ペンシルベニア大学で、ポジティブ心理学を研究テーマにしているマーティン・セリグマン氏。ポジティブ心理学という学問は、心理学の世界ではかなりマイナーな部類なんだそうです。しかし、氏が実証したのは、悲観主義者(ペシミスト)よりも楽観主義者(オプティミスト)のほうが、さまざまな点でよい結果を出しやすいということ。
もちろん、生まれながらのものや、育ってきた環境で、すでに性格は形作られてしまっているので、悲観主義者(ペシミスト)も、楽観主義者(オプティミスト)になろう!といわれても、そう簡単には変えられません。著書は、かなりページ数があり難解な解説はあるものの、いわんとしていることをざっくりいえば、現在ペシミストであっても、後天的な学習でオプティミスト的な考え方を身につけることができるということ。ちょっとしたモノの見方を変えることで、性格は(ちょっとだけ)変えられる。