著者は、医学系の大学院卒で理学療養士の庵野拓将氏。たくさんの論文・文献を読み込んで、筋トレ実務に役立つエッセンスを紹介しています。筋トレのアプローチには、いわゆるトレーニング法、タンパク質摂取法、睡眠法等たくさんのメソッドが世の中には流布されています。それを、これまでのスポーツ科学、医学、心理学、公衆衛生学、進化心理学などの科学の知見に基づく研究で、「無駄なく」「超効率的に」「正しく」、そして自分に合った正しい鍛え方でやりましょう!という提案。

筋トレ方程式として、科学的に正しい「トレーニング」、科学的に正しい「タンパク質摂取法」、科学的に正しい「筋トレの続け方」が紹介されています。筋トレ直後には25-30gのプロテイン+糖質摂取で筋肥大というのが定説であることは、間違いありません。それだけに、「筋トレ後の糖質摂取が筋肥大に影響がない」という新研究が紹介されていたのは、ちょっと珍しい。筋肥大には、クレアチン+適度は糖質摂取という説もあり、もうちょっと研究が必要でしょうね。

筋トレを行う上で大切なことは、膨大な情報の中から見極め、自分に合った方法を考えて選択していくこと。もちろん体には、個人差があるので、絶対に正しい方法はないけれど、理論的なところを踏まえた上で、自分にあった筋トレを探していくというアプローチは、とても参考になりました。

2020-02-23 08.02.52-1