先日、著者の松田学氏の講演を、直接聴く機会がありました。氏は、東京大学経済学部卒業後、大蔵省入省し、約20年間奉職し、財務省大臣官房付までやった方です。その後、衆議院議員を経て、現在はブロックチェーンなどの情報技術や暗号通貨を活用した新しい日本の社会を構想し、フリーな立場で、情報発信や政策提言活動を展開しておられます。
電子マネー・仮想通貨・暗号資産との違い
ブロックチェーンの技術とは
法定通貨への信用と、仮想通貨との違い
中央集権型と非中央集権型
お金の本質的機能は、①保存、②交換、③尺度
現在流通している紙幣は、裏付けのないフィクション
仮に新しい価値観で、小さい経済圏が作れれば、それがみらいのお金になりうる
興味深かったのが、氏が提唱する「松田プラン」です。現在、日本政府の国債発行残高の多さが問題になっていますが、それを画期的にコントロールしようという試み。
①日銀が保有している国債450兆円は、日本政府に対する債権である。
②日銀と日本政府を一体とみれば、債権債務の相殺が可能
③国債の満期到来時には、日銀は永久国債を発行し、日銀は永遠にこれを売却しない
④政府は、独自に暗号通貨を発行し、スマートコントラクト等で民間で流通
⑤政府は、通貨発行差益を原資として、将来的に国債(永久国債を含む)を返済していく
元財務官僚ということで、学者風の通り一遍の講義だと予想していましたが、さにあらず。深い知識を、実際の経済に落とし込んで、わかりやすく解説していただきました。松田プランは、とても斬新だと思います。日銀の永久国債発行は、私も案として知っていましたが、その後の、政府独自の暗号資産発行により、通貨発行差益を得るという発想は、目から鱗でした。こういう方に、政治の要職につき、活動してもらいたい。
電子マネー・仮想通貨・暗号資産との違い
ブロックチェーンの技術とは
法定通貨への信用と、仮想通貨との違い
中央集権型と非中央集権型
お金の本質的機能は、①保存、②交換、③尺度
現在流通している紙幣は、裏付けのないフィクション
仮に新しい価値観で、小さい経済圏が作れれば、それがみらいのお金になりうる
興味深かったのが、氏が提唱する「松田プラン」です。現在、日本政府の国債発行残高の多さが問題になっていますが、それを画期的にコントロールしようという試み。
①日銀が保有している国債450兆円は、日本政府に対する債権である。
②日銀と日本政府を一体とみれば、債権債務の相殺が可能
③国債の満期到来時には、日銀は永久国債を発行し、日銀は永遠にこれを売却しない
④政府は、独自に暗号通貨を発行し、スマートコントラクト等で民間で流通
⑤政府は、通貨発行差益を原資として、将来的に国債(永久国債を含む)を返済していく
元財務官僚ということで、学者風の通り一遍の講義だと予想していましたが、さにあらず。深い知識を、実際の経済に落とし込んで、わかりやすく解説していただきました。松田プランは、とても斬新だと思います。日銀の永久国債発行は、私も案として知っていましたが、その後の、政府独自の暗号資産発行により、通貨発行差益を得るという発想は、目から鱗でした。こういう方に、政治の要職につき、活動してもらいたい。