吉田みきと ほぼ毎日ブログ

「死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。 生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。」 吉田松陰・高杉晋作語録   「金もいらぬ、名誉もいらぬ、命もいらぬ人は始末に困るが、そのような人でなければ天下の偉業は成し遂げられない。」 西郷隆盛・山岡鉄舟語録

沖縄

海上保安庁@石垣島 尖閣諸島を守る最大戦力

龍馬プロジェクトとメンバーと一緒に、石垣島の海上保安庁を視察させていただきました。実は、領海侵犯が続いている、あの尖閣諸島の住所は、沖縄県石垣市。石垣本島から110kmも北西にある、普通の船で片道5時間近くかかる絶海の孤島です。その尖閣諸島に、毎週のように定期的に中国の公船(中国政府管轄の船舶)が、日本の領海侵犯を繰り返しています。その領海侵犯を防ぎ、外国船を領海から追い出すために、海上保安庁の巡視艇が常時、尖閣諸島で警戒態勢を敷いています。この平和そうな青い海の110km先には、日々、国境をめぐる攻防戦が続いているんです。

<中国海警China Coast Guardが領海侵犯している動画は、コチラ(海上保安庁提供)>
https://www.youtube.com/watch?v=IlIIk_LQ7bI
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尖閣諸島警備のための海上保安庁の巡視艇の基地が、ここ石垣島にあります。現在、10隻近い巡視艇が配備され、常時5隻以上が尖閣諸島付近で警備行動をしています。全隻稼働しないのは、乗組員の交代・休憩が必要なことと、船舶の整備、さらには尖閣諸島まで片道5時間かかること。いったん航海に出ると、1週間以上も基地に戻ってこないこともあるそうです。ちなみに尖閣諸島には、寄港するための桟橋や港湾設備がなく、舟だまりもないため、24時間、完全に洋上での活動になります。石垣市はこれらの整備を要望していますが、さまざまな理由により、整備に至っていません。

いまの体制でも、舟の数では、中国の台頭に対抗できないため、これからの大型船の配備を目指しているそうです。

<配備予定の「あきつしま」6500トン級は、コチラ>
https://www.youtube.com/watch?v=CWf9Pm0scz0

<尖閣諸島の不都合な真実 中山義隆著は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/53696028.html
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領海警備であれば、実力組織である海上自衛隊の業務範囲では?という疑問がありますが、さにあらず。海上自衛隊が前線に出れば、中国共産党に軍事行動として中国海軍を出す口実を与えることになってしまいます。あくまでも、海上保安庁は軍隊ではなく、陸上でいう警察組織です。ここに海上保安庁が活動すべき理由があります。

<1対1のマークでにらみ 海保、中国船4隻に並走は、コチラ>
https://www.youtube.com/watch?v=IBvfNgatJhU
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とはいえ、中国共産党の支配下にある中国公船は、中国公船が日本の領海を侵犯する事態が、毎月2-3回、年間20-40回近く発生しています(台湾の漁船の領海侵犯もあり)。そのため、現在、海上保安上が常時、現地に5隻以上の巡視船を出して、公船や漁船を領海内から出るよう警告をしています。2010年に問題になった船舶の体当たりのような不測の事態が発生しないよう、最新の注意を払って活動しているそうです。ほぼ、毎月、毎週のことなので、事情はすぐそこまで緊迫しています。

<中国公船に対応する海保巡視船=日本領海に侵入する中国海洋監視船は、コチラ>
https://www.youtube.com/watch?v=8uL77Orz0QQ
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今回初めて知ったことが、2012年に中国海警局が人民武装警察部隊(武警)に編入されたこと、です。これって、日本にあてはめれば、海上保安庁が、海上自衛隊の下部組織になったようなものです。軍事組織の一部になったことで、緊張の度合いが、さらに1ランク高まったことは間違いないと思います。

<中国機が東シナ海で警戒監視中の海自護衛艦に接近は、コチラ>
https://www.youtube.com/watch?v=o84Fvo3sL6Q
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ナザレンコ・アンドリー著の自由を守る戦いによれば、世界中では、ウクライナのロシア侵入をはじめとした、現実の「戦争」が現在進行形です。「経済力」と「軍事力」の両方を備えなければ、自国を守れていない現実があります。

残念ながらいまの日本人の中には、自由で安全に生活できるのは、日本が独立国家を保っているおかげである、という至極当たり前なことを認識していない層がいます(世界の現状を知らない)。さらに踏み込めば、敵が攻めてきても戦わないで白旗を上げたら、物理的な損害を受けないで済むとまで、考えている層がいます(これまでの歴史を知らない)。

尖閣諸島という最前線で、重いプレッシャーの下、専守防衛に徹し、国民の生命と財産、国益を守ってくれている海上保安庁の方々に、足を向けて寝られません。

<自由を守る戦い ナザレンコ・アンドリー著>
http://www.mikito.biz/archives/53763752.html

ゆいレール 日本最西端・最南端の駅

ゆいれーるは、2003年に開業した、沖縄県唯一の鉄道路線です。といってもモノレールで、市街地を高架で、くねくねと結んでいます。正式名称は、沖縄都市モノレール線。那覇空港(主要アクセス)ー国際通り(中心地)ー首里城(観光地)を結んでいるので、県外観光客にとっては、とても便利な交通手段です。それだけでなく、地元利用率もかなり高いことが、意外でした。経営的には、一時期、赤字のときもあったようですが、インバウンド需要が伸びたこともあり、現在は安定しているようです。こういった交通インフラは、地方都市には必須であることを体感。

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カラフルなラッピング車が運行されていて、面白い。

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市街地部分は高架なので、眺めは良いです。

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市街地を蛇?のように蛇行して敷設されたモノレール路線は、東京・新橋のゆりかもめ以上に、曲がりくねっています。

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日本最南端の駅は、終点の那覇空港駅にあらず、「赤嶺駅」。日本最西端の駅が、「那覇空港駅」。
実はお隣の駅でした。

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モノレールの運賃は、そう安くはない。那覇空港と首里城を往復するだけで700円近くするので、観光客は一日乗車券700円がオトク。この一に乗車券で、首里城の入場料金が、割引になります。

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横並びのシートには、詰めて座れるような工夫がありました。

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陸上自衛隊与那国駐屯地を視察 壮絶!

