いわきの先人たちの顕彰について

黒字:吉田の発言・質問、青字:執行部からの答弁
動画リンク:https://youtu.be/-hWxHGvv5uo

 (1) これまでの経緯について
小冊子「いわきの先人」配布実績について
私は2015 年 9 月議会の一般質問で郷土の偉人教育副読本の制作を提言いたしました。

<平成27年9月議会 偉人教育は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/45363329.html

以前、行政視察で石川県金沢市を訪問する機会があったからです。そこで感じたことのひとつは、市の規模の差はともかく、市出身の先人たちを顕彰する文化・習慣です。そこで私は、旧知の金沢市の市議会議員と、学芸員でもあり金沢ふるさと偉人館の館長の協力を得て、関連資料を提供して頂くことができました。その後、いわき市文化・スポーツ課さんには趣旨を理解していただき、それを参考に平成28年度に文化センターで「いわきの先人」の展示を行っていただいたことに感謝申し上げたいと思います。

<金沢ふるさと偉人館は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/44727752.html

その後、いわき市教育委員会にも資料提供をさせていただき、昨年度に「いわきの先人」という小冊子を、作成いただくことができました。学校教育課の先生方の多大なる尽力で、一から原稿を書き、まとめあげたことに感謝申し上げます。そこで、小冊子「いわきの先人」配布実績について伺います。

(教育部長)
小冊子「いわきの先人」配布実施につきましては、市立小学校5、6年生が、いわきが輩出した偉人を学ぶことができる副教材として、令和元年度に市教育委員会が作成したものであり、本年2月に市立小学校5、6年生5,684人に配布し、併せて、いわき総合図書館へも配備しております。

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私はこの冊子を数回精読させていただきましたが、文章の質・量ともに絶妙のバランスだと感じています。すなわちこれまでの先人の歩みを調査研究した文献は多々ありましたが、分量が多すぎたし、難しすぎました。もしくは平易にしすぎて、先人の志がいまいち伝わらないものでした。

活用の方法について
副読本「いわきの先人」は、郷土の偉人である沢村勘兵衛・片寄平蔵・安藤信正・星一・国府田敬三郎・吉野せい・中村豊・草野心平・大河内一郎(敬称略)9人らの志や生き様を伝えるもので、これから自分の人生を切り開いていくこどもたちの生き方のお手本ともなりうるものです。そこで活用の方法について伺います。

<沢村勘兵衛 沢村神社は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/48631539.html
<片寄平蔵 燃えたぎる石は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/37005491.html
<安藤信正の功績は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/44025315.html
<星一 歴史資料館は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/38382203.html
<国府田敬三郎 ライスキングは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/44546753.html
<吉野せいは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/47105817.html
<中村豊 常磐興産の中興の祖は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/44502980.html
<草野心平記念文学館は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/38629636.html

(教育部長)
活用の方法につきましては、学校における読書活動のほか、国語や社会など、教科での学習資料としての活用を促しているところであります。

小学生のみならず、大人が読んでも十分感じるところがあります。過去の先人の歴史を学んで将来に役立てる。をぜひ図書館だけでなく、予算の許す範囲で広く市民に配布していただきたい。特に、先ほど質問した、磐城平城の城主であった安藤信正公は、ここで取り上げられている先人のひとりですので、磐城平城城跡公園の体験学習施設において、ぜひ来訪者に配布していただきたいと思います。

(2) 今後の進め方について
令和2年度以降の事業継続について13
いま残っている在庫は、今年度でほぼなくなってしまうと伺っております。来年以降も継続して、小学四年生へ配布していただきたいと思います。それには来年の事業費の予算確保が必要となります。そこで令和2年度以降の事業継続について伺います。

(教育部長)
本資料につきましては、小学校における学習教材として使用することを前提に、関係各位のご理解を賜りながら作成したものであります。

今年度以降につきましても、その趣旨を踏まえ、市立小学校において学習活動に利用することを基本として、活用を図って参りたいと考えております。

先人顕彰事業は、単発・短期間で目的が成し遂げられるものではなく、中長期的な視点で取り組んで行くべきものです。ぜひ今後も積極的な予算付けをお願いします。


 注)記載内容は、当方の手許メモを元に作成したものですので、正確にはいわき市議会公式記録をご確認下さるようお願いいたします。