リプルンふくしまは、特定廃棄物の埋立処分事業の情報発信の一環として、環境省が設置しています。埋め立て処分というと、福島第一原発隣接に作られる「中間貯蔵施設」が思い浮かびますが、全くの別物です。もともとは、旧フクシマエコテッククリーンセンターとして、最終処分場だったところを転用。ちなみにリプルンの語源は、リプロデュース(再処理)に、語感をやさしく、かわいくしたものだそうです。場所は、富岡町の国道6号線沿いにあります。入場無料。

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大熊町および双葉町に建設中の「中間貯蔵施設」とは、別物です。あちらは、除染で取り除いた大量の土や放射性物質に汚染された廃棄物(10万Bq/kgを超えるものを含む)を、最終処分するまでの間、集中的に管理・保管する施設であり、最終処分を見据えてはいるものの、最終処分場とは呼んでいません。土や落ち葉、雑多なものが含まれるため、放射線濃度もバラバラで、とにかく体積が多いので、だだっ広い場所が必要。

一方、こちらのリプルンふくしまは、「最終処分場」です。放射性物質に汚染された廃棄物(10万Bq/kg以下の特定廃棄物)等の埋立処分を行う管理型処分場です。一例をあげると、いわき市内の焼却処分場で発生した飛灰です。8000bq/kg以下の飛灰は、一般処分場に埋め立て処分されますが、8000bq/kgを超える飛灰は、行き先がなく、現在、北部清掃センター・南部清掃センター敷地内にうずたかく保管されています。これの受け入れ先が、リプルンふくしまなのです。

<南部清掃センターの飛灰保管は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/21605214.html
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現地の模型展示がありました。VR技術により、自分のスマホをかざすことで、建設直後の状態、現在の状態、将来覆土され緑地になっている状態等を、視覚的に確認することができます。これは、よく練られた展示ですね。

なお、事前予約すれば、実際の施設を見学させていただけるそうです。次回は、ぜひ現地を視察したい。
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「動かす」「さわる」「遊ぶ」が情報館のコンセプトなだけに、実際のモノ展示は、さわって動かして遊べるようになっています。こちらは、放射線測定器の実機です。右側の機械が放射能測定器(ガイガーカウンター)で、線量率であるマイクロシーベルト毎時μSv/hを計測します。基準線量が0.23μSv/hですが、鉱物等の標本に近づけると値が急上昇することを、自ら体験できます。

左側の機械が、表面汚染の測定結果であるCPMを計測します。放射線量スクリーニング検査に使われる機械です。こちらも標本に近づけると値が出てきます。表示の単位のcount per minuteは、すなわち1分間あたりの放射線の数ですから、目に見えない放射線を、機械を通じて体感することができます。

<放射線量スクリーニング検査は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/28245108.html
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簡易地震計がどのような仕組みで計測・記録するかを、自分で実機を揺らすことで、針が動き、紙に記録されるのが、体感できます。科学実験好きのこども(大人も)たちには、たまらなく面白い。

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施設自体は、環境省直轄だそうです。とても詳しいスタッフさんに、丁寧にわかりやすく説明していただけました。ありがとうございました。

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