宮下湯は、JR巣鴨駅徒歩圏の銭湯。巣鴨周辺のサウナといえば、東京染井温泉Sakuraが有名ですが、宮下湯は、いわゆる普通の銭湯です。敷地は、徳川最後の将軍、徳川慶喜公の屋敷跡だそうです。慶喜公は、大政奉還後、静岡で謹慎し、謹慎が解除された後も静岡で暮らしており、東京に戻ったのは明治30年だったそうです。 そして、4年間、この巣鴨の地に住みました。庭の奥は故郷水戸に因んだ梅林になっており、町の人からは「ケイキさんの梅屋敷」と呼ばれ親しまれていたそうです。

<東京染井温泉Sakuraは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/54165450.html
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その宮下湯は、マンションの一角、しかも地下にあります。暖簾をくぐると地下への階段があり、やっと到着。昔ながらの鍵つきの下駄箱です。

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入浴料480円+サウナ200円=680円という格安で、サウナを楽しめます。サウナは約110℃と高熱。サウナ利用者は青いサウナバンドとバスタオルを受け取ります。そのバスタオルをサウナマット代わりにするといい感じです。サウナ室は2段、5名がいっぱいいっぱいですが、200円の追加料金のせいか、満員になることはほぼありません。砂時計があるのですが、何分計かわからないのはご愛敬(マイ砂時計を持ち込んでいた人を見つけました)。テレビがないので、サウナストーブ(ガス)のシューシューという音だけ、灯りも40w?のクリプトン球だけなので、薄暗くて落ち着きます。木とタイル張りの室内は、狭いながらも良い感じ。

宮下湯の強みは、地下200mの井戸があり、その天然水が水風呂の掛け流しに使われていることです。軟水18度で、肌にやさしいんだそう。サ道によれば、「主役は水風呂と知れ!」ですから、その水風呂の質はとても重要。12℃前後+バイブラなので、かなり冷たく感じて長く入れないはずですが、私でも1分近く入っていられるのは、軟水のおかげでしょうか。

露天スペースがないので、外気浴はできません。ととのい椅子ないので、洗い場の壁に銭湯イスを持ってきて、もたれかかるのがベスト。しっかり整えます!!!

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サウナ+水風呂以外にも、寝湯や座湯があり、底からぽこぽこでてくる泡に、足裏のツボが刺激されて、こそばゆいような気持ち良いような、なかなかできない体験でした。地元割合が、とても高く感じられ、アウェイ感は満載です。地元民に愛されているらしく、なるほど15:00オープン直後から、お客がしっかり入っていました。

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