今年7月の東京都知事選挙を前にして、潜在的な立候補者と目されている堀江貴文氏の新著です。東京都への緊急提言として、さまざまな分野で都政について37の東京改造計画を提案しています。選挙情勢は、コロナ渦の真っ最中ということもあり、現職の小池百合子氏が圧倒的優位と噂されていますが、このタイミングでこのような本を出し、話題をさらうことができれば、まだまだ一般都民の投票行動は、予見できません。
東京都の予算規模は7兆円を超えていて、一つの国家に並ぶ規模です(インドやスウェーデンと同程度らしい)。そのトップは、ある意味、国家元首のようなもの。日本の総理大臣は、衆議院議員から選出される間接選挙ですが、都知事は直接、都民から選ばれるので、都議会議員とつるむ必要がなく、絶大なパワーを持っています。
一方、東京都職員も優秀です。日本一の自治体であり、上級職であるⅠ類A採用試験(事務職)の任期は高く、平成30年度・令和元年度採用ともに、競争倍率は8倍を超えています。人数は、一般行政職だけで2万人近く、消防・学校教職員・警察等を含めると総計16万人を超える職員がいます。優秀な職員がいて、潤沢な財源があり、組織がおおきくなればなるほと、硬直化し、停滞を招くのは必至。かつて、石原慎太郎元知事が、都庁を指して「伏魔殿」と呼んだほど、複雑怪奇な職場なのです。
それを「外圧」で大胆に改革しようというのが、堀江貴文氏の提言です。なぜなら氏は、批判や炎上を恐れないから(既存の政治屋は、得票目的のため、大衆からの批判や炎上は避ける行動・施策を取る)。いわく、「東京は政治屋たちの私物じゃない」。
東京都の予算規模は7兆円を超えていて、一つの国家に並ぶ規模です(インドやスウェーデンと同程度らしい)。そのトップは、ある意味、国家元首のようなもの。日本の総理大臣は、衆議院議員から選出される間接選挙ですが、都知事は直接、都民から選ばれるので、都議会議員とつるむ必要がなく、絶大なパワーを持っています。
一方、東京都職員も優秀です。日本一の自治体であり、上級職であるⅠ類A採用試験(事務職)の任期は高く、平成30年度・令和元年度採用ともに、競争倍率は8倍を超えています。人数は、一般行政職だけで2万人近く、消防・学校教職員・警察等を含めると総計16万人を超える職員がいます。優秀な職員がいて、潤沢な財源があり、組織がおおきくなればなるほと、硬直化し、停滞を招くのは必至。かつて、石原慎太郎元知事が、都庁を指して「伏魔殿」と呼んだほど、複雑怪奇な職場なのです。
それを「外圧」で大胆に改革しようというのが、堀江貴文氏の提言です。なぜなら氏は、批判や炎上を恐れないから(既存の政治屋は、得票目的のため、大衆からの批判や炎上は避ける行動・施策を取る)。いわく、「東京は政治屋たちの私物じゃない」。
東京のポテンシャルを最大限に活かし、それを最大限に活用することによって、明るい未来があるはず。氏は、組織を軽くし、スピードを上げ、効率的に進める。民間の力を最大限利用し、得た利益や便益を、支援すべき層に回していく。それには経済・オカネの循環をうまく回すこと。
37の提案には、荒唐無稽なものも含まれているし、良いけれども既存勢力のものすごい強い抵抗が予想されるものもあります。しかし既存の政治家にないメンタルをもっている堀江氏の行動に注目していきたいと思います。
なお表紙の写真は、写真家の蜷川実花氏に撮影してもらったそうですが、コロナ渦で外出制限されているので、リモートで蜷川氏からアドバイスもらいながら、スマホでセルフ撮影したものだそうです。いろいろ修正は入っているのでしょうが、クオリティはとても高い。書籍の表紙にこんな撮影方法の写真を使うなんて、ちょっと驚きでした。
<蜷川実花展 ビビッドでポップ調は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/53387601.html