龍馬プロジェクトのメンバーと、陸上自衛隊のキャンプ与那国を視察させていただきました。与那国島は、日本最西端の島ですが、2016年から、南西諸島海域における中国の軍事的脅威に対して、日本の離島防衛態勢の強化を目的として、レーダー基地部隊が常駐しています。沖縄本島から500キロ、石垣島から127キロもありますが、台湾との距離は111キロしかありません。那覇には米空軍基地もあり、F-16をはじめとする強力な航空群がありますが、500キロも離れていると、ここまで守りには来てくれない。映画化された「空母いぶき(かわぐちかいじ原作)」のストーリーでは、中国海軍は東シナ海から太平洋に進出するために、宮古水道を狙う。そのためにまず尖閣諸島と与那国島を占領し、与那国島の「島民と自衛隊の隊員を拘束」し、その開放と引き替えに日本の領土を要求するというものでした。そんな最前線の基地は、どんな状況だったのでしょうか。

ちなみに、与那国駐屯地のマークは、旭日旗と南十字星を背景に、与那国島の伝説の女酋長サンアイ・イソバが、弓を引き、鏑矢を放とうとしている姿。女性が基地マークになっているのは、とても珍しいそうです。

<靖国神社正式参拝 龍馬プロジェクトは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/53522691.html
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基地内はもちろん写真撮影禁止ですが、海上から基地全体を遠望することができます。白壁にオレンジの屋根は、リゾートホテル然としていますが、これら建物全体が、陸上自衛隊与那国駐屯地です。およそ150人の隊員が常駐し、家族とともに島内に住んでいます。驚いたのが、配備されている部隊が、いわゆる「国境警備隊ではない」ことです。実際には、「通信情報隊」「与那国沿岸監視隊」らがメインなんです。これら部隊はミサイル等の重火器を持たず(もちろん警備用の小火器はある)、部隊の役割は、敵の航空機からの通信や水中の潜水艦の状況を、最前線のレーダー等で素早くキャッチし、本部へその情報を送ること。上陸する敵の撃退をメイン業務としていないということは、衝撃的でした。「空母いぶき」のストーリーでは、敵の上陸部隊に自衛隊員は、あえなく拘束されることになっていましたが、本格的な対抗武器を持たずに基地に常駐する隊員の心は、いかばかりでしょうか。本土基地の隊員ももちろんですが、与那国島駐在150人の隊員の「覚悟」は、尊敬に値すると思います。

基地内をご案内いただきましたが、孤島での勤務は想像以上に、大変だということがわかりました。自衛隊に限らず、島民も、本土とは全く違う環境にあります。
・物資は基本的に石垣島を往復するカーフェリー(週2便、5時間の航海)に依存しており、欠航すると極端に物資が不足する
・モノの値段が、全般的に高い。
・島内には、娯楽施設がない。
・島内には、コンビニがない。商店も数軒だけ。
・amazonで注文しても、配達まで2週間以上かかる
・本格的な病院がないので、救急時には石垣島の海上保安庁のヘリ出動要請しなければならない
・塩害のため、機器の点検補修頻度が高い

<尖閣諸島の不都合な真実 中山義隆著は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/53696028.html
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基地内の隊員食堂で、隊員の方々と一緒に昼食を頂きました。この日の献立は、
・与那国まぜそば
・ジューシー(沖縄風炊き込みご飯)
・餃子
・白菜の酢ゴマサラダ でした。

常時、体を鍛えている隊員向けにボリュームいっぱいの量でした。本土にある基地と比べると、いろいろな処遇がキビシイ離島勤務ですが、食事面だけでも隊員の活動に報いようとする、陸上自衛隊の心意気が感じられました。

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与那国馬 天然記念物 意外に小さい

与那国島にだけ生息する、与那国町の天然記念物の与那国馬。日本在来馬8馬種のひとつだそうで、島内で、現在130頭がいます。いわゆるポニーに分類されるらしく、成馬でも、カワイイ。人が近寄っても、全く動じない(笑)。

<日本国最西端の地 与那国島は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/53693049.html
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東崎(あがりさき)地区には、基本的には、自然な形で放牧されていて、柵はなく、開放的。ここから、天気の良い日には、東方に西表島を見ることができるそうです。

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昼顔が群生していて、キレイでした。

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近くの、軍艦岩(サンニヌ台)。軍艦というより、潜水艦が浮上してきている姿、そのもの!岩にあたって砕ける白波が、さらに潜水艦浮上シーンを演出していました。

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島の南東部の海岸にそびえ立つ、立神岩(たちがみいわ)。その昔、海鳥の卵を取ろうと、この岩に登って下りられなくなった若者がおり、神に祈りを捧げて眠りについたところ、眼を覚ましたら無事に戻れていたという伝説があるそうです。それよりも、男性のシンボルそのものではないでしょうか・・・

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与那国島の黒潮源流塩 甘い?

