静岡県西伊豆町が保有する、「みんな元気になるトイレ」が、平四小に設置されました!これは、トイレ搭載トレーラーで、4つの個室(男女2つずつ)に洋式便座を配置し、換気扇や清掃用の排水口などもある本格的なもの。明るいデザインが、とてもトイレとは思えない(笑)。災害時には圧倒的にトイレが不足します。避難所では50人にひとつはトイレが必要とされています。

<みんな元気になるトイレは、コチラ>
http://corp.tasukeaijapan.jp/toilet/
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みんな元気になるトイレとは、一般社団法人助けあいジャパンが提唱する災害派遣トイレネットワークプロジェクトで、全国にある1800ある自治体ひとつひとつが、このトレーラートイレを保有すれば、大規模災害が発生した際は被災地に集結しトイレ不足を解消するというもの。もちろん平常時には、各種イベントの移動式トイレとして利用もできます。これまで、富士市や西伊豆町、刈谷市が賛同し導入しています。

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中は鍵をかけられる、洋式の完全個室。2畳ほどの広さがあるでしょうか。上水道につながなくとも利用可能ですし、上水道をつなげることができれば、流すのもかなり自由。

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手洗いもできるし、消毒もできる。身だしなみを整える鏡までついている!

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天井には、電動の換気扇も付いている!

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課題はコストで、導入には約1500万円以上かかるといわれています。その7割を地方債充当率 100%の緊急防災・減災事業債を利用したとしても、残りの3割は自治体の自己負担。なんとかクラウドファンディング等を利用して導入しているようですが、導入は容易ではありません。西伊豆町では、クラウドファンディングで500万円