この本は、「The Richest Man In Babylon」というベストセラーの、翻訳・脚色・漫画化したもの。まずはお金持ちとは、単にオカネを持っている人ではなく、「オカネの増やし方を知っている者」。お金と幸せを生み出す5つの黄金法則等を、ストーリー仕立てが紹介しています。

まずは、黄金に愛されるシンプルな7つのアプローチを紹介。
1. 収入の1/10を貯金せよ(生涯所得3億円×1/10=3千万円)
2. 欲望に優先順位を付けよ(衣?食?住?)
3. 貯えた金に働かせよ(投資)
4. 危険や天敵から金を堅守せよ(儲け話はつねに狙われている)
5. より良きところに住め(通勤・家族の幸せ・モチベーション)
6. 今日から未来の生活に備えよ(将来に対する不安)
7. 自分こそを最大の資本にせよ(動く者と動かざる者の差)

法則1 家族と自分の将来のために、収入の1/10以上を蓄える者の元には、黄金は自らを膨らませながら、喜んでやってくるだろう。
法則2 黄金に稼げる勤め先を見つけてやり、持ち主が群れを膨大に増やす羊飼いのように賢明ならば、黄金は賢明に働くだろう。
法則3 黄金の扱いに秀でた者の助言には、熱心に耳を傾ける持ち主からは、黄金が離れることはないだろう。
法則4 自分が理解していない商い、あるいは、黄金の防衛に秀でた者が否定する商いに投資してしまう持ち主からは黄金は離れていくだろう。
法則5 非現実的な利益を出そうとしたり、謀略家の甘い誘惑の言葉に乗ったり、己の未熟な経験を盲進したりする者からは、黄金は逃げることになるだろう。

守るべき者を持つ屈強な壁となれ。友人や親や師に、これまでその身体を育ててもらった親に、その知恵を授けてくれた師に、すべてに感謝し、恩を返さねばならない。それが人間に尊厳を与える。仕事を通じて、モノやサービスが生まれ、それがまた新しい仕事を作る。仕事は経済を回し、ヒトの営みを築いていく。そのサイクルがうまくまわっている限り、最高に人生が送れる。そうしたら、もはやその人の人生にとってオカネは、おまけ程度のもの。

2020-02-04 14.17.35-1