁進するための誓いを新たにしたところであります。
さらには、交通指導員による幼児から高齢者等への交通安全教育を実施するなど、交通安全意識の高揚と交通事故防止に向けた各種施策を展開しているところであります。
このような中、道路交通法が改正され、本年6月1日から悪質な違反を繰り返す自転車運転者に対する講習の義務化が施行されたことから、去る4月27日に市交通安全対策協議会会長名で市内の小・中・高等学校長に通知し周知を図ったほか、5月には、警察署及び交通関係団体等との連携のもと、平第二中学校を含む市内4カ所において、講習義務化に係る啓発活動を実施したところであります。
(イ) これらの問題点の根本的な解決策は、自転車レーンの設置であります。これにより自転車の逆走もかなり減ります。実際に、国土交通省と警視庁では、すでに東京・墨田区の国道6号線において自転車通行空間を整備し、車道の幅に応じて自転車レーン、自転車ナビラインを車道左側の路面に設置し、効果の検証を行なっております。整備前は歩道上で自転車と歩行者の交錯が見られたものが、整備後は、自転車の歩道通行が減る一方、車道順走が増えたそうです。またこれと連動してアンケート調査では、自転車に乗る方が「走りやすくなった」と答えた人が、6割に達しました。また「危険に感じることが減った」とした人が5割を超えました。一方、歩行者で「危険に感じることが減った」とした人は、約4割に及びました。
いわき市にはこれまでに「スポーツ都市宣言」や「非核平和都市宣言」等の素晴らしいスローガンがあり、平成12年度には、「自転車が走るまちいわき推進プラン」というものが策定されています。この度の改正道路交通法を機に、自転車と歩行者・自動車が、安全に快適に移動でき共存できるよう、先行自治体を参考にして一定の道路には自転車道や自転車専用レーンを整備していくべきと考えますが、市の考えを伺います。
(土木部長答弁)自転車道や自転車専用通行帯の整備につきましては、歩行者と自転車の事故が急増したことを背景に平成24年11月、「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」が国土交通省と警察庁により示されたことから、市といたしましては、これに基づき地域の実情や市民のニーズ、交通状況等の把握に努めるとともに、各道路管理者等と意見交換を行なうなど、自転車道等の整備について調査研究をして参りたいと考えております。
平成27年6月議会 いわき産米の販売促進について
7番 吉田みきと
<動画はコチラ>https://goo.gl/HJgWSc
(1) これまでの平成26年産米について
(ア) オリジナル袋の配布枚数について
これまで福島産米は風評被害があると吹聴されてきましたが、一方、福島産という県内いっしょくたではなく、いわき産米として差別化していく活動があります。具体的にはいわき市内初の統一ブランド米「Iwaki
Laiki(いわきライキ)」という名前で、いわき地域の恵み安全対策協議会が主となり、平成26年いわき産コシヒカリがオリジナルのパッケージに入れられて、市内量販店において昨年10月から販売されております。まず、販売にあたり、当初作成した袋の配布枚数について伺います。
(農林水産部長答弁)いわき産コシヒカリ「Iwaki
Laiki」は、原発事故に伴い著しく低下した本市産米の信頼回復とブランド化を図るため、米の流通、JA、米穀業者、市の計14団体へ構成するいわき地域の恵み安全対策協議会が立ち上げたものであり、販売開始にあたり、同協議会がオリジナルの5kg用のパッケージを1万袋製作し、会員である市内2JA及び米の集荷業者6社へ配布したところであります。
(イ) Iwakiロコモコ丼キャンペーンの成果
ハワイでポピュラーなハンバーグと目玉焼きがご飯に乗った料理「ロコモコ」があります。「Iwaki
Laiki」を使った、新しい食文化のブランド化を目指すべく、「いわき産トマト」と「カジキハンバーグ」も取り入れた、いわきオリジナルロコモコが、小名浜アクアマリンパーク周辺の3店舗で3月にIwakiロコモコ丼として試験販売されました。
そのIwakiロコモコ丼キャンペーンの成果について、開催期間内に何食売れたのか伺います。
(農林水産部長答弁)「Iwaki ロコモコ丼」春のご試食キャンペーンにつきましては、カジキグルメ実行委員会とのタイアップにより、「Iwaki Laiki」と「カジキ」、市内で生産された野菜等を使用した新メニューの提供により、「Iwaki Laiki」の話題性の創出と消費の拡大のために実施したところであります。
このキャンペーンは、本年3月7日から31日までの25日間、アクアマリンパーク周辺の3店舗で開催され、約300食を食べていただいたところであります。
(ウ) 市としての評価
私も小名浜の「さすいち」さんというレストランで、Iwakiロコモコ丼をランチでいただきました。3店舗同一価格1食1200円とのことでしたが、正直、美味しい海鮮丼やお刺身定食をさしおいて、あえてロコモコ丼を選択するのにはちょっと勇気が要りました。
Iwakiロコモコ丼キャンペーンの結果について、いわき地域の恵み安全対策協議会のメンバーとして、またその事務局として、いわき市はどのように評価しているか伺います。
(農林水産部長答弁)今回のキャンペーンにつきましては、初めての試みということもあり、開催時期や期間、価格設定など、今後に向けた課題も一部見られたものの、販売数の面からは、当初の目的とした「Iwaki Laiki」と「カジキ」を組み合わせた洋風な食べ方の提案が消費者に受け入れられたといえるほか、同時に実施したアンケートによれば、初めて「Iwaki Laiki」を食べたがおいしかったなどのご意見をいただくなど、「Iwaki Laiki」のPRに一定の効果があったものと考えております。
(エ) 平成26年度の取組みについて
Iwaki
Laikiオリジナルのパッケージの1袋5kg・1万袋は量にして約50トン、一方、いわき産のお米の収穫量は約2万トン強といわれておりますから、Iwaki
Laikiはその約0.2%にも満たない販売量でした。まだまた試験販売のステージであり、本格的な販売とはいえません。また販売価格にも大きな課題があります。他県だけでなく同じく福島県産米に比べても、非常に安い価格帯となっております。市内量販店の実売価格を店頭で調べたところ、10kgベースの通常価格がいわきライキが2,480円に対して、会津産ひとめぼれが2,790円、会津産コシヒカリが3,380円でした。ちなみに秋田産あきたこまちが3,080円、北海道産ななつぼしが3,080円、北海道産きらら397が2,980円と、いわきライキはいずれの銘柄よりも圧倒的に安く消費者に販売されておりました。またいわきライキは、特売セールの対象となることが多く、その場合さらにその100円引等で販売されております。ブランド化という意味は、消費者がそのブランドを信頼し、汎用品よりも高くても購入したいという動機づけのひとつですが、いわきライキは残念ながら、まだそれができていない状態にあります。このままでは、いわきライキは、低価格帯のお米であるというおかしなブランドイメージの定着につながりかねません。何よりも、そのような低価格米を作っていることということにより、生産者である農家のやる気が失せてしまうことが何よりも懸念されます。早急な対応が必要と考えます。販売数量が少なかった点、また店頭での実売価格が低かった点等、ブランド化に向かって諸課題を認識されているかと思いますが、平成26年度の取組みに対しての課題について伺います。
(農林水産部長答弁)昨年10月より販売を開始したいわき産ブランド米「Iwaki
Laiki」は、協議会が当初設定した1万袋の販売目標を約2ヶ月で達成することができたほか、観光施設へ販路を拡大するなど好調な販売を維持していると考えております。
さらに、テレビ、新聞、ラジオ、雑誌等のマスメディアを活用した情報発信及び地域団体を連携した企画の実施により、消費者への認知度が向上しているものと受け止めております。
昨年度は、取組み初年度ということもあり、ブランドの発信に主眼を置いたところでありますが、今後、市内の消費者に「Iwaki Laiki」を着実に定着させ、市外へ拡大していくためには、通年にわたり話題性を欠くことなく継続的な情報発信をどのように行なっていくのかが課題であると考えております。
(2) 今後の平成27年度の取組みついて
(ア) 安定した味覚を維持するための施策
私もスーパーの店頭で、はじめていわきライキを購入して食べてみたところ、非常に美味しかったです。しかし次に買ってみたところ、「おや?」という味で、前回の味ではありませんでした。どうも味覚の均質化ができていないように感じられました。会津等、美味しいお米といわれる他地域では、すべての米の粒の大きさを機械で揃えたり、機械で味覚をチェックしたり等の品質管理を行なっていると聞きます。差別化、高付加価値化を考えていく上で、いわき産米の取組みについて伺います。
(農林水産部長答弁)協議会では、いわき産コシヒカリの味覚や生産者の意欲向上をはじめ、米の取引価格への波及効果も期待して、「一般財団法人 日本穀物検定協会」が実施する食味官能試験において、最高ランクである「特A」の取得を目指すプロジェクトを本年度開始したところであります。
当該試験へ向けては、生産工程の管理を行ないながら平成27年産米を評価の対象とできるよう進めているところであり、生産者や県、JA等の関係機関と連携しながら出品する米を生産する圃場を選定し、本年5月には作付けを行なったところであります。
(イ) Iwakiロコモココンテスト
差別化を考えるにあたって、まず基本的な能力・性能である美味しいという味覚が備わっていないと、差別化は単なる商品名を示すPR施策に過ぎなくなり、消費者に無視され目指すべき目標が達成できなくなります。ぜひいわきの米・農業者の威信と誇りをかけてとりくんでいただきたいと思います。
では、昨年度実施したキャンペーンを引き継いだ、今年度のIwakiロコモココンテストの内容について伺います。
(農林水産部長答弁)本年度におきましては、「Iwaki ロコモコ」食べ歩きキャンペーン事業として、「Iwaki ロコモコ」のコンテストや食べ歩きの開催、提供店舗などを紹介するグルメマップの作成を予定しており、当該事業を通じ、「Iwaki Laiki」を市内外へ発信し、消費拡大を目指しているところであります。
そのうち「Iwaki ロコモコ」コンテストは、市内の農産物・水産物のイメージ回復と「Iwaki Laiki」の新しい食べ方の提案などを目的とし、「Iwaki Laiki」と「カジキ」、市内で生産された野菜等を使用したオリジナルの「Iwaki ロコモコ」を幅広く市民から提案いただくため開催するものであります。
コンテストに提案のあったメニューの中から、可能なものにつきましては、食べ歩きキャンペーンでの提供も予定されているところであります。
(ウ) 民間事業者の取組み
