著者のひろゆき氏は、匿名掲示板・2ちゃんねるの開設者で有名。2チャンネルの運営のほか、多数の著作も出されています。2チャンネル書き込み関連で、さまざまな企業・個人から損害賠償請求の訴訟を提起され敗訴しても賠償金を支払わないなど、話題に事欠かない方ですが、著作を読んだのは初めて。サブタイトルは「管理社会を生き抜く無敵のセオリー23」「最後に勝つのは自分に甘い人!」となかなか刺激的。

これからの世の中は、成果主義社会。ただ会社に行くだけでは給料は上がらない。大事なのは時間の使い方。だから???「なまけもの」になろう!!!???意味不明です。なお、あとがきに書いてありましたが、ひろゆきさんのこれまでの著書は、すべて本人自らが書いている部分は、あとがき部分だけだそうです。すなわち、本文はすべてゴーストライターが書いていることを自ら暴露しています。まあ、これは堀江貴文さんにも共通することですが。

<まったく共感できなかった部分?
・そもそも遅刻は悪なのか?
・明日できることは、今日やるな
・仕事は、〆切りギリギリがいい

<共感できた部分>
・与えられた時間で、最大の価値を作る
・収入が多い仕事は、実際楽しい
・「好きだから延々できる」が価値になる
・時間を切り売りするな
・仕事に使う時間は少なくて良い
・労働=美徳という呪縛から解放されよう
・幸せの時間を確保するために、仕事を選ぶ
・自分がいなくても、世の中は回っている
・堂々と休む勇気を身につける
・間違った努力という時間のムダ
・他人の心配より、自分の心配
・SNSというメンタル破壊ツール
・とりあえず、やってもん勝ち
・人間はヒマだと不幸になる
・貧乏だけど幸せな人は、無敵
・嫌いなやつは、記憶ごと抹消する

結局、住む場所と食べ物があって、人とコミュニケーションがとれる状況であれば、人は幸せを感じることができるんですねえ。

2020-05-13 09.41.40-1