日本最西端の島、与那国島の製塩会社が、与那国海塩さん。工場兼直売所にお邪魔しました。実際に、与那国の海水を、薪で煮詰めて、その結晶を取り出して、自然塩として製造・販売していらっしゃいます。巨大なステンレスタンクに、1トンもの海水を入れ、それを下の釜から、薪を焚き、10日間も煮詰めていくという製法。実は、先代がもう会社をたたもうというときに、若者がこれを引き継ぎたいと申し出て、工場施設と製造ノウハウを引き継いたとのこと。汗だくで、煮詰めていく作業風景は、「額に汗して働く」という言葉そのものでした。

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与那国島の空港の反対の南にある、比川(ひがわ)地区の集落内にある、工場兼直売所は、かなり質素な建物で、ナビがないとたどり着けない。

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黒潮の源流に浮かぶ日本最西端の与那国島近海の透明度抜群の海水を汲み上げ、伝統の平釜製法で丁寧にじっくりと手作りした塩です。塩分濃度が高く、汚染によるプランクトンの発生のない黒潮源流は 塩作りにはこの上ない条件です。昔ながらの製法を尊重しつつ 汐汲み等の重労働を機械化し ミネラルと微量元素を豊富に含む 「昔の味の塩」 を目指しています。
(以上、黒潮源流塩さんのHPによる)

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直売所でも塩を買うことはできますが、今の商売は、ほとんどネット通販での売上げだそうです。離島で製造する塩とはいっても、買い手は、東京をはじめ全国のネット消費者たち。先代は、販売先で相当苦労されたと思いますが、2代目の若者はネットを駆使して、アナログな商売をやっていました。これが、今の離島・田舎のビジネスの基本形かもしれません。

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与那国島の「海響」という数少ない居酒屋さんで使っている塩は、全て与那国産だそうです!!!

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日本国最西端の地 与那国島

日本最西端の島、与那国島に行ってきました。その西の崖の端に、日本国最西端の地の石碑があります。空路は、石垣島からしか定期便(35人乗りのプロペラ機)はありません。

安全保障上重要な位置にあるため、2016年に陸上自衛隊の与那国駐屯地が開設されて沿岸監視隊約160名が配備されています。かわぐちかいじ氏のマンガ「空母いぶき」のストーリーでは、与那国島のレーダーが破壊され、中国軍に与那国島を占領されることからはじまります。現在の中国軍の動きの現状や自衛隊の活動を視察するために、与那国駐屯地を見せていただいてきました(写真は撮影不可)。ここの部隊は、沿岸監視隊といって、レーダーや無線等を傍受し、外国軍の動きを早期にキャッチし、陸上自衛隊本部に報告するというもの。よって、警備のための小銃等はあっても、ミサイル等の重火器は持っていません。なるほど、かわぐちかいじ氏のマンガ「空母いぶき」は、よく取材しているなあ。

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与那国島は、那覇まで500km超、同じ八重山諸島の中心である石垣島まで117kmです。一方、台湾まで111kmと、外国のほうが距離的には近い。天気が良いときには、台湾の花蓮地区が見えるそうです。

琉球王国に支配される以前は、サンアイイソバという女首長が支配し、完全に独立していたそうです。その後は、琉球王朝、薩摩藩への編入、琉球処分で沖縄県となり、台湾との密貿易で栄えた時期には、2万人が島内に居住していましたが、現在は、1680人だそうです。

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丘からは島内第一の商業・漁業港の久部良港。生活物資のほとんどは、一週間に3回程度やってくるカーフェリーに依存、そのため、生活物資は高く、フェリー欠航もたびたびあり、決して住みやすいわけではありません。amazonの無料サービスの対象ではありますが、注文から配達までに2週間以上かかることも、ざらだとか。

自衛隊の装備も、基本的にはフェリーに依存。買い物も制限されるし、娯楽施設はかぎりなく少ない。離島ならではの不便性は、実際に、ある。

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与那国の一大イベントとして、国際カジキ釣り大会があります。毎年7月に開催されるそうです。

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「日本最後の夕日が見える丘」の石碑が、久部良集落の北方海岸沿いにありました。確かに、この地点が、一番西に位置しているので、日本で最後まで夕日を見れるポイントですね。


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 「日本最後の夕日が見える丘」から、「日本国最西端の地の石碑」がある岬を眺めました。手前が久部良港です。晴れ渡った青い空と白い雲、沖縄ブルーの海が、とても映えていました。

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尖閣諸島の不都合な真実 中山義隆著

中国が領海侵犯を繰り返している石垣市の中山市長の本。中山市長は、現在3期目で、石垣への自衛隊配備に前向きで、実際、ミサイル防衛システムのPAC3の配備を政府と交渉、実現しています。尖閣諸島に関しても、日本の実効支配を高めるために基地整備をすべき、との主張です。一自治体の市長でありつつ、国全体の国防のことも考え、現実的な解決策を提案し、行動していく市長だと感じました。

尖閣諸島は明治時代に日本領となり、アホウドリの猟が行われ、人も住んで産業もあった。中国や台湾がその領有権を主張したのは、付近の海底資源がありそうだとの報告がなされた1970年代以降。いま、中国は、中国共産党海軍が東シナ海から太平洋へ抜けるための航路として、日本の与那国・石垣・宮古を支配したいという意図は、ありありです。

現在は、中国・台湾の漁船だけでなく、中国公船が日本の領海を侵犯する事態が、毎月2-3回、年間20-40回近く発生しています。そのため、現在、海上保安上が常時、5隻以上の船を出して、公船や漁船を領海内から出るよう警告をしています。日本の漁民もそんな場所までは、燃料と時間をかけて行きたくないので、事実上、日本の漁場が奪われてしまっています。

これを解決して行くには、現在は、桟橋もなく上陸もできない状態ですが、日本が自国領の実効支配のレベルを高めていくしかないでしょう。具体的には、船だまりや慰霊碑の整備・中国からの漂着ゴミ処理・増えすぎたヤギの駆除等の環境の回復・学校教育をすることだそうです。