めぐみ協議会会員の中には、独自の商品を開発され「オコメール」という商品に取り組んでいるところもあります。これは通常の郵便で、いわき産のお米1合分を全国どこにでも送れる商品で、全国を見回しても目新しい商品であります。厚さわずか1cm、パッと見は封筒か何かのようでありながら、手に取るとハッキリと「おコメの感触」が感じられ、ノベルティとして配布すれば注目されるでしょう。表面にメッセージや企業広告も印刷できるので、受け取った人の記憶に確実に残る「強烈な広告メディア」にもなります。こうした民間取組みについて、めぐみ協議会としてどのように捉えているか伺います。
(農林水産部長答弁)「Iwaki
Laiki」につきましては、歩留まり90%のいわき産コシヒカリとパッケージデザインにより、統一したブランドイメージを創出したものであります。
そのパッケージデザインをどう使用するかは協議会会員の創意工夫で自主的に取り組むことができるものとなっております。
当初は5kg用から始まりましたが、消費者ニーズに合わせ、現在、10kg、500g、150g用など種類が増えており、協議会会員の独自の取組みはブランドイメージの向上に効果のあるものと捉えております。
協議会といたしましても、これらの取組みを一時的なものにすることなく、このブランドを大切に育てていきたいと考えております。
(エ) いわき地域の恵み安全対策協議会メンバー外への拡大
現在Iwaki
Laikiのパッケージ使用は、めぐみ協議会会員に限定されております。残念ながら、市内の中小米穀店の多くは会員に含まれていないため、協議会会員から仕入れない限り、それらの中小業者の店頭でIwaki
Laikiを購入することができません。中小業者こそ、大手流通業者のような特売をしないで、こつこつと大事にいわき産お米を売っていただる大事なキープレーヤーであります。このような、小さな事業者、すなわちまちのお米屋さんこそ、お客との関係性や対話により、IwakiLaikiに付加価値をつけて販売できる先ではないでしょうか。Iwaki
Laikiの扱いを拡大すべきと考えますが、市のお考えを伺います。
(農林水産部長答弁)「Iwaki Laiki」のパッケージデザインの製作は、協議会会員自らが負担金を拠出し実施した経緯があることから、袋のデザインにつきましては、協議会の規約において、会員のみが使用できることとしております。
したがいまして、会員以外の事業者の使用につきましては、今後、協議会において協議を行なう必要があるものと考えております。
平成27年6月議会 地域医療について
7番 吉田みきと
<動画はコチラ>https://goo.gl/LzqoCe
(1) 医療ふるさと便の内容について
現在、いわきの地域医療の現場が非常に厳しい状況というのは、これまで何度も議会で取り上げられきたところです。そのキーのひとつが、いわゆる医師不足です。これまでに様々な施策をやってこられたと思いますが、やはり中長期的にいわきの医療に携わって頂ける医師を育てていくことこそが解決の糸口ではないかと考えます。いわき出身の若い医師は全国に点在しており、やりがいを求めてUターン、Iターンを志向される医師は一定程度いらっしゃると伺っております。そのような方を対象に、いわきの医療の現状や問題等を知って頂くことは非常に大切なことであります。そこで、いわき医療ふるさと便です。お医者さんや医学生さんを対象に、いわきの医療情報や医師の求人に関する情報、さらには観光情報や季節の話題などの情報を送付する取組みと伺っております。まず、その医療ふるさと便の内容を伺います。
(保健福祉部長答弁)医療ふるさと便につきましては、主に本市出身の医師や医学生に対し、“ふるさといわき”への想いを促し、本市への就職希望者の発掘を図ることを目的として実施しているものであり、医師の確保に繋がるセミナー開催のお知らせをはじめ、医療情報等を定期的に提供する事業であります。
(2) 送付対象者について
医療ふるさと便の過去3年間に送付した対象者数について伺います。
(保健福祉部長答弁)過去3年間に送付した対象者数につきましては、平成24年度が116人、平成25年度が130人、平成26年度においては、本事業の効果を高めるために2回発送し、延べ205人となっております。
(3) 課題について
医療ふるさと便にはどのような課題があるのか伺います。
(保健福祉部長答弁)医療ふるさと便の課題につきましては、送付対象者を増やしていくこと、及び対象者である医師や医学生にとって必要な情報を的確に捉えて提供することが課題であると認識しております。
(4) 今後の考え方について
まさに問題は、医学生に適切な情報が行き届いていないという点と、送付対象人数が依然として少ないという2点に集約できると思います。私が直接、医学生のご家族の方にお話しを伺ったところ、医学生に適切な情報が行き届いていないという点については、「1.観光情報をもらっても仕方ない。意味がわからない」「2. しつこく送って欲しくない」「3. とにかく読むのが面倒くさい」等の、厳しいコメントをいただいております。また対象人数が広がっていないという点については、1. やりがいを求めてUターン、Iターンを志向される潜在的な希望者を把握できていない、2. 送付人数を増やせてないという意見があります。それらを踏まえて、医療ふるさと便の今後の改善の方向性について伺います。
(保健福祉部長答弁)今後につきましては、新たな情報提供者の発掘などにより、送付対象者の増を図るとともに、これまでの発送物に加え、本市における医療の現状を示した資料や、市内医療機関の院内情報紙の送付、医師や医学生に対する支援制度の案内など、より効果的な情報の提供に努め、医師の確保に繋げて参りたいと考えております。
市内の医療現場を知ることができる媒体としては、例えば総合磐城共立病院には院内のみに配布される院内広報誌「きらら」や、外部向け広報誌「地域医療連携室だより」、民間病院でもかしま病院では広報誌「ホットホット通信」、常磐病院では広報誌「ときわ路」等があります。ぜひこれらの市内医療機関と連携して、若い医学生が欲しい情報が提供できるようお願いいたしまして、次の質問に移ります。
平成27年6月議会 郷土愛醸成について
7番 吉田みきと
(1) 磐城平城の一般公開に対しての取組み状況
(ア) 磐城平城の一般公開に対する市の協力
磐城平城は、江戸時代初期に鳥居氏により築城され、江戸時代を通じて井上氏、安藤氏の居城として使用されてきました。幕末の老中首座であった安藤信正その人が戊辰戦争を戦った地でもあります。安藤信正公の業績は、小笠原諸島の日本領有宣言、ロシアによる対馬の占領事件の解決、幕末テロリズムを契機とした井伊彦根藩と徳川水戸藩との内戦の調停、イギリス・フランスによる日本占領の回避、そして孝明天皇の妹御和宮と将軍徳川家茂との公武合体等、獅子奮迅の活躍をされ、まさにいわきの郷土の偉人というにふさわしいと思います。その磐城平城はこれまで20年以上公開されてきませんでしたが、この4月から平まちなか復興まちづくり推進プロジェクトチームにより、磐城平城の本丸跡地、いわゆる物見が岡といわれる地の一般公開が始まりました。ふくしまデスティネーションキャンペーンに合わせて、6月までの期間限定公開ですが、これまでに1万4千人を超える来場者がお越しになっています。このような民間の活動に対して、市はどのような協力を行なっているか伺います。
(教育部長答弁)磐城平城本丸跡地の一般公開につきまして、地元観光関係者と自治体が、JRグループをはじめ全国の旅行会社などと連携して行なう国内最大級の観光キャンペーンである「ふくしまデスティネーションキャンペーン」の一環として期間限定で現在も行なわれております。
この事業に対する市の協力として主なものを申し上げますと、いわき駅西駐車場の使用料の減免、市総合観光案内所における情報の提供のほか、関連イベントとして、総合図書館では、4月に特別上映会「映像で見る歴史のまちなか」を開催したところであり、考古資料館では、8月中旬まで「近世いわきの藩展Ⅱ」を開催しております。
(イ) 入場実績に対する評価
磐城平城本丸跡地には、明治初期に建設された平藩仮藩庁が現存しております。その内部には、個人の方が5年の歳月をかけて作られた約2メートル四方の平城のジオラマが置かれ、当時の様子を知ることができます。また和室では、民間ボランティア団体等による、お茶のふるまいやお花の展示等が行なわれております。各所に案内のための高札が建てられ、由来等を知ることができ、案内人の説明に耳を傾ける市民が数多く見られました。また芝生広場は、安心・安全な場所として小学校の遠足の行き先として使われております。イオンさんやイトーヨーカドー等まちなか商業者の協力もあり、入場者の関心は高く、地域全体とした意識醸成ができつつあると感じております。またこれに合わせて地元ロータリークラブと地元高校生により、いわき駅北口に、郷土の偉人、東洋の製薬王、星一を顕彰する銘板が設置されるというように、市民の機運も高まっております。このような平城の一般公開の入場実績に対して、市はどのように評価しているか伺います。
(教育部長答弁)一般公開を実施している「平まちなか復興まちづくり計画推進プロジェクトチーム」によりますと、6月7日までの来場者数は、約1万4千人となっております。
本市の玄関口であるいわき駅の周辺で、このようなイベントが開催されていることは、子ども達が郷土の歴史について理解を深める機会になることをはじめ、本市の歴史的魅力や観光面での情報等を発信することにより、観光交流人口の拡大につながるなど、大きな効果があるものと評価しております。
(ウ) 一般公開が郷土愛醸成に与えた効果
入場者に聞くと、「1. こんな場所にお城があったことを知らなかった」「2. 公開を続けて欲しい」「3. 郷土愛を育むには、まず地元のことを知らなければならない」等の意見が聞かれます。我々の現代生活は、先人達の歩みの上に成り立っております。高校生が毎日通学で使っている、いわき市の玄関口であるいわき駅は、磐城平城の外堀の跡地に作られたものであります。いわばお城はいわき市民の精神的支柱、精神的な心棒というべきものであります。地域の郷土愛を育むためにも当時の磐城平城の様子を市民と共有することが、我々清政会の願いであります。平城をほうふつとさせるようなモニュメント、例えば、公有地化した上で、いわき市民の共通理解のもと、誇りとなる磐城平城の代表的な櫓である三階櫓を再現することに対する市長のお考えを伺います。
(市長答弁)磐城平城は、徳川家康の腹心である鳥居忠政により、慶長8年・西暦1603年から、元和8年・西暦1622年にかけて築城されたものといわれております。
現存している絵図等によれば、本丸には天守閣こそありませんが、城壁に沿って三階櫓が物見が岡に築かれており、雄大な様相で城下町を見下ろしていた想像されます。
磐城平城跡地は、市指定史跡である「磐城平城跡塗師櫓石垣」が現存しているなど、本市の貴重な歴史的資源であり、子ども達にも伝え、後世にわたり活用していく必要性を認識しております。
