医師不足解消について
黒字:吉田の発言・質問、青字:執行部からの答弁いわき市の医師不足について、震災前から噂はされていました。私が当選後、 2013 年 10 月議会において市で初めて、厚生労働省の医師・歯科医師・薬剤師調査データを引用した上で、いわき市の医師不足の実態を公表しました。
<平成25年12月議会 医師・歯科医師・薬剤師調査データから医師不足を公表>
http://www.mikito.biz/archives/34605520.html
以降、この客観的な医師不足データが一般的に用いられるようになりました。2016 年には医師不足を解消すべく、市民活動として医師に感謝の意を伝える場として、いわきの医師を応援するお姉さんの会(代表:宮野由美子氏)を立ち上げました。多忙なドクターを手料理でもてなし、市民がドクターに感謝の意を伝える場です。これまで市内医師との交流や勉強会を 20数回開催し、医師招聘に貢献してまいりました。
<いわきの医師を応援するお姉さんの会は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/52971110.html
<平成25年12月議会 医師・歯科医師・薬剤師調査データから医師不足を公表>
http://www.mikito.biz/archives/34605520.html
以降、この客観的な医師不足データが一般的に用いられるようになりました。2016 年には医師不足を解消すべく、市民活動として医師に感謝の意を伝える場として、いわきの医師を応援するお姉さんの会(代表:宮野由美子氏)を立ち上げました。多忙なドクターを手料理でもてなし、市民がドクターに感謝の意を伝える場です。これまで市内医師との交流や勉強会を 20数回開催し、医師招聘に貢献してまいりました。
<いわきの医師を応援するお姉さんの会は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/52971110.html
(1) これまでの経緯について
ア いわき医療ふるさと便の実績について
私は、いわきに戻ってきて医師不足解消に貢献したいと考えたとき、まずそれにはいわき出身のドクターで、現在、市外で勤務されているドクターに声をかけ、戻ってきてもらおうと考えました。しかし当時、市では市外で勤務する市出身ドクターと継続的にコンタクトをとっておらず、声がけしたくてもできない状態でした。そこで、保健福祉部にお願いし、手探りでコンタクト先を調べてもらい、継続的に関わり合いをもっていただくこととなりました。こうしていわき市保健福祉部の多大な尽力ではじまったいわき医療ふるさと便は、いわき市との関わりのある市外在住の医師等に対し、いわき市の医療関係のトピックス等の情報提供を行い、いわき市への理解・関心を深め、将来的な市内病院への勤務につなげようとするものです。この事業の実績を伺います。
(市長)
「いわき医療ふるさと便」は、本市との関わりのある医師等に対し、本市の医療情報を提供し、本市への理解や関心を高めていただくことを目的に発送しているもので、過去5年間の発行回数につきましては、平成27年度が1回、28年度が2回、29年度から令和元年度までが各1回となっており、また、発送人数につきましては、平成27年度が新規14人で、合計112人、28年度が新規58人で、2回の合計274人、29年度が新規54人で、合計211人、30年度が新規50人で、合計231人、令和元年度が新規31人で、合計253人となっております。
イ 地域医療ガイダンスの実績について
いわきに戻ってきて医師不足解消に貢献したいと考え、まずそれにはいわきの高校から何人がどこの医大に進学しているのかを調べました。なぜならいわき出身の彼らが卒業する際にいわきの病院に勤務してもらうよう声がけしたかったからです。しかし意外にも公式に過去から継続して進学先を把握し公表している高校はなく、事実確認のデータ収集に難儀しました。それ以上に困ったのは、それぞれの進学者へのコンタクトが取れないことでした。すなわち、進学と同時に市外へ引越してしまうため、コンタクトが取れなくなってしまったということです。それをつなぎとめるために、保健福祉部に知恵を出しもらい尽力してもらって平成27年度からはじまったのが、地域医療ガイダンスです。これは、医学部合格発表直後の医学部進学予定者を対象として開催され、修学資金貸与制度等を紹介し、いわき市との将来的な関係構築を築こうとするものです。この肝は、医大合格発表直後に実施することで、まだいわき在住の18歳の高校生のうちにコンタクト先を入手できることです。では、これまで地域医療ガイダンスの実績を伺います。
(市長)
「地域医療ガイダンス」は、医学部進学予定者とその保護者に対し、市内病院の修学資金貸与制度の紹介など、医学部進学に当たっての有益な情報を提供する事業であり、その参加者数は、初年度の平成27年度が学生5人、保護者6人、28年度が学生2人、保護者1人、29年度が学生15人、保護者11人、30年度が学生12人、保護者9人となっております。
なお、令和元年度につきましては、令和2年3月に開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から延期しており、本年8月の開催を予定しております。
(2) 今後の進め方について
ア 令和2年度の医師確保に関する予算について
いわき市では医師招聘にさまざまな施策を展開しています。その成果として、少しずつではありますが、市内勤務医師数も増加傾向にあります。今後の進め方として、令和2年度の医師確保に関する予算について伺います。
(市長)
医師確保に向けた令和2年度の予算といたしましては、大学医学部寄附講座開設事業として1億5,492万円、共創型・地域医療寄附講座開設事業として4,200万円、病院医師修学資金貸与事業として4,512万円、診療所開設支援事業として3,000万円、医療提供体制支援事業として250万円のほか、地域医療セミナー開催経費、地域医療ガイダンス開催経費、医療ふるさと便郵送経費など、1,314万円で、合計2億8,768万円となっております。
私の好きなことばの一つに、Go beyond your comfort zone and stretch the limits.というのがあります。私が、市議会議員となった理由は、ふるさといわきの東日本大震災からの復興に何らか貢献したいという思いからであります。この8年間でいわきにはさまざまなことがありましたが、総括して言えば執行部の方々の尽力により、一歩一歩着実に前進していると感じております。今後ともいわき市のますますの発展を祈念して私の一般質問を終わります。8年間、本当にお世話になりました。
<私の思いは、コチラ>
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注)記載内容は、当方の手許メモを元に作成したものですので、正確にはいわき市議会公式記録をご確認下さるようお願いいたします。