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尖閣の島々はどういう経緯で日本に属しているのか、どうやって守っていけばいいのか、中国の脅威が続く中で、極左勢力が強い沖縄の現状等が、さすが現場自治体の市長としてわかりやすく、かつ熱意を持って書かれています。一方、「国家観や歴史観を持たずに選挙のテクニックだけで政治家になった方が多いように感じます」といった政治家としての、鋭い観察眼も。

・第1章「尖閣諸島は石垣島に属する」
・第2章「中国は尖閣諸島を侵略する」
・第3章「尖閣諸島の実効支配を急げ」
・第4章「尖閣諸島が握る日本の未来」

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中山市長は、とても気さくかつ、将来の日本に対して情熱をお持ちの方でした。こういう方に市の舵取りを任せている石垣市民の観察眼は鋭い。


 

石垣島のさしみ文化

沖縄の食べ物というと、ゴーヤチャンプルーとか豆腐ようとかソーキそばが想起されます。しかし実は、石垣島には大きな漁港があり、(当然)海に囲まれているので、近海魚は取り放題。朝穫った魚が、午前中に店頭に並ぶという新鮮さ。だからこそ石垣島内には、鮮魚店がたくさんあるんです。さらに、その特徴は、お持ち帰りの中食用に、おかず状態で販売されているところ。

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やはり、熱帯系のお魚が多いですね・・・

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どのお店でも「さしみ」(なぜか、ひらがな)をパックで提供していて、

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まぐろ・メカジキ・カツオが中心でした。

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なぜか鮮魚店に、天ぷらが。聞いてみると魚のすり身をもとにした天ぷらが多いのだとか。

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鮮魚店なのに、なぜかサーターアンダギーも。

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試しにカツオのタタキを買ってみました。一パック千円という、わかりやすい値段設定。お箸と醤油を付けてくれました。南の魚は、身が引き締まっていないという、勝手なイメージがありましたが、さにあらず。新鮮でした。

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竹富島の海

沖縄の石垣島から、定期船でたった10分の離島が、竹富島。赤煉瓦の集落で有名ですが、海の透明度も抜群です。とても有人の島だとは思えません。下の写真は、かつて使われていた西桟橋。普通のコンパクトカメラで撮影したものですが、まるで写真家になったよう。

<竹富島の赤瓦集落が保たれる理由は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/53284383.html
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浅瀬では、ずっと先まで海底の白砂を見ることができます。当然、泳いでいる小魚も!無人のビーチを貸切状態で泳げました。

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石垣島にはたくさんの観光客が訪れますし、竹富島の赤煉瓦の集落までは観光客が来ても、西桟橋やコンドイビーチで泳ぐ人はあまりいないようで、ほぼビーチは貸切状態!

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とても日本とは思えない・・・ここは、グレートバリアリーフ?

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竹富島にも、たくさんの観光客は訪れますが、訪れるスポットが特定されているみたいですね。

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島の外周を一周できる、生活道路を、レンタサイクルを借りて走ってみました。たまに大型の観光バスがとおるくらいで、ほぼ車も人も見かけませんでした。コンクリート舗装はされていますが、風雨でかなり劣化していましたが。これも離島対策の国の特別予算で作られのだろうと推測します。国の補助金で作られた、沖縄の豪華なハコモノがよく批判の対象となりますが、こういった離島の生活道路や桟橋等のインフラを整備するのは、理にかなっている。

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「注意 ビーチ以外水着、半裸姿での移動は御遠慮下さい」の張り紙を、複数箇所で発見。注意しなければならないくらい、半裸の観光客がいる、ということでしょうか。住民にとって、外部の人が庭先を半裸で歩いているは、ちょっとやりきれない。

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石垣島からたった10分の竹富島ですが、竹富町という別の自治体です。水道や電気は、石垣島から海底ケーブルで供給されています。さらになんと、竹富町役場は、石垣島にあるという、冗談みたいな話。合併話はかつて真剣に議論されたようですが、結局は竹富町が反対して、現在に至っています。

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石垣島トライアスロン 参加者は東京都民

今年春にエントリーした石垣島トライアスロン。おきぎん経済研究所の調査によれば、その2009年の経済効果は、直接効果(支出額)で3億6000万円、間接効果も含めた経済波及効果は6億1900万円とのこと。すごい金額です(なお、いわきサンシャインマラソンの経済波及効果も6億円を超えていますから、負けていません)。

<サンシャインマラソンに伴う経済波及効果は、コチラ>

大会主催者は日本トライアスロン連合(JTU)ですが、石垣市も1400万円を超える補助金を支出してます。企画及び予算の確保は行政が行い、実行は民間団体へ委託する形です。行政は道路規制や公共施設利用で大会運営に協力。石垣市議会で、高額な補助金を出すことに異論もあるようですが、高い経済効果が見込める以上、開催が継続しています。

さて、石垣島トライアスロン2019に参加してみて感じたのは、島外からの参加者がほとんどだったことです。大会参加者名簿をもとに、住所地を集計してみました。なんとトップは東京都!参加者950名のうち、303名と3割を超えています。ちなみに、地元沖縄県からは162名の参加。

<石垣島トライアスロン2019 51.5km完走!は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/53284337.html
都道府県別参加者数

参加登録の都道府県上位は、①東京、②沖縄、③大阪、④神奈川、⑤愛知です。福岡が10位に入るくらいで、九州・四国からの参加者は、ほとんどいないことがわかります。開催地までの距離は、参加動機に関係がないんですね。

上位参加県からは、100%全員が、石垣島島内のホテルへ前泊必要(早朝フライトでもスタートに間に合わないから)ですし、当日の夜もかなりの割合で、石垣島島内ホテルへ宿泊するでしょう。なぜなら大会終了時刻は昼前後ですが、かなり疲れるので、当日フライトは体力的にキツイからです。もうひとつの理由は、完走を祝して乾杯!したいから。実際、トライアスロンをやっている方の動機のひとつが、大会周辺の観光や、夜の食事や飲みという報告もあります。実際、私も石垣島トライアスロン当日は、ゴール後いったんホテルで着替えてお昼寝してから、夕方に石垣島の繁華街に繰り出しました。せんべろというリーズナブルな居酒屋(といっても千円で済むはずがない)で、初対面のトライアスロン参加者と打ち解けて一緒に呑んで、とても楽しい夜を過ごしました。