現在、民有地であることなど、磐城平城の復元につきましては、解決すべき様々な課題はありますが、当時の平城の様子を彷彿とさせるようなモニュメント等につきましては、各界各層の市民の方々の熱意など、全市的な機運の高まりを前提とし、具体的な活用の手法の一つとして、広く検討して参りたいと考えております。
(2) 磐城平城の公開活動に対しての今後の取組み予定について
(ア) 50周年記念プレゼン大会での入賞の市長の感想
先日5月16日に、文化センター大ホールにおいて50周年記念事業プレゼン大会が開催されました。これは平成28年10月市制施行50周年という大きな節目を迎え、市民等の提案を記念事業に反映するため、記念事業のアイデアを公募し、プレゼンテーションを踏まえて実現に向けた事業選定したものです。一次審査を経た15組のなかから、平まちなか復興まちづくり計画推進プロジェクトチームによる、『磐城平城復元「一夜城」プロジェクト』が優秀賞に選定されました。優秀賞は事業化が見込まれるプロジェクトについて選定されるものであります。市長におかれましては「一夜城」プロジェクトの入賞の感想を含め、郷土愛醸成を育むための今後の事業化への思いを伺います。
(市長答弁)平まちなか復興まちづくり計画推進プロジェクトチームからご提案いただいた「磐城平城復元「一夜城」プロジェクト」につきましては、本市が市政施行50周年を迎える来年10月1日に、磐城平城を一夜限りのイベントとして復元するとともに、その半年前から、市民の皆様が本市の歴史に触れることができるよう、季節に応じた様々な催しを毎月開催しようとするものであります。
プレゼン大会におきましては、企画アイデアのコンセプトはもとより、様々なイベントを連続して展開することにより、市民の皆様の関心を高めようという、独創性と具体性に富んだ内容が高い評価につながり、優秀賞を獲得されたものと受け止めております。
来年度の事業化に際しましては、「歴史的財産である磐城平城の復元などを通じて、市民の皆様が地域の歴史を再認識する機会を提供し、郷土愛の醸成を図る」という提案者の思いを十分に汲み取りながら、提案者と共に、事業の実現に努めて参りたいと考えております。
(3) 道標プロジェクトに対する支援について
(ア) 道標についての市長の感想
磐城平城の一般公開に合わせて、近隣の住民の方の発想で、「道標」が制作されております。これは、地元の地名や由来等が書かれた木製の柱で、これまでに6本制作され、磐城平城近隣の民有地に設置されております。これらを見て回るという、いわゆる「巡検」をされる方もおられ、近隣の高校である磐城桜が丘高校の地理の授業の実地巡検等にも使われました。今後これらの道標を見て回るのに役立つ総合案内板や、マップ等のアイデアもあると伺っております。このような市民活動は、いわきの郷土愛醸成に大きな影響があるものと考えますが、このような活動に対する市長の感想を伺います。
(市長答弁)私は、地域に受け継がれた財産をしっかりと受け継ぎ、守りながら、新たな歴史や文化を創造していくことが、まちづくりの原点であり、そのためにも、まずは、地域の皆様が自らのまちの歴史を理解し、いまの世代が次の世代に、次の世代がさらに次の世代へと、守るべきものを守り、「いわき」の魅力を引き継いでいくためにも、地域の皆様による道標プロジェクトは意義のあるものと考えております。
(イ) 今後の支援について
この6本の道標は、磐城平城に限ったものではなく、城下町にちなんだ町名や、それぞれの地名の由来等に応用可能であります。それが地域活動、地域づくりの種となり、まちなかに限らず各地の郷土愛醸成のひとつのツールとして増えていって欲しいと思っております。現在の道標の制作・設置はすべて地元の方々の浄財でなされていると伺っておりますが、大きさや材質等により、今後地元のご負担が大きくなるケースも出てくると思います。地元の要請により、このような地域が主体となった活動に対して市としての支援について伺います。
(市民協働部長答弁)地域が主体となって、地域の歴史や貴重な資料等を保存・継承し、さらには、これを活用する事業に対しましては、歴史的検証に係る助言等を行なうとともに、歴史的建造物の保全・改修や案内版を設置する場合に、「まち・未来創造支援事業補助金」等において支援してきたところであります。
今後につきましても、引き続き、このような取組みを通して、歴史を振り返ることにより、次世代を担う子ども達が、地域に学び、そして、地域に誇りを持てるような、歴史・文化のまちづくりを推進する観点から、必要な支援を行なって参りたいと考えております。
本会議の冒頭では、市長が「アロハ!」と、小指と親指を立てるハワイの「シャカ」のサインで挨拶をしました。事前打ち合わせなしでの、ぶっつけ本番だったので、0.5秒くらい反応が遅れましたが、私ら議員も何とか返しましたが、反応できない先輩方もおられましたが・・・。
今日のメインは、市長の議案提案要旨説明です。いつもはグレーや紺の上着姿ばかりの議場ですが、いつもとは違ったカラフルな雰囲気の中で議事が進みました。
実は、このアロハ議会のアイデアは、2006年に引き続いての2回目です。その際は定例会初日に、市議とともに、傍聴席の市民にも配られ議場はアロハシャツに包まれたらしい(伝聞です)。さらに、ハワイアンソングも流し、フラダンサー5名が議場内でフラダンスを披露したらしい(伝聞です)。それに比べたら、今回はかなり控え目だったかも。
一般質問
4 安心の医療に向けて
(1) 医療関係の市の全体計画について
ア 市全体の医師・看護師数や産婦人科等の計画策定の必要性
これまで市内の医療人材不足が何度も指摘されていますが、そもそもいわき市全体を俯瞰した、いわき市のあるべき医療の姿はどのようなものなのでしょうか。一例をあげれば、医師数・看護師数はどの程度の水準を本気で目指していて、誰がいつまでにどのような対策を、計画・実行するのでしょうか。市内で新生児を産むには、現在市内では8つしか分娩取扱医療機関がないといわれており、今後数年間で、現役医師の高齢化や出産時の訴訟リスクから、さらに廃業せざるをえない分娩取扱医療機関が続くことが確実視されております。これに対して誰がいつまでにどのような対策を、計画・実行するのでしょうか。
医療はまちのインフラであり、しっかりとした計画策定が必要だと思います。そこで市全体の医師・看護師・産婦人科等の計画策定の必要性を伺います。
(保健福祉部長答弁)医師数、看護師数及び産婦人科をとりまく医療等の体制構築につきましては、医療法に基づき福島県が策定している「福島県医療計画」の中で、いわき医療圏も含め、各医療圏別に、現状、目標及び対策等が位置づけられているところであります。このことから、市といたしましては、独自の目標等を示した計画の策定は考えておりませんが、医師及び看護師の確保や、周産期医療の確保に必要な事業につきましては、今後も県との連携を密にしながら、「福島県医療計画」に基づき対応して参りたいと考えております。
イ
策定・実行責任を持った部門の設置
医療人材不足については、表面的な現象を取り上げて場当たり的な対応を図っても問題は解決しません。第1に「関係者の認識を変える」ことが必要です。すなわち行政・議会・住民が地域医療のあり方や医師に対しての思い込みを捨て、現在の地域医療や医師の置かれた状況をきちんと認識することが必要です。地域医療のあり方について学び、なぜ医師が地域から去って行くのか、医師の立場になって考えることが大切です。第2には、認識を変えた上で「行動を変える」ことです。医師不足を引き起こす原因となっていることは、すぐに変えていくことが重要です。知的専門職としての医師が働きがいを持って仕事ができる地域の環境を作っていくことが大切です。そして第3に、人々の認識と行動を変えていくためには「人と人とをつなげていく」ことが必要です。医療現場と行政、医療現場と住民、住民同士が立場を越えて地域の医療について議論する場と人が必要です。現在、地域医療に関する人々の意識はばらばらで、思い違いも多いです。議論するとき、立場や考え方の違いから深刻な意見の対立になりやすいです。立場や考え方の溝を埋めるために、関係者の考えを整理し、お互いが理解することが必要です。
これまでこの、人と人をつなぐことが軽視され、一方的に組織や権力を使って「やらせる」ことで問題を解決しようとしてきました。しかし組織とか権力では人の心は変わらず、問題をより悪くしてしまう可能性が高いと思います。現在の市の行政、いわき市病院協議会、市立総合磐城共立病院、市内の民間病院、いわき市医師会等いずれの医療関連団体も、いわき市全体を俯瞰した「人と人をつなぐ」機能を持っておりません。
特にいわき市は市単独で、福島県医療計画の二次医療圏であることから、このような機能を持ち、いわき市全体を俯瞰した計画の策定・実行責任を持った、一定の権限とスタッフを有する部門を持つべきと考えますが、その検討状況を伺います。
(保健福祉部長答弁)企画・策定責任を持った部門の設置につきましては、県の責務において「福島県医療計画」の進行管理が行なわれているところであり、本市において独自の組織の配置や人員の配置は考えていな状況にあります。
(2) 市内の産婦人科医育成について
ア
現状について
日本の産婦人科医療全体を見渡したとき、危機的状況といわざるを得ません。これは、産婦人科医の減少、特に産科医に関しては顕著で、全国で約3,000人が不足しているといわれております。
いわき市内の産科現場に立つ医師は、市立総合磐城共立病院を含めても10数名程度のみで、今後増加は見込めず、医師の過重な負担・疲弊が続いています。福島県内を見渡しても今後10年間で約2割の産科医が減少すると予測されています。
そこでまず、市内の産婦人科医育成の現状の認識を伺います。
(保健福祉部長答弁)市内における産婦人科医師の育成につきましては、産婦人科医師を目指す研修医も含め、総合磐城共立病院及び福島労災病院の2病院が厚生労働大臣より臨床研修指定病院に指定されており、希望者と病院がマッチングに至った場合は指導医のもと臨床研修医を実施することとしております。
イ
産科医招聘にあたっての課題について
産科に関しては、医事紛争・医療訴訟の増加、刑事司法の医療現場への介入の問題、さらには新医師臨床研修制度による二次医療施設の勤務医の減少も起きております。さらに、福島県浜通り地域は低放射線被ばくを遠因とする風評被害や交通アクセス等、さまざまな理由により外部からの医師招聘は容易ではありません。したがって、産科医、特に勤務医の労働環境は悪化の一途をたどっているといえます。直近では福島県立医科大学の寄附講座を開設し、産婦人科医3名を総合磐城共立病院へ派遣してもらっていますが、緊急避難的な措置であるため、派遣期間終了後にいわきに定着するとはいえないと思います。それを改善するには、産科医を自前で育てるか、どうにかして招聘するかになるわけですが、そこで産科医招聘にあたっての課題について伺います。
(保健福祉部長答弁)産科医師の招へいにあたりましては、平成16年度の新臨床研修制度の開始に伴う大学の医師派遣機能の低下に加え、当直や深夜の緊急呼び出しなどによる負担や、訴訟リスクが高いことなどから、産科を目指す医師自体が減少しているなどの課題があるものと認識しております。
ウ
奨学金制度の新設
医師臨床研修マッチング協議会が公表している資料によれば、福島県立医科大学附属病院の、初期研修医のための小児科・産婦人科・周産期コースは、平成20年度から定員枠5名で開設されております。しかしフルマッチした実績がなく、充足率が過去7年平均で約9%となっています。要は、そもそも産科を希望する県内の研修医が異常に少ないということです。初期研修で産科を選択しなければ、産科の専門医の道は限りなく遠いものとなってしまいます。
安心して出産できるかどうかは、それぞれの家庭にとって非常に重要なことでもありますが、企業にとっても喫緊の課題です。すなわち社員が安心して暮らせるまちでなければ、スキルがある社員ほど他市へ転職してしまうからです。実際、それを非常に危惧している経営者の声を聞きます。
医療の制度設計を担当する国や、地域医療計画を担当する福島県のせいにするだけでなく、基礎自治体としていわき市ができることもあるはずです。例えば、自前で中長期的に産科医を育てることです。医師となるには極めて高い学力が要求されるとともに、私立大学であれば高額の学費負担も、家庭に要求されます。
福島県では、周産期医師増への支援として、県内で産科・小児科として勤務する意志のある医学生に対して平成27年度から月額35万円の修学資金を出すそうです。医療はまちのインフラ、そして人への投資は必ず、市の財産となります。いわき市にも医学生に対する月額235,000円の奨学金がありますが、それを拡大・拡充すべきではないでしょうか。そこで、産科をはじめとする特定の診療科医師を目指す医学生に対する奨学金制度の新設・拡充する考えについて伺います。
(保健福祉部長答弁)奨学金制度におきましては、福島県において、平成27年度より、周産期医療分野に進む意志のある学生に対し、現行の修学資金に上乗せして月あたり35万円までを貸与する新たな制度の創設が予定されていることから、当面、当該制度の効果等を注視して参りたいと考えております。
(3) 市内の助産師育成について
ア
現状について
さまざまな理由により外部からの医師招聘は容易ではありません。一方、出産は産科医師のみが担うのではなく助産師らのサポートスタッフの助力によるところが大きいといえます。正常な経過の妊娠分娩に関しての助産行為は、助産師が単独で行うこともできます。産科医師をサポートする役割として助産師の役割は大きいと思いますが、市内の助産師育成の現状について伺います。
イ
勤務看護師が助産師を希望する際の課題について
助産師の資格を得るには、4年制の看護大学で学ぶか、もしくは看護師が助産師学校などの養成機関で1年以上の専門教育と実習を受け、国家試験に合格しなければなりません。いわき近傍の養成機関には、福島県立総合衛生学院助産学科と茨城県立中央看護専門学校助産学科があります。しかし一般受験の競争倍率が高く、いわき市の看護師がなかなか入学できない状態が続いております。その要因として、ベテランの看護師の実務経験値がペーパー試験に反映されないということがあります。
そこで、勤務看護師が助産師を希望する際の課題をどのように認識しているかについて伺います。
(保健福祉部長答弁)病院等に勤務する看護師が助産師となることを希望する場合の課題といたしましては、看護師側では、勤務しながら助産師養成所に入学するための試験対策を行なわなければならないこと、養成所在学中は看護師としての収入がなくなること、更に、再就職に対する不安なども考えられます。また病院側においては、助産師養成所に入学する看護師に代わる、新たな看護師を確保しなければならないなどの課題が考えられます。
茨城県立中央看護専門学校助産学科には、茨城県内産科施設の就業施設長による推薦によってベテラン看護師が推薦枠で入学できるという制度があります。ぜひ福島県においても、福島県立総合衛生学院助産学科に同様の制度を導入していただくべく、ぜひ市からのサポートをお願いします。
ウ
奨学金制度の新設
いわき市では、助産師を養成する専門学校などに通う方に月額10万円の修学資金を貸与する制度があります。卒業後1年以内に助産師となり、すぐに病院に勤務することが条件で、5年勤務すれば返還を免除されます。一方、これは総合磐城共立病院で勤務することが条件となっております。市内で勤務する助産師を増やすという政策目的を考えれば、市内の民間病院へ勤務する方にも奨学金を拡充すべきではないかと考えます。そこで、奨学金制度の新設・拡充の必要性について伺います。
(保健福祉部長答弁)助産師への奨学資金制度につきましては、卒業後の県内での就労を条件とした、福島県保健師等修学資金制度があります。また、本定例会に、総合磐城共立病院における新たな修学資金に関する条例等を提出しているところであります。更に、市内の病院等においても独自の取組みにより助産師の確保に努められていることから、新たな制度創設の必要性は薄いものと考えております。
(4) 看護大学設置への支援について
ア
看護大学新設を検討している大学への支援の検討
市内に勤務する看護師を増やすためには、その学校の開校が一番効果的です。現在、いわき明星大学が看護学部の新設を検討している旨を発表しております。またその他の大学も水面下で看護学部の新設を検討していると伺っております。非常に時宜を得た活動と思いますし、医療インフラの拡大のためにも歓迎すべきことと思います。そこで、このような大学へ市としてどのような支援をする可能性があるのか伺います。
(保健福祉部長答弁)看護学部の新設に対する支援につきましては、現時点において、大学から具体的な要請等が出されてないことから、支援の内容を明言することは困難でありますが、今後、大学からの要請や要望などが示された場合には、市として可能な支援策について検討して参りたいと考えております。
一般質問
3 ペットフンの対策看板について
公園・歩道・川縁・海辺等のそこかしこにペットのフン放置が散見されるため、公衆衛生上問題があるとの認識から、2013年6月議会において、ペットのフン対策について伺いました。しかり必ずしも劇的な改善に至っていないと思います。
<2003年6月議会 一般質問 ペットのフン害は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/28749387.html
(1) 看板設置の現状について
ア
配布枚数
これまで市ではペットのフン放置を抑制するような看板を作成・配布してきたと伺っております。まず、過去に、看板を配布した枚数を伺います。
(保健福祉部長答弁)ふん害防止看板につきましては、毎年750枚程度作製し、看板の設置を希望する市民へ配布しております。
イ
配布対象者
どのような方を対象に、看板を配布したか伺います。
(保健福祉部長答弁)配布対象者につきましては、自己の責任で看板を設置し、適切に管理ができる個人や行政区等の団体に対して無料で配布しております。
(2) 適切に管理されていない看板対策について
ア
撤去・取替の指導
お手元資料として配付させて頂いたフン対策のための設置看板ですが、「飼い主の皆様へ フンのお願いします」となっており、まるでここでペットにフンをさせてもいいように読めてしまいます。これは本来「飼い主の皆様へ フンの持ち帰りをお願いします」と書いてあったものが「持ち帰り」部分が、経年劣化によって消えてしまい、おかしな文章になってしまったものです。看板設置の本来の目的が達せられない状態にあります。このような適切に管理されていない看板が市内に多数、散見されます。このような不適切な看板を撤去させる、もしくは取替えさせる指導を行なっているか伺います。
(保健福祉部長答弁)適切に管理されていない看板の撤去もしくは取替えの指導につきましては、看板の配布枚数が膨大であり巡回による指導が困難であることから、配布する際に自己責任で適切に管理するよう指導しているところであります。また、現在配布している看板につきましては、不適切な管理が発見された場合において個別に指導ができるようその番号を台帳管理しているところであります。なお、管理責任が不明な看板につきましては、今後自治会や保健委員と連携しながら適切な管理を進めて参りたいと考えております。
一般質問
(1) 市民協働部に4月から文化のまちづくり担当を置く理由について
清水市長は、かねてから「歴史と文化を感じるまち」を作りたいとおっしゃられています。歴史と文化は、人としての存立基盤であり、それを大事に思う気持ちが、郷土愛を持つ根幹だと思います。
そこで4月から、市民協働部に文化のまちづくり担当を置くと伺っておりますが、その理由をお示し下さい。
(市長答弁)市民協働課に新設する文化のまちづくり担当につきましては、復興の先を見据えたまちづくりを推進するためには、市民の皆様の心の復興を図っていくことが重要であるとの考えのもと、市民生活の質の向上を図るため、今後の文化振興施策のあり方等について調査・検討し、効果的な施策展開につなげることを目的として設置するものであります。併せて、文化のまちづくり担当が中心となり本市の誇れる歴史・文化・伝統等を題材とした冊子の作成等を行なう「伝えたい誇れるいわき醸成事業」を通して、本市の文化や歴史に関する市民の皆様の意識醸成を図ることとしております。
ご回答いただいた点について、再質問いたします。先日、清水市長がポケットマネーで制作された、磐城平城のジオラマを、市長応接室で拝見して参りました。まさに現在のいわきの玄関口である常磐線のいわき駅は、もとの磐城平城の外堀を埋め立ててできていることが一目瞭然です。現代人の生活は先人達が残してくれた偉大なる資産の上に成り立っており、われわれはそれに感謝し、その志を受け継いでいかなければならないと思います。そこで清水市長に伺います。かねておっしゃっておられる「歴史と文化を感じるまち」と、この磐城平城ジオラマ、文化のまちづくり担当との関連をご説明願えませんでしょうか。
(市長答弁)震災からの復興を果たし、明るく元気ないわき市を創造していくためには、市民の皆様の心の復興を図っていくことが非常に重要であると認識しております。このような中、平成26年3月に文化庁長官表彰を受賞したことや湯長谷藩主・内藤公を主人公とした映画 超高速!参勤交代が6月に公開され大ヒットとなったことなどは、市民の皆様が本市の文化や歴史を再認識する大きな契機になったものと考えております。この機会を捉え、市民の皆様に、いわきの歴史や文化についてあらためて見直していただくとともに、市外の方々にもいわきのことをより一層知ってもらいたいという思いから、市長として何かできることはないかと考え、私を訪れてくださった方々に分かりやすくいわきの歴史の一端をご理解いただくため、今回、私自身が費用を負担し、磐城平城のジオラマを作成したところであります。
市民の皆様が、いわきの歴史や文化を知りふるさといわきに誇りや愛着を持つことや市外の方々がいわきに関心を持ってくださることは、明るく元気ないわき市の創造に向けた大きな原動力になるものと考えておりますことから、今後におきましても、歴史と文化のまちづくりの実現に積極的に取り組んで参りたいと考えております。