①東京、②沖縄、③大阪、④神奈川、⑤愛知から参加した方のお財布の紐は、とても緩んでいます。そもそも往復の航空券を支払ってでも参加したいという層にとって、美味しいモノやユニークなお土産には、糸目を付けません(逆に、不味いものやショボいものには見向きもしない)。JTUと早稲田大学スポーツビジネス研究所の調査によれば、トラアスロン愛好家が使うトライアスロン費用は、年間47万円という結果が出ています。ひとつのスポーツに毎年47万円をかけられるような趣味は、そうそうないでしょう。そんなお大尽様が数百人規模で外部から来て、島内でバンバンとお金を使ってくれる。石垣市としても、予算・補助金という公金を投じてでも、この大会を継続する理由がここにありました。

<せんべろ風土@石垣島ヴィレッジは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/53284362.html
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トライアスロンに限りませんが、スポーツツーリズムが他の観光と異なり良いといわれる点は、以下の点です。
1. スポーツを通じて、同じ思い・時間・空間を共有できる
2. 一体感・交流による経験に大きな価値がある
3. 一度出場した選手の多くが地域に愛着を持つリピーターとなりやすい
まさに、1-3を肌で体感した、石垣島トライアスロン大会でした。

730記念碑 右側→左側通行の変更日

730記念碑って、知りませんでした。1978年7月30日が、沖縄において、自動車の対面交通が右側通行から左側通行に変更になったことを記念する碑なのだそうです。石垣島の繁華街の中心部の交差点に、シーサーとともに鎮座していました。41年前の出来事なんですね。当時私は10才前後、当時は沖縄は、事実上米軍統治下でした。赤の道路と青の道路が矢印で、レーン変更されるモニュメントです。

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・戦前の沖縄 自動車は左側通行(日本ですから)
・1945年 太平洋戦争終了後に沖縄を米軍が占領。車両は右側通行に変更
・1972年 沖縄の本土復帰
・1978年 左側通行に戻すことが決定

沖縄戦で全土が艦砲射撃を受けているので、戦後の交通インフラは米国主導で作られたことは理解できるのですが、それを一から変えるという選択は、相当の混乱が引き起こされるおそれがあり、「730キャンペーン」という周知運動をした結果、無事、一夜にして変更を完了させたようです。いずれにせよ、たった40年ちょっと前まで、日本でなかったという事実を改めて、認識させられたモニュメントです。

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石垣島の商業の中心地730コートと、その前にある730記念碑。本土の人間には、あまり記憶にない7月30日ですが、沖縄の方にとっては感慨深い7月30日なのだと、学びました。

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生きてるユーグレナ、見れます!!!

ユーグレナは、藻類の一種であるミドリムシの学名。これを会社名にしているのが、株式会社ユーグレナ。ミドリムシを研究開発し、大量生産し、販売しているバイオベンチャーです。ミドリムシは、植物と動物両方の性質を持った微細藻類で、植物のように光合成を行い栄養分を体内に溜め、動物のように細胞を変形させて動くという、不思議な微生物。そのため植物と動物の栄養素を合計59種類も含有しています。その会社が直営しているのが、石垣島のカフェ「euglena GARDEN」。ここでは、生きて動いているユーグレナの現物を見れます!

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ユーグレナは、微少なミドリムシですから、大量にあれば緑色の藻として認識できますが、単体のミドリムシを見ようとすれば、顕微鏡が必要です。ここでは生きているミドリムシを見れます。顕微鏡を覗くと、たまにちょろちょろと動き回るミドリムシが!

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おしゃれなカフェですが、メニューがミドリムシ一色。普通のランチメニュー・スイーツ・かき氷もありますが、ドリンクに目をやると、ミドリムシの緑汁・ユーグレナゴーヤスムージー・ユーグレナトロピカルスムージー等が並んでいます。

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こちらが、ミドリムシの緑汁。ミドリムシを乾燥させ粉末状にしたものを溶かしているそうです。乾燥・粉末化されても、「ユーグレナグラシリス」ミドリムシは、 59種類もの栄養素を持っていて、ビタミン、ミネラル、アミノ酸に不飽和脂肪酸など、 人間が必要とする栄養素のほとんどをその体に秘めているそうです。

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テイクアウトもできます。1杯にミドル虫5億匹!本当に体に効いたかどうかはともかく、健康になったような気がします。

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株式会社ユーグレナの研究開発・大量生産の拠点が、ここ石垣島にあります。それは太陽光が安定して得られるからだそうです。本拠地である、石垣島にカフェを開き、啓蒙活動しているのは納得感がありました。

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石垣市非核平和都市宣言 なぜ2回も?