<磐城平城 復元ジオラマ模型は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/42896286.html
(2) 磐城平城の史跡公園としての価値について
磐城平城は、徳川家の重臣で関ヶ原合戦の前哨戦で活躍したある鳥居氏が江戸時代初期に築城した城であり、その城下町として平市街が発展してきたという歴史があり、その歴史的・文化的価値は高いと思います。そこで磐城平城の史跡公園としての価値をどのように認識されているか伺います。
(都市建設部長答弁)磐城平城は、鳥井忠政公により慶長8年に築城されて以来、明治元年の落城まで260年余りの歴史を持つ本市の貴重な歴史的資源の一つであり、磐城平城にまつわる歴史を後世に伝えることは、大変重要であると考えております。また、市民有志により、磐城平城の歴史理解を深める取り組みも活発に行なわれており、磐城平城跡地を市民の皆様が、本市の歴史を感じることができる公園として保全・活用していくことについては、一定の価値があるものと考えております。
市といたしましては、整備手法や埋蔵文化財などの関係法令との調整、さらには、土地所有者や周辺の方々のご理解やご協力など解決しなければならない課題もありますことから、引き続き、市民各層の皆様のご意見等をいただきながら、当地区のあり方について、調査・研究を進めて参りたいと考えております。
(3) 磐城平城の観光資源としての価値について
磐城平城の本丸は戊辰戦争で焼け落ちましたが、その跡地には廃藩置県後も本丸跡地には平藩知事の居宅が置かれました。城内の敷地は紆余曲折を経て民間に分割譲渡されましたが、幸運にも本丸部分と神秘的な内堀は分割されず、そのままとなっています。明治初期に磐城平知事が住んだといわれる旧安藤家居宅も、幾度かの大改修を経て、現在も使用可能な状態で保存されています。そしてその立地は、いわきの玄関口であるいわき駅から徒歩2分の場所にあり、観光資源としてのアクセス性は抜群であります。その磐城平城の観光資源としての価値を伺います。
<磐城平城 旧安藤家住宅は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/36497002.html
(商工観光部長答弁)磐城平城跡は、貴重な歴史的資源ではありますが、民有地であるとともに、一般公開されていない等、現時点では、観光資源として活用することは難しいと考えております。
(4) JRデスティネーションキャンペーン期間における磐城平城の一般限定公開への協力について
磐城平城の本丸跡地は私有地であるため、これまで20年以上外部の目に触れてきませんでした。しかしこの福島観光誘致イベントである、ふくしまデスティネーションキャンペーンにあわせて、平まちなか復興まちづくり計画推進プロジェクトチームが、この4月から6月までの3ヶ月間の土日に限り、磐城平城の本丸部分及び旧安藤家居宅一般開放することになりました。配布の資料をご覧下さい。これまで非公開であったところに一般市民も事前登録なく入れますので、ぜひ一度、お越し下さい。そして櫓があった物見台から平のまちなみを見下ろしていただきたい。そして当時の城主がどんな気持ちで領地を見ていたか、当時の家臣や領民がどのような気持ちで、城を見上げていたかを田町のレンガ通りあたりから感じて頂きたいと思います。一般開放日には、磐城桜が丘高校からも茶道部や華道部が参画して、屋外での野点や室内で生け花の作品展示などもやるそうなので、ぜひ足をお運び下さい。そこで、ふくしまデスティネーションキャンペーン期間の磐城平城の一般限定公開へ、市としてどのような協力を検討できるか伺います。
<磐城平城 本丸跡地を市民開放したいは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/42425422.html
(商工観光部長答弁)いわき駅前賑わい創出協議会のプロジェクトにおいて、4月からのふくしまデスティネーションキャンペーンの期間中に合わせ、磐城平城跡を活用したイベントを実施する予定と伺っております。市といたしましては、当該イベントのPRなど、可能なものについては、支援して参りたいと考えております。
まさに今回の公開に併せて、平まちなか復興まちづくり計画プロジェクトチームが、試験的に歴史的経緯や由来等を記した案内看板を制作し、設置する予定ですので、市長にもぜひ足をお運びくださり見て頂ければと思います。さらにいわきの先人達に感謝するという点では、星製薬の創始者、いわきが産んだ東洋の製薬王、星一の足跡を紹介する案内看板が、この5月24日にいわき駅北口のロータリーに設置されます。これは磐城桜が丘高校生6名によるデザインで、いわき市に寄贈される予定と伺っております。いわきにこんな偉人がいたことを紹介し、歴史と文化を感じるまちとして、われわれのルーツを、高校生をはじめとするいわき駅利用者と共有しようというものです。いわき駅北口から磐城平城を訪れる際に、こちらも見て頂ければと思います。
(5) 「超高速!参勤交代」の続編制作のロケ協力について
いわきの湯長谷藩を題材にした映画「超高速!参勤交代」昨年公開されたは大ヒットしました。第38回日本アカデミー賞では、最優秀脚本賞を受賞し、いわきの市外へのいわきのPRに大きく貢献したと思います。ただひとつだけ残念だったのは、映画撮影のほとんどの部分が山形で行なわれてしまったことです。今、1作目のヒットに続いて続編制作の企画も噂されています。機を逃さず、ぜひいわきにてロケハン、すなわち映画撮影をする場面があるような脚本としてもらいたい。そのように各方面へ協力依頼要請することについて、お考えを伺います。
<超高速!参勤交代 ロケ地は山形は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/39053624.html
(市長答弁)映画「超高速!参勤交代」につきましては、興業収入15億4千万円、全国観客動員数127万人を達成し、第38回日本アカデミー賞の最優秀脚本賞のほか2部門で優秀賞を受賞するなど、大ヒットとなった作品であります。市といたしましても、観光振興につなげるため、多くの関係団体のご賛同を頂き、映画「超高速!参勤交代」を応援する会を発足させ、湯長谷藩館跡のお堀掃除「超高速!おそうじ隊」や実際に江戸東京まで5日間で踏破した「リアル参勤交代」などの活動を積極的におこなったところであり、映画に関連した商品も開発・販売されるなど、本市の知名度アップや、地域経済の活性化にも寄与したところであります。また昨年10月、ハワイ・カウアイ島で開催された日本文化祭に招待された際に当映画をPRしてきたところであり、現地時間の今月7日、8日の両日、ハワイで行なわれるホノルルフェスティバルでも上映され、海外の方々にも楽しんでいただけることとなりました。さらに、先般、制作会社である松竹株式会社より、続編制作の話があったことから、同社社長はじめ、幹部の皆様に直接お会いし、次回作では、是非とも市内でロケを行なって頂くよう、要請してきたところであります。今後、続編の制作が決定した場合には、応援する会を中心に、市民の皆様とともに当該作品を盛り上げ、本市の地名度アップや観光振興に努めて参りたいと思います。
<超高速!参勤交代への苦言は、コチラ>
一般質問
7番 吉田実貴人
先日、第6回いわきサンシャインマラソンが開催されました。昨年は大雪で中止となってしまった同大会ですが、今年は無事開催され、1万人近くの方がランニングを楽しみました。私も一念発起し、約1ヶ月前から体を絞り練習に励んだ結果、歩くことなく無事時間内に完走することができました。沿道の応援や、江名の大漁旗、いわき海星高校野球部のハイタッチ、チアリーディングや太鼓隊の応援、給水所でのイチゴ・トマト提供、温かいシチュー提供等等、すべてを紹介しきれませんが、それぞれに心がこもっていて素晴らしかったと思います。運営に携わったスタッフの方々、ボランティアの方々、協賛いただいた企業の方々らに心から感謝いたします。市民スポーツイベントは楽しさだけでなく、市民の日頃からの健康意識にも良い影響を与えると思います。同大会はいわきの2月の風物詩にしっかりと根付きつつあるとの感想を持ちました。それでは通告順にしたがいまして一般質問をいたします。
<第6回いわきサンシャインマラソン フル完走!は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/42688489.html
黒字:吉田の発言・質問、青字:執行部からの答弁
1
サイリングロード・海岸線ルートの整備について
(1) 防潮堤建設工事の進捗状況について
市には約60キロの海岸線がありますが、現在、その海岸線沿いに約31kmにわたって高さ7.2mの防潮堤の建設工事が進められています。防潮堤は津波発生時の被害の減災を目的として作られますが、一方で何のデザイン性もない「コンクリートの塊」ともいえます。日常生活でのデメリットは、白砂青松の景観が損なわれる、また海を見ながらの散歩やドライブが困難になってしまう、海を身近に感じられなくなってしまうということです。
実は、海岸堤防の上面は舗装されており、人が歩けるようになっています。信号もなく交差点もない、この舗装路面は、市民のサイクリング・ジョギングロード・遊歩道に最適です。そこで防潮堤を市民が海を見ながらてくてく散歩できる遊歩道、海を見ながらぶらぶら自転車で走れるサイクリングロードとして整備していただきたい旨を昨年9月の議会で一般質問し、提案させていただきました。
<平成26年9月議会 一般質問は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/40131729.html
その後、清水市長から正式にサイクリングロード・遊歩道として整備する方針である旨、発表いただき、大変ありがとうございました。ご理解・ご協力・ご英断いただきました市長そして、いわき市土木部、県土木管理事務所、県港湾管理事務所、国土交通省らの担当の方々に大きく感謝の意を表したいと思います。また今後とも引き続きよろしくお願いいたします。31kmの防潮堤のうち、16kmを使ってサイクリングロード・遊歩道を計画されていると伺っております。そこでまず、防潮堤建設工事の進捗状況をお示し下さい。
(土木部長答弁)サイクリングロード・海岸線ルートにおける防潮堤の延長は約16kmであり、このうち、国が久之浜町田之網地内で整備を進めている国道6号併設区間訳1kmは、平成20年度より整備に着手し、早期の完成を目指して整備が進められております。また残りの区間約15kmは、県が平成24年度より整備に着手し、これまでに、全区間の工事が発注され、2月末時点で13%に当たる約2kmの整備を終え、平成28年度までの完成を目指すとのことであります。
(2) 防潮堤を利用したサイクリングロードの設置目的について