石垣市非核平和都市宣言は、1984 年に第1回目が制定され、2011年に第2回目が制定されています。なので、石垣市市民会館前の公園には、2つの平和都市宣言の碑が並んで鎮座しています。ちなみに石垣市はさらに1999年にも、石垣市平和港湾宣言というのを出していて、どんだけ平和を希求する市なのでしょう。

いわき市でも、1986年にいわき市非核平和都市宣言をしていますが、複数回しようとアイデアは、聞いたことがありません。


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<第1回 1984年バージョンの内容>
人類の生存と平和をおびやかす核軍備を人類社会から追放、廃絶させ、真の恒久平和を確立することは、全世界の人々がひとしく希求するところである。しかしながら、通常兵器はもとより、核兵器による軍備拡大競争、並びに世界各地における局地的紛争は依然として続き、世界情勢は一段と厳しく憂慮すべき事態にある。このことは、我々がかつて経験した太平洋戦争の悲劇を忘却した暴挙であり、国際協調と平和を理念とするわが国憲法の精神、並びに地方自治の本旨からして看過できない。従って、平和で豊かな自然文化都市を目ざす石垣市は、わが国憲法の崇高な理念に基づき、非核三原則の完全実施を求めるとともに、平和を愛する全世界の人々と相携えて、すべての核兵器の廃絶を強く訴え、ここに石垣市が永久に非核平和都市建設に邁進せんことを高らかに宣言する。

<第2回 2011年バージョンの内容>
私たち石垣市民は、第二次世界大戦の広島と長崎で原爆の恐ろしさ、悲惨さ、残酷さを知りました。そして、沖縄戦や八重山戦争マラリアでは何十万もの尊い命が奪われたことも決して忘れてはいません。私たち石垣市民は、地球上からあらゆる戦争やテロがなくなることを願い、全ての核兵器の廃絶と世界の恒久平和を希求します。また、人類の存在を脅かす核兵器の開発につながる一切の核実験の禁止を切望し、同時に原発に頼らない社会を実現します。私たち石垣市民は、次の世代も、またその次の世代の子どもたちも安心して住み慣れた土地で幸せに暮せるよう核兵器廃絶を強く訴え、世界一平和で幸せなまちを目指す石垣市から「核廃絶平和都市」を宣言します。

第1回と第2回とでは、平和希求の理念は変わっていませんが、第2回は「沖縄戦や八重山戦争マラリア」「原発に頼らない社会」が、書き加えられています。八重山マラリアは石垣市が当事者なので理解できるのですが、なぜ核と関係ない沖縄戦や、沖縄県内に存在しない原発に言及するのか、腹落ちしない。

調べて見ると、日本非核宣言自治体協議会という団体があり、ここが全国の地方自治体に、非核平和都市宣言の促進、会員登録を推し進めているようです。趣旨は理解できるのですが、非核を目指す活動ならば、(核開発に関して権限がほとんどない日本の地方自治体ではなく)まずは核戦力を有する国に対して、宣言を求める行動を求めるのが第一の筋ではないでしょうか。制定当時も、なぜ2回も宣言を?という市民の声もあったようですが、誰も反対できない「平和の希求」というイデオロギーに押し切られてしまったのでしょうか。

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世界平和の鐘という鐘・ベルも同公園内に設置されていました。報道によると、これは1950年に、宇和島市長の中川千代治氏が、太平洋戦争時に自らが使った軍刀と世界26カ国の貨幣から鋳造した、「世界絶対平和万歳の鐘」を宇和島市の泰平寺に設置したことがきっかけだそうです。これを皮切りに1954にはニューヨーク国連にも高さ100cm、直径60cm、「世界絶対平和祈願」の文字と各国のコインを鋳込んだ「平和の鐘」ピースベルをを贈呈。1961年には、米国ケネディ大統領、ソ連フルシチョフ首相らにもピースベルを贈呈。さらには全世界140カ国の元首にピースベルのレプリカを贈呈していったそうです。これまで贈呈した鐘の数は大中小288個にものぼるそうです。真偽のほどはわかりませんが、それに要する一切の費用は中川さん個人の負担!だったらしいです。

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このWorld Peace Bell 世界絶対平和祈願が刻まれた鐘は、日本の第1号鐘が日本最北端の稚内市に設置され、第2号鐘が1988年にこの石垣市に設置されたとのこと。ちなみに中川千代治氏が代表であった、国連平和の鐘を守る会という団体はいまでも活動を継続しており、娘の髙瀨聖子さんが引き継いでいるそうです。

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石垣島から台湾までたった270km、いわきから東京に行くような距離です。一方石垣から東京は2000km近く離れているんですね。本土・沖縄という違いだけでなく、距離的なものも、

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沖縄石垣島のご当地キャラ ぱいーぐる。八重山の森に住む特別天然記念物のカンムリワシがベースだそうです。実物の着ぐるみもいるようですから、一度お会いしたい(笑)。

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竹富島の赤瓦集落が保たれる理由 竹富島憲章

沖縄県の竹富島は、石垣島から小さいフェリーでたった10分のところにある、人口たった300人の離島。赤煉瓦の沖縄の原風景が、そのまま残っている珍しい島です。また観光用の水牛車もあり、とにかく時間がゆっくり流れています。なぜそんな雰囲気を醸し出せるのか、島民が何で生計を立てているのか考えてみました。

その理由の第一は、竹富島憲章。「売らない」、「汚さない」、「乱さない」、「壊さない」という島を守るための4原則があり、これがあるからこそ、乱開発、リゾート化から逃れることができた。島のオリジナリティが保たれ、その特異性が本土の観光客を魅了し、観光を切り口に、島民の食い扶持を確保しています。実際、船の送り迎えや、宿泊業、レンタサイクル業、レストラン等、島民は何らかの形で観光に絡んだ形で職についているんです。

島内に川がなく、1976年に石垣島から海底送水により竹富島まで上水が供給されるまでは、水に不自由していたので(なんせ、島が小さすぎで川がない)、開発が遅れていたという要因があるかもしれません。1976年といえば、日本が高度成長を迎えていた時期です。そんな時代にも、溜めた水のみで生活していたとは・・・驚愕です。

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その理由のひとつが、島全体がサンゴ礁の隆起によって生じた琉球石灰岩であり、畑作に適した土がない、そのため米作をはじめとした農業が難しい。防風のために、家をぐるりと取り囲む、人の背丈位の石垣(グック)も、100%琉球石灰岩です。道路は、未舗装・白砂敷きです。勝手にそうなっているのではなく、暗黙のルールに従い、年2回浜から新しい白砂を運んで、道と庭に敷きつめるとのこと。そして毎朝、自分の敷地の前をほうきで掃き清めで、この美しさを保っているそうです。