太平洋が太陽に照らされて輝く姿を見ながら、散策、ジョギング、サイクリング等するのは、気持ちが良いです。まさにサンシャインいわきを体現できる場所になります。約60キロ近くの海岸線を信号待ちなしのノンストップで走れれば、これは全国に誇れる、復興のシンボルとなる可能性を秘めています。そして、なんといっても特徴は、震災を受けて新設する高さ7.2mの防潮堤の上を海を見ながら走れることです。太平洋の水際のすぐそばを、海風を受けながら10km以上のほぼ直線の防潮堤の上を走れるコースは全国にもありません。太平洋を見ながらのシニアの散歩や、若者のデート、子どもの自転車冒険旅行にも最適になるはずです。
そこで改めまして防潮堤を利用したサイクリングロードの設置の目的を伺います。
(市長答弁)防潮堤を利用したサイクリングロードの設置目的につきましては、自転車を活用した健康増進やレクリエーション活動の場等を提供するとともに、復興事業により整備が行なわれている防潮堤が、本市の誇る長大かつ優れた景観を持つ海岸線に立地していることから、新たな観光資源として、市内外の多くの方々に利用されることを通し、復興のシンボルとなるよう設置したものであります。
(3) 関連利便施設等の整備について
ア サイクリングロードの整備に際して、どのように駐車場やトイレ等を整備していくのか伺います。
いわき市の海岸線沿いの地区では、復旧・復興事業で防災緑地なども併せて整備されつつあります。あわせて駐車場やトイレなども設置し、利用者の利便性を図っていただきたいと思います。なぜならいわきは広い。駐車場やトイレがあることによって、海岸線近隣の方だけでなく、市内各地から自動車等で来て、海岸線でいろいろなスタイルで遊んだり、楽しめるようになります。そしてまずは市民が自ら楽しむことが第一ですが、それができたら市外からもいわきに来て、見て、学んで、遊んでもらえるようなものになればと思います。まず、サイクリングロードの整備に際して、どのように駐車場やトイレを整備するのか伺います。
(土木部長答弁)サイクリングロード・海岸線ルートに付随する駐車場やトイレにつきましては、整備の必要性について検討を行なって参りましたが、ルート沿線に利用可能な既存の駐車場やトイレが、それぞれ計21カ所設置されており、その間隔が、最長でも約8kmであることから、既存施設を有効活用し、新たな整備は行なわない方針としております。
イ 利便施設として休憩場所や飲みものを購入することができる自動販売機があります。サイクリングロード・遊歩道の整備に際して、どのように自動販売機を整備する方針か伺います。
(土木部長答弁)サイクリングロード・海岸線ルート沿線には、既に自動販売機が多数設置されているほか、道の駅よつくら港やいわき・ら・ら・ミュウ、更にはコンビニエンスストア等も立地していることから、これらの有効活用により対応が可能と考えております。
ウ 昨年11月に「ツールドいわき」という自転車イベントが開催されました。これは小名浜マリンパークを起点に、湯本や平のまちなか、豊間・薄磯等の市内各地を自転車で巡る会で、市内外から800人もの方が参加され、一日かけて遊びました。市内には、自転車愛好家だけでなく、日常から通勤・通学で自転車を利用する方も多く、潜在的な自転車人口は相当なものと思います。サイクリングロード・遊歩道の整備にあたっては、ぜひそのような自転車を日常的に使われる方々の利用者目線の声を反映した上で、進めて頂きたいと思います。
そこで今後、海岸線ルートの整備に当たり、利用者等の意見を反映させる考えはあるか伺います。
<ツールドいわきは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/41087435.html
(土木部長答弁)海岸線ルートの整備につきましては、ルートとなる防潮堤や防災緑地などを、安全で快適に活用して頂くため、利用者目線の意見も必要であると認識しておりますことから、今後、反映させられるよう検討して参ります。
サイクリングロードは、ハードとしての整備もさりながら、それにあわせてソフトの整備、すなわち楽しめる仕掛けに知恵を絞り、また市民に使いやすい工夫をしていただきたいと思います。具体的にはワクワクするようなマップや、わかりやすい愛称・ネーミング・ピクトグラム等、ぜひ利用者目線を取り入れるべく、市民にも参画してもらえるよう要望します。またいわき市市制施行50周年記念事業に、このサイクリングロードを活用して頂くことを要望して、次の質問に移ります。
だいたいのスケジュールは以下の通り。
11月 要望書を提出
11-12月 財政部が国の意向等を受けて、予算編成方針を公表
12月-1月 各部で、予算編成方針を受けて実行計画に基づく事業を洗い出し、必要な予算を試算
1-2月 財政部・行政経営部・各部局との間で予算折衝
2月 議会にて平成27年度の予算全体の承認
今回、清政会6人のメンバーからの政策要望として、「平成27年度市政執行並びに予算編成に係る要望書」を清水市長へ提出しました。
要望書の内容は、市政一般の多岐にわたっているので(数十項目もあります)、ポイントを絞ることは難しいのですが、いくつか例をあげると以下の通りです。
・新エネルギー・再生可能エネルギー産業の積極的導入
・医師・看護師不足の解消
・ドクターヘリ・ドクターカーの利活用
・子育てしやすい先進都市
・太平洋・島サミットへの取組み
・小名浜港の整備促進
・磐城平城の建設検討
翌年度行なう事業は、原則として、事前に承認された予算のどこかに位置づけられていなければならないことになっているため、各議員の意志を公式に伝える場として、この要望はけっこう重要です(年度がはじまってから、思いつきで新たな取組みをやろうとしても、この予算の承認制度によって、原則認められません。これたある意味、硬直的な役所に仕事といわれる由縁のひとつです。ですので、3Fの市長特別室にて市長・副市長・部長らと真剣に意見交換しました。
清水市長も真剣なまなざしで、当方らからの要望書を読んでいただきました。
(土木部長答弁)市内のサイクリングロード、いわゆる自転車道路網の整備状況につきましては、既存の幹線道路や河川堤防などを有効に活用した自転車整備網の構築を目指して、平成10年度にいわき市自転車道路網整備計画を策定しております。その中で重点路線に位置づけられた新川・夏井川ルートや海岸線ルートなどの8ルートの自転車道路網のうち、新川・夏井川ルートにつきましては主に二級河川新川や夏井川の堤防を利用して、両岸の延長約28kmの整備を平成22年度までに行なったところでございます。
今回は、一般会計 163,633百万円、特別会計125,301百万円、企業会計49,429百万円 計338,364百万円だった当初予算が、2,562百万円増額補正され、総計340,926百万円で、議会承認されました。
このことから子育て世代が本市に定住できるよう、さらなる子育て支援の充実を測る必要があると考えたことから、子育て支援策の一助となるよう、新たに出産支援金支給事業を創設したのです。
子育て世帯への支給金額は、最大で8万円の一回のみです。これだけでは子育て全体にかかるお金の足しにならない、という声がすでに出ています。確かに生活費に対するインパクトは、相対的に小さいかもしれません。ただいわき市が「子育てを祝福する」という姿勢を明確にするためのものと理解していますし、今後、金額や制度自体の見直しも必要になってくると思います。
実は、この条例可決には、議会内での議論で紆余曲折がありました。
<2月定例議会>
当初、市長提案では「出産祝金条例案」(A案)だったのですが、名称がふさわしくないという理由で、この条例案は議会で否決されてしまいました。ある議員からの提案で、A案から出産を祝福するという文言を削除した「出産支援金条例案」(B案)が提出され、これが議会で可決されました。
その後、市長は、出産を祝福するという文言は条例案に欠かせないとして、このB案を受入れず、再度議会にB案を審議するよう求めました。そしてこのために3月臨時議会が招集されました。
<3月臨時議会>
B案を再度可決するには、出席議員の2/3以上の賛成が必要なのですが、賛成少数でB案は否決。別の議員から、出産を祝福するという文言を入れた「出産支援金条例案」(C案)が提出され、これが議会で全会一致で可決されました。
1. 議会で、出産祝金条例案(A案、祝意あり)否決
2. 議会で、出産支援金条例(B案、祝意なし)可決
3. 市長が、B案を拒否。再議に付す
4. 議会で、出産支援金条例(B案、祝意なし)が2/3を取れず、否決
5. 議会で、出産支援金条例(C案、祝意あり)が全会一致で可決
A.B.C案、いずれも、支給要件・支給金額・対象者等は、全く同じ。違う部分は、条例のタイトル・名称の呼び方です。支給される市民から見れば、議会でいったい何を議論しているんだ、もっと本質的なことを議論せよという声が聞こえてきそうです。市民目線を真摯に謙虚に受け止め、自分に与えられたポジションで何ができるか考えていきたいです。
平成26年2月27日
<請願書の賛成討論は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/36918287.html
<賛成討論の録画は、コチラ>
http://ur2.link/xUC4
<請願書原文は、コチラ>
http://goo.gl/i4VlBo
私は、請願第1号 いわき市に医学部を誘致に関する請願書について、請願並びに委員長報告に賛成の立場から討論を行うものであります。これまで医学部の新設は、1979年の琉球大学を最後に30年間以上も新設が認可されませんでしたが、昨年末に安倍晋三首相が、復興支援のために東北地方に医学部を新設するよう下村博文文部科学大臣に指示を出しました。今年5月が、その応募の当面の期限とされており、ぜひいわき市もそれに応募して頂きたい。
「医学部誘致に関する請願書」に反対する理由が、議場で反対議員から開陳されました。その内容は以下のリンクのとおりです。とてもその内容に納得できるものではありません。
<「医学部誘致に関する請願書」反対理由に対する反論>
http://www.mikito.biz/archives/37853794.html
10/1から独立会派、失敗の本質として活動を開始させて頂いております。この名前の由来は、野中郁次郎が編んだ同名の組織論の本の表題からであります。BBCが毎年行っている国別世論調査の結果によれば、日本は昨年「世界に対して最も良い影響を与えている国」となりました。聖徳太子が制定した17条憲法の第1条どおり、和を以て貴しとなす、みんなで協力して成し遂げる国民性は素晴らしいことだと思います。一方で、白州次郎、すなわち吉田茂の懐刀といわれ、ダグラスマッカーサーをしかりつけた男に言わせれば、「プリンシパルのない日本」であり、白州次郎の書いた、日本人の本質をズバリと突く痛快な叱責の本をお読みになった方も多いのではないでしょうか。
http://www.youtube.com/watch?
(執行部回答)新病院建設に係る工事期間中におきましては、現在の診療機能を切れ目なく継続させることとしております。このため、既存施設につきましては、先行して解体することが可能な一部の施設を除き、中央病棟や外来棟などの主要な施設について、平成28年度内の本体完成後、順次、解体工事に着手する予定としており、最終的な完了には数年程度を要するものと見込んでおります。
野中郁次郎が編んだ失敗の本質には、戦略の失敗は戦術で補えない、という言葉があります。戦略とは、いかに目標達成につながる勝利を選ぶかを考えることであり、いくら施策、戦術に工夫を凝らしてもゴールに直接つながらないということであります。
先日開催された地域医療再生フォーラムにおいて、青森県八戸市立市民病院救命センターの今明秀医師にお話を伺う機会がありました。八戸市は、新幹線もない田舎、近くに医科大学もありません。そんな悪条件の中で、今年度の八戸市立市民病院卒後臨床研修プログラムでは研修医のフルマッチを達成し、平成21年度には病院機能評価の救急医療機能分野で4項目中3項目に評点5、国内で最高点を獲得したそうです。いわき市よりも市の人口が10万人近く少ないにもかかわらず、救命救急医17名を擁し、共立病院の救命救急医4名体制からすると、羨ましい限りです。今医師いわく、医師不足は地方ということが原因ではない、と断言されています。いわく、まず日本の唯一・頂点・先駆者としての病院の実績を残し、それを商品として精力的に、臨床現場から今医師が自ら広報し、学生や研修医が読む雑誌への多数の論文投稿、研修医向けの救急講習会の全国展開等により、病院自体の魅力度を上げる努力を継続的に行っているそうです。いわき市では救急は、医師にとってはつらい、病院にとってはもうからない、患者にとっては搬送に時間がかかる、と3重苦の悪循環に陥っています。そのソリューションのひとつが、八戸の取組みにあるのではないでしょうか。
また共立病院は、医師診療マッチング協議会の資料によれば、今年度の研修医の募集定員14人中7人のみのマッチ、充足率は50%で、全国平均を大きく下回っています。過去においても平成23年度が2人で充足率14%、平成24年度が4人で充足率29%となっています。一方、本県の南相馬市立総合病院は、今年度において研修医募集のフルマッチを達成し、常勤医師数においても震災後に激減してしまった医師数が、現在では震災前の水準を上回る人数の医師が勤務しており、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いです。どうして、新幹線はない、東京から来るには福島市まで新幹線で来てそこから車で1時間半もかかるような不便な地域で、かつ福島第一原発がわずか20数キロメール先に位置するような、非常に不利な条件にもかかわらず医師招聘ができたのでしょうか。南相馬市立総合病院は、積極的に東京大学や関東の私立大学、そして優良経営で有名な亀田総合病院との人的なネットワークをフルに活かしています。そして、謙虚に医師派遣等の支援を受け、現在では互いにWIN-WINの関係を構築しています。この医師の中には、震災後、獨協大学准教授の職を辞して自ら飛び込んだ小鷹昌明医師や、積極的に南相馬市民向けの放射線知識習得の講習会を開催し、ネットで大量の医療関連の情報発信をしている、東京大学の坪倉正治医師が含まれます。小鷹医師の著書、「原発に一番近い病院」から引用させていただきますと、南相馬市立総合病院では楽しめる医療を学ぶことができ、そして社会を良くしていくことの醍醐味を感じることができることが魅力だそうです。余談ですが、彼らの活動が周辺に影響を与え、直接・間接的なバックアップにより県立相馬高等学校から12年ぶりの東京大学合格者を輩出したと聞いております。このような南相馬での取組みを他山の石としてもよいのではないでしょうか。謙虚に医師招聘に成功している先駆者達の知恵に学ぶことがあってもよいのではないでしょうか。
医学部新設を進める理由は、東北地方の医師不足の現状からです。理事長はこう言っているそうです。「東日本大震災前から医師数が絶対的に不足しています。それが震災後、さらに深刻になりました。福島の原発事故の影響で、働き盛りの若い医師達が自分の子供の健康を考えて、福島だけでなく東北を後にしています。何としてでも医師の数を増やさなければ東北の復興はありません。それ以前に、医療過疎の状況を直さなければ、郷土の発展もありません」。私も、まったく同感であります。
しかしながら、少なくとも同じ部局に3人の医師がいれば、それぞれ役割分担し、支え合うことができます。すなわち3日に1回は完全休養できますし、定期的な医学学会に参加し研鑽を積むことができます。仙台厚生病院ではこれを忠実に実行しているそうです。先輩方がそのような仕組みで働き、自分の専門性を高めながら医療に従事し、また高給を使って仙台市内に立派な家を建て、子供達に高水準の教育を受けさせ定住する姿を見て、後輩も仙台厚生病院に入ろうとする動機付けとなるそうです。そしてそんな雰囲気に惹かれてアメリカから沖縄まで、全国から意気に感じた医師が集まっているそうです。
ただ、新しく医学部を作るには、大学と大学病院、そして巨額のオカネが必要です。そこで、仙台厚生病院は、病院自体をある大学に寄付した上で大学付属病院とし、座学を大学の教室で行い、医学部設置に必要な校舎だけを作ることにしたそうです。それでも校舎や実習施設などの医学部本体を作り教授等を招聘するのに、約200億円が必要とのこと。まずは準備資金のうち多くを、経営実態な優良な仙台厚生病院の内部留保から拠出すると伝えられています。
この事例からいえることは、今回の医学部新設申請は、ぽっとでの思いつきでたまたまできたものではなく、自治体首長の熱い思い、地域医療の充実にかける病院経営者の思い、そしてそれを支える優良な病院経営があったことが前提だったということです。そこで伺います。清水市長は、医学部を含む医療従事者養成機関を何としてもいわきに誘致するという、自治体首長として熱い思いをお持ちかどうか伺います。
(執行部回答)ふるさといわきの力強い復興と再生を果たすためには、医療の充実は極めて重要でありますことから、医療分野における課題、すなわち医師や看護師などの確保及び救急医療体制に強化に向けて積極的に取り組む必要があると考えております。
本市に医療従事者養成機関が設置された場合は、就学機会の拡充、人材育成、更には地域経済に貢献することとなる一方、相当数の指導教官を含めた専門スタッフを確保するなどの課題もあると認識しております。
このことから、今後必要に応じて、市内外の関係機関等と協議を行うなど、検討を進めて参りたいと考えております。
なぜこれまで見過ごされてきたのでしょうか。その理由は、開示されてきた病院事業会計には、毎年10億円を越える一般会計からの繰入、いわゆる赤字補填がされていたためで、この原資は、国民の血税です。このような巨額な出血が続いた要因は、限られた医療資源を政策医療に投入してきたということに尽きます。これまで逓増的な人口増、税収増が見込まれた時代においては許容されてきましたが、今後、人口減少、国の厳しい歳出予算を鑑みれば、既存の一般会計からの繰入補填は持続的でない仕組みであることは明らかです。10年後の市の財政を考えれば、赤字補填に頼らない病院経営が必要であります。先日の病院経営者が集まる会で、総務省の準公営企業室の方とお話しする機会がありました。総務省準公営企業室は、地方交付税交付金を通じて自治体病院経営を支援する部署であります。いわく、国の歳出予算状況が逼迫していることを引き合いに出され、地域医療の質はもちろんだが、病院の採算をとっていくことを持続可能性の観点から真剣に考えて欲しいと話しておられました。雑駁な言い方をすれば、建替える新病院は今後40年間使う予定ですが、税金からの補填に頼らずにきちんと採算を考えていかなくてはならないということです。新病院のあり方として、市民はたとえ赤字であっても政策医療を求めるのか、そしてそれが持続的に提供しうるのかどうかを、広く市民も交えた公開の場で議論し、市民との合意形成を図るべきと考えますが、お考えをお伺いします。
(執行部回答)政策的医療につきましては、各種法律又は社会的要素を背景に行政の関与が要請される医療分野とされており、平成24年3月に策定した新病院基本構想の中で、感染症、結核、移植及び精神の各医療分野について位置づけられたものであります。
これらの医療分野は、いずれも当院で取り組んでいる医療分野であり、市民各界各層で構成する基本構想づくり懇談会において、市内及び浜通り地区の医療提供の実情などを踏まえ、新病院完成後も引き続き担うべき医療分野とされたものであります。
新病院における医療機能を発揮するためには、診療機能に応じて、地域の医療機関と患者さんの紹介、逆紹介を行うなど、一定の役割分担を行っていくことが重要でありますことから、今後も引き続き、そうした関係の構築に努めて参りたいと考えております。
(執行部回答)共立病院の経営形態につきましては、当面、病院事業管理者のもと、地方公営企業法の全部適用を維持し、更なる経営改善を進めながら新病院建設に取り組むこととしたところであり、新病院建設後の経営状況等を的確に見極めたうえで、見直しの前提となる環境条件や必要性の有無等について判断して参りたいと考えております。
(執行部回答)新病院建設の概算事業費につきましては、諸条件の確定によって変動することとしておりましたが、基本計画の中で一定の試算を行い、造成工事費や進入路整備等の不確定な事業費を除き、約227億円としたところであります。
しかしながら、その後の変動要因として、診療機能の更なる充実に向けた施設構成の調整を行ったほか、消費税アップへの対応、さらには、特に被災地において深刻な状況となっている資材不足や建設作業員の不足への対応が必要となっている状況から、コスト削減の努力をしておりますものの、事業費の増額は避けられないものと考えております。
(執行部回答)現時点で、工事期間中の外来用駐車台数について、定量的にお答えすることは困難でありますが、工事期間中は、現在の駐車スペースが大きく低減することになりますことから、可能な限り駐車スペースが確保できるよう、現在、施行区域の調整や職員駐車場の活用方法をはじめ、敷地外の臨時駐車場確保に向けた関係者との調整、さらには、診療予約時間の平準化等の対応策について、総合的に検討を行っているところであります。
(執行部回答)新病院の敷地内には、これまでにない、バスの乗り入れが可能な歩・車分離型の通路や収容台数の大きい駐車場を整備するほか、防災スペースとして活用できる植樹帯や、医師住宅、院内保育所など職員福利厚生施設等を整備することとしております。
議員お触れの施設につきましては、詳細は明らかではありませんが、一般的には相当な面積を要すると考えられますことから、敷地内に当該施設の整備スペースを確保することは困難であると考えております。
具体的には、一つとして、懇談会の設置や市民意識調査及びパブリックコメントの実施など、幅広い市民の皆様の意見を反映させるための「市民参加の視点」、二つとして、地域医療機関との共立病院との連携を軸とした「連携の視点」、三つとして、懇談会の公開や検討資料の公表など、広く情報の発信・共有を行いながら、市民参加や連携の取組みを進める「情報共有の視点」などであります。
こうした方針をもとに策定した基本構想に基づき、日々患者さんに接している現場の医療スタッフの意見の反映にも努めながら、これまで、基本計画及び基本設計の取組みを進めたきたところでありますので、ご理解を賜りたいと思います。
ア 歴史的な史跡公園として、ご所見を伺います。
(執行部回答)磐城平城は、鳥居忠政公により慶長8年(1603年)に築城されて以来、明治元年の落城まで260年余りの歴史を持つ本市の貴重な歴史的資源の一つでありまして、平城にまつわる歴史を後世に伝える重要性を十分に認識しているところであります。
また、市民有志による「磐城平城史跡保存の会」等が発足し、シンポジウムが開催されるなど、磐城平城の歴史理解を深める取組みが行われているところであります。
しかしながら、歴史公園の整備にあたりましては、整備区域や埋蔵文化財などの関係法令との調整、さらには、土地所有者や周辺の方々のご理解など解決しなければならない課題も多くありますことから、これからも引き続き、関係資料等の収集を図るとともに、市民各界各層の皆様のご意見等をいただきながら、調査・研究を進めて参りたいと考えております。
(執行部回答)磐城平城本丸跡地である物見が丘の文化財としての価値につきましては、現在、目に見える遺構はなく、地下の遺構につきましても、発掘調査等が実施されていないため文化財として保存する価値が有るかどうかを判断することは困難な状況であります。
文化財として公有化の検討をする場合としては、文化財としての価値が明らかであり、且つ、保存すべきものであると判断された場合であるち考えておりますので、現在のところ、物見が丘につきましては、これに当てはまらないと考えております。
http://www.youtube.com/watch?