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「竹富島憲章」には細則があり、これが遵守されているので、まちなみが保たれている。

・建物を新築、増改築、修繕する際には、伝統的な様式を踏襲する。
・屋敷の周囲の囲いはサンゴ石灰岩の野面積みとする。
・海水浴場等以外での水着、裸身は禁止する。
・島の歴史、文化を理解し接遇することで、来島者の印象を高める。
・伝統的祭事・行事には、精神的文化を学び、積極的に参加する。
・不動産を売買する時や、建物の新築、増改築、取り壊しを行う時は事前に公民館と調整委員会に届け出る。
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島内には、星野リゾートが経営する宿泊施設「星のや竹富島」がありますが、これが進出してくる際には、島内で大激論があったそうです。結論からすると行政側が、正当な手続きをもって推し進め、承認してきたようです。今でも、その進め方に疑問を持つ島民も少なくない。一方、星のや側も、竹富島の集落とは、隔離された形でリゾート施設を建設し、島民の生活に大きく関わらないというスタンスを持って運営しているため、現在は住民との間で大きな問題にはなっていないようです。

さらに竹富島南西部のコンドイビーチ付近で、リゾート開発をする予定がありますが、こちらは計画に反対する住民の反発があり(計画反対の看板が複数ありました)、これから問題になりそうです。

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中央部にある東、西、仲筋の3集落に入る道路の真ん中には、大木があります。ここが、集落とそれ以外を分け、守護結界となり災いが集落に入ってくるのを防いでくれるそうです。

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竹富島重要伝統的建造物群保存地区の看板。それによると、竹富島の集落景観の特徴は、以下のとおり。
①赤瓦の屋根と、強風により瓦が飛ばされるのを防止するための白い漆喰。方形屋根とシーサー
②屋敷を強風から守るために四方を囲むグック。グックの高さは約1.5m(人の目線を遮る高さ)。玄関部分に、人の視線を遮断するためのマヤカシとう壁設置
③白いサンゴ砂が敷かれた道
④屋敷は琉球王朝の身分制度により、約200坪の広さの土地区画。敷地の中心母屋を建て、その西隣に炊事棟を設置する別棟型民家

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島で唯一の郵便局も、竹富島憲章に従っている伝統的な様式で、まちなみに溶け込んでいました。ちなみに赤い郵便ポストは現役です。

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せんべろ風土@石垣島ヴィレッジ

せんべろは、「1000円でべろべろに酔える」ような価格帯の酒場の俗称です。これまでも昭和の時代からあった業態なのですが、今の時代にあったせんべろのお店が、全国各地で雨後の竹の子のようにできています。しかし本当に、1000円でべろべろに酔えるかどうかは、かなり疑問で、実際にはお通してきなメニュー2品+お酒1本で1000円の価格設定の店が多い。でも、これだけじゃあ、べろべろには酔えないですよね。べろべろというからには、お酒3杯くらいは呑ませてくれないと。

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で、石垣島の中心部石垣島ヴィレッジにある「石垣×福岡 せんべろ風土」は、カジュアルにそれを体現したお店。名前のとおり本店は博多で、このシステムと石垣島の食材を融合させてお店。看板メニューの「せんべろ飲み」(1000円)は、その名の通り1000円でべろべろになれる。好きなドリンク3杯に、日替わり一品が付いてきます。ビール・焼酎・ワイン・カクテルなんでもOK。

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炭火焼きもあります!!!炙りは、ガスバーナーで手間掛けてます!

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客層は老若男女、観光客も地元客も。昼11時から!夜24時まで呑める!のんべえにうってつけ。というか、ダメ人間になりそう(笑)。

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グラスワインのつぎ方がスゴい。日本酒のつぎ方のひとつとして、おちょこの表面張力限界まで注ぎ、かつおちょこから少しあふらせ、かつ下の受け皿にも少し溜まらせるという「もっきり」「盛り切り」「盛りこぼし」というのがありますが、まさにそれ!注がれているワイン、ちょっとこぼれてます!

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アジフライ150円!ほぼスーパーで売っている値段と変わらない。いったいどれくらいの原価率なのか、考えてしまいます。でも毎日、100%満席(に近い)ことを考えると、高原価率をカバーするほどなのでしょう。

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グルクンの唐揚げ380円。このグルクンは、石垣近海で穫れた白身のお魚です。熱帯地域のお魚は、(いわきの潮目の海の魚に比べて)身がぶよぶよして、美味しくないというイメージがありました。さにあらず!当日朝穫りの魚の新鮮度は、凄い!これまでの思い込みを激しく修正させられました。

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夜が更けていっても、お客が減らない。常に満員。ほとんどのお客が、島内からの観光客だそうです。

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夜27時(朝の3時)まで大盛り上がりの、石垣島ヴィレッジ。飲み過ぎでの「路上寝込み」は、石垣島で問題になっているとか。飲み過ぎには注意しましょう。

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日本初!レンタル電動スクーター@石垣島

石垣島では、2018年2月から「GO SHARE」という電動スクーターのシェアリングサービス・レンタル実証実験中。使用されているスクーターは、台湾のGogoro製。電気によるモーター駆動のため排気ガスの排出がなく、エコなバイクです。このゴゴロGogoro という会社には、シンガポールの国営投資会社テマセク・ホールディングス、アル・ゴア元アメリカ合衆国副大統領の投資会社Generation Investment Management、住友商事、パナソニック等の会社が出資しているそうです。電動バイクを開発・販売するだけでなく、電池交換施設の設置・運営も一体的にやっています。そのシステムを石垣島でオペレーションしているのは、e-SHARE石垣(住友商事の100パーセント子会社)。

ちなみにレンタル料は、1時間1000円(パワフルなバージョンもあって、こちらは2000円)。ヘルメットも無料で貸し出し。運転には原付免許もしくは普通自動車免許が必要です(50ccもしくは125cc原付の扱い)。

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この電動スクーターは、交換式のバッテリーを搭載。充電が少なくなったら、街に設置されたバッテリー交換式の充電ステーション「GoStation」に立ち寄り、運転者がセルフで充電済のバッテリーと交換するというもの(セルフ式ガソリンスタンドに相当)。

このスクーターは、スマートスクーターと呼ぶらしく、デザインとエコが評価され、2018年10月にはグッドデザイン金賞を受賞しているそうです。かっこいいですね。

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2本のリチウムイオン電池を動力源として、走ります。スクーターには回生ブレーキが装備され、ブレーキ時に発生した電力をバッテリーに電力を戻します(ハイブリッド車と同じ)。実際に2時間ほどレンタルしてみましたが、エンジン音はなく動き出しは、かなり静か。歩行者の気づきのために、人口モーター音をあえて発生させていますが、それも走り出せば風切り音のほうが大きいので、あまり気にならない。走り出しは、通常の50ccの原付バイクよりも、パワフルです。最高スピードは65kmに設定されているようでした。スピード・バッテリー残量・状態等は、デジタル表示され、またワイヤレスキーで電源オンオフするので、ちょっと未来的。

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バッテリーはパナソニック製リチウムイオン電池で、重量は約9kg。かなりずっしりとしていますが、大きな持ちやすい取っ手がついているので、メットインの中にバッテリー収納スペースがありますが、ラフに扱っても出し入れはしやすいです。

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交換式バッテリー用充電ステーションGoStationは、市役所前や観光地である川平湾等、石垣市島内5か所に設置。無人でセルフで交換なので、24時間いつでも無料で!バッテリー交換できます。ちなみに市役所横のステーションでは、太陽光発電も併設していて、再生可能エネルギーだけで走行できるという、持続可能なまちづくり・エコアイランドが実現。

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バッテリー残量が減ってきたなと思ったら、GoStationに立ち寄って、バッテリーボックスに使用済みバッテリーを返却すれば、その場で充電済みバッテリーを借りられるバッテリーレンタル方式です。返却されたバッテリーは、自動で充電され、充電済みの新しいバッテリーが、すぐに渡されるため、充電時間なしです。これは、便利。石垣港から川平湾まで実際に走ってみましたが、フル充電で5目盛りのところ、1目盛りだけ消費しただけだったので、島内を走り回るのには、1日1回のバッテリー交換で十分だと思います。

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バッテリーがなくなった容器をステーションの空きスペースに差し込むと、自動で新しい充電済みのバッテリーが、にゅーっと出てきます。それをメットインの中にある、バッテリーボックスに挿入すれば、100%充電OK。ひとつのステーションの中にバッテリーが24個ありました。今後大量のスクーターが走り出すようになれば、充電中のバッテリーばかりになり、充電済みのバッテリーが不足するかもしれないですが、今のところ足りているようです。足りなくなれば、これを増やせば良い。

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ガソリンを使わず排気ガスを出さないエコ、かつ、所有しないシェアという取組みは、エポックメイキングだと思います。すべでの車両の走行データや充電・消費状況は、ビッグデータとして逐次蓄積され、今後の改善に使っていくそうです。このシステムは石垣島で評価され、全国、いや全世界に広まっていくかもしれません。

問題は、既存のルールでしょう。日本の道路交通法では、現在は、定格出力0.6kw以下が原付一種、同1.0kw以下が原付二種という扱いになっています。これが縛りになって、パワフルな電動バイク・スクーターが普及しない大きな要因になっています。既存のガソリン50ccエンジンのほうが、パワフルで航続距離が大きければ、そちらを選択するのが経済的に合理的な判断だからです。だから日本のヤマハ・ホンダをはじめとするバイクメーカーが、新規開発に本格参入していない。一方、ルールに弾力的な台湾・中国では、どんどん電動バイク・スクーターの新規モデルは開発・販売され、実績を積み上げることで、さらなる技術力が向上している。台湾ではすでに5万台?が販売されているそうです。

この構図は、かつての「失敗の本質」を想起させます。失敗の本質のひとつとしてあげられているイノベーションの欠如。すなわち日本人は自分でゲームのルールで創作することができず、既存のルールへ習熟すること目指すこと。例えば、太平洋戦争時に航空機の戦法がベテランパイロットの1対1対決から、複数対複数機に変化。既存の必勝法は常に変化しているが、既存の戦法にこだわって失敗した。また電探の価値を理解せず、成功の芽のあったレーダーの技術開発を断念させてしまったことを想起します。日本人は既存のルールで戦ったり、研究するのが得意で、職人的な作り込みが得意です。だからこそ、零戦のような傑作機を創り出したことは誇るべきですが、当時の目的は、総力戦でなく早期講和を目指し、道義国家として国際社会に復帰することだったはず。俯瞰的な視点から最終目標への道筋を作るべきでした。

そんな過去の歴史を踏まえれば、ガソリンエンジンからEVへの技術革新という時代の中で、俯瞰的に見て、既存のルール・ゲームを柔軟に変えていかねばならないはずです。石垣市・住友商事さんの活動を後押ししていきたいです。

<失敗の本質は、コチラ>
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吉田みきと プロフィール

ふるさとの福島県いわき市で、市議会議員として活動しています。いわき市は、震災後、複層的な問題が山積しています。公認会計士・一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 認定 アンガーマネジメントファリシテーターとしてのキャリアを生かし、フレッシュな視点で問題点を洗い出し、解決策を提案していきます。



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