(執行部回答)あらゆる機会を捉えながら、本市の状況を国内外へ広く発信していくことは、本市のまちづくりを進める上で重要なことであると認識しております。
このような考え方のもと、適時適切に情報発信を進めて参りますが、特に、情報発信にあたっては事業の構築が必要となる場合には、事業実施の要件などを精査し、また、実施体制や費用などについて、十分に検討を行いながら、これらを総合的に勘案して、効果的かつ効率的な取組みをなるよう、磨き上げたうえで、積極的な情報発信に努めてまいりたいと考えております。
注)上記内容は、議場内でのメモをもとにテキスト化したものであり、内容が正確でないおそれがあります。公式記録については、 議会事務局HPをご確認くださるようお願い致します。
○副市長 宮崎典男氏 59歳 新潟大学卒 (現)いわき建設事務所長
○教育長 吉田尚氏 58歳 立命館大学卒 (現)いわき市立中央台南中学校長
○監査委員 木村清氏 61歳 早稲田大学卒 (元)市役所総務部長
実は「いわき市副市長の定数を定める条例」というのがあり、副市長の定数は、2人とされています。すなわち前市長の時代から今まで、副市長は1名しか選任されていませんでしたので、市条例違反の状態が続いていたんですね(少ない分には、まあ、問題ないんですが)。これで条例違反が解消されたことになります。また清水市長は、副市長職を増やしたいというお考えをお持ちとの噂ですが、そのためには条例の改正(議会の多数決必要)が必要になります。
なお教育長人事は、正確には教育委員会委員の選任のみです。その教育委員会委員同士の互選で教育長が選出される(教育と政治の分離のため、市の関与なし)のですが、事実上、教育長の任命といってよいと思います。
次回議会は11/28からと決まりました。先のようですが、議案説明会や平成24年度決算の承認手続き、各種委員会等があり、日程はタイトです。それに加えて当方の市政懇談会を3回、開催しますのでその準備に追われそうです。
<市政懇談会のご案内は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/33695145.html
<参考 >
いわき市副市長の定数を定める条例
5番 失敗の本質 吉田実貴人
ただいまより、10月定例議会初日に行われました市長提案要旨説明について質疑を行います。
1. 「医」、すなわち医療に関して
1点目、国・県と連携する効果的な医師確保策について
市長から医に関して、国・県と連携し、効果的な医師確保策を講じるとの発言がありました。
ア 国・県と連携すると、なぜ医師が確保されるのか伺います。
(執行部回答)医療の確保については、医療法により国が基本的な方針を定め、県がその方針に基づき、地域の実情に応じて、県医療計画として医療提供体制の確保を図るための計画を定めることとされております。
医療提供体制の確保については、一自治体のみで対応することは困難でありますことから、効果的な医師確保策を推進していくためには、国・県と緊密な連携を図ることが重要であると考えております。
イ 効果的な医師確保策の実施により、市としていつまでに何人確保したいかの目標を伺います。
(執行部回答)厚生労働省の平成22年の医師・歯科医師・薬剤師調査によれば、本市の人口10万人あたりの医療施設従事者数は、160.4人であり、全国平均219.0人、県平均182.6人を大きく下回っている状況にあります。
市としましては、まず震災前の慢性的な医師不足の状況を解消する必要がありますことから、県の人口10万人あたりの平均医師数182人を当面の目標としているところであります。
2点目、いわき市地域医療協議会の会長就任について
市長から、救急医療の充実に向けた課題等に対応するため、いわき市医師会・いわき市病院協議会・いわき市の3者で構成するいわき市地域医療協議会の会長となるなど、私が先頭に立って、地域医療体制を早期に立て直して参りたい、との発言がありました。
市長が会長となることによって、いわき市医師会・いわき市病院協議会に対してどのような指導力を発揮され、先頭に立って地域医療体制を早期に立て直しいくのか具体的に伺います。
(執行部回答)市地域医療協議会は、これまで副市長が会長を務めて運営して参りましたが、本市が真に復興していくためには、医療の復興は重要でありますことから、今後は、市長が会長となり、先頭に立って、市内医療関係者との連携を図りながら、医師の招聘や救急医療の充実・強化に向けた取組みを推進していくこととしたものであります。
2. 観光イベントの開催について
1点目、着地型観光イベント等について
市長から、風評被害を打開するため、市主導による着地型の観光イベントの開催や各種大会及び会議等の誘致に努めながら、交流人口の回復・増大を図るとの発言がありました。
ア 着地型観光イベントとは具体的にどのようなイベントを指すのか伺います。
(執行部回答)着地型観光イベントとは、市やいわき観光ビューローなどの関係団体、市民団体等が開催する地域資源を活かした既存のイベントであり、これらイベントを、市が中心となり有機的に連携させながら、年間を通し、市内全域を会場に見立てて、「(仮称)いわきサンシャイン博」として、プロモーション活動を展開することとしております。
イ 各種大会及び会議等の誘致活動を、誰に対してどのようなアプローチで行うのか、具体的に伺います。
(執行部回答)各種大会や会議等の誘致につきましては、県の補助制度に加え、本市独自の補助制度を創設するとともに、会議の開催が可能な施設等を掲載したパンフレット等を作成したほか、それらの内容の周知を図る「誘致推進員」を設置してきたところであります。
今後におきましても、市長を先頭に、経済団体等とも連携を図りながら、国・県、学会、企業、団体等へ働きかけ、誘致の推進に努めて参りたいと考えております。
2点目、市主導で観光イベントを開催することの意義について
市民の血税を使って、観光イベント開催や各種大会及び会議等の誘致活動をした成果を、どのように測定し検証しているか伺います。
(執行部回答)観光イベントの開催や、各種大会・会議等の誘致により、多くの方々が本市を訪れていただくことになるため、地域の安全性や魅力の発信、風評の払拭、観光関連産業の再生、ひいては、地域経済の活性化につながるものと考えております。
したがいまして、これらイベント等の誘致の効果については、観光交流人口の推移等をもって把握して参りたいと考えております。
1. 医療(全文)
医に関しましては、本市の人口に対する医師数の割合は国や福島県と比較して低いことから、国・県と連携し、効果的な医師確保策を講じるとともに、救急医療の充実に向けた課題等に対応するため、いわき市医師会・いわき市病院協議会・いわき市の3者で構成するいわき市地域医療協議会の会長となるなど、私が先頭に立って、地域医療体制を早期に立て直して参りたいと考えております。
2. 産業育成
再生可能エネルギー関連産業の集積を図る。蓄電池・原発廃炉・ロボット産業等に力を入れる。
3. 住宅
住宅用地の供給量を増やす。市街化区域内の農地転用や、市街化調整区域の見直しを行う。
4. 復興
災害公営住宅・震災復興土地区画整理事業・防災集団移転促進事業・復興特区・各種助成制度を活用する。
5. 原発事故
1Fの5.6号機のみならず、県内すべての原発の廃炉を目指す。近日中に自ら現地視察を行い、状況を確認する。住宅除染を進め、健康管理対策を行う。
6. 風評被害対策
風評被害を打開するため、農産品の検査態勢の一層の充実強化と安全・安心ないわきブランドの発信などに取組み、風評に負けない農林水産業の復活に取り組むほか、市主導による着地型の観光イベントの開催や各種大会及び会議等の誘致に努めながら、交流人口の回復・増大を図る。
7. 双相地区からの避難者
避難元の町村長と話し合う。ふるさとに帰還できるまで、本市での生活を可能な限り支援する。
8. 市立総合磐城共立病院(全文)
浜通りの中核病院として大きな役割を担う総合磐城共立病院につきましては、市民の皆様に、将来にわたり、安全・安心の医療を提供していくため、高度・先進医療や救急医療などの更なる充実を図る必要があることから、またとない福島県地域医療復興事業補助金を有効活用して新病院建設に取り組むべきものと、直ちに判断いたしました。また、経営形態のあり方につきましては、私は、市長就任以来、様々な視点から熟慮を重ねて参りましたが、市病院事業中期経営計画に基づく各種取組みの着実な推進により、昨年度においては、平成12年度以来、12年ぶりに黒字決算となるなど、経営状況に一定の改善が見られることを評価するとともに、次年度に予定される地方公営企業会計制度の大幅な改正なども見据えて、当面、病院事業管理者のもと、現行の地方公営企業法の全部適用を維持し、経営改善に向けた更なる取組みを進めていくこととしました。
9. その他
子育てに関する施策を一元的に担う新しい組織の設置、出産祝い金制度の創設、学校司書及び放課後児童クラブの拡充等を進める。
また、10/10付で任命された特別職の就任挨拶がありました。
・上遠野洋一副市長(新任):市長の指示の下、全力で取り組んで行きたい。
・平則夫病院事業管理者(再任):浜通りの中核病院として高度医療・医療サービスを安定的に行っていきたい。
なお、教育長の席は、先任の辞職後、任用がまだですので空席のままです。一方、水道業管理者については、先任の辞職後、職務代行として三浦広太郎水道局次長が水道事業管理者として議会に出席されていました。市役所内で、対応が分かれるのは異例のことです。
議会初日終了後、NHKをはじめとする報道陣が、清水新市長を取り囲み、主に市立総合磐城共立病院の建替え問題についての質疑を行っていました。清水新市長は、市長選時には、同病院の拙速な建替えには否定的な考え方を示し、経営体制を改善することが先決で、建設場所や時期についてはそれから考えるべきと主張されて当選された方です。初登庁から1ヶ月も経ずに「新病院建設に取り組むべきものと、直ちに判断」したのは、波紋を呼びそうです。
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ふるさとの福島県いわき市で、市議会議員として活動しています。いわき市は、震災後、複層的な問題が山積しています。公認会計士・一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 認定 アンガーマネジメントファリシテーターとしてのキャリアを生かし、フレッシュな視点で問題点を洗い出し、解決策を提案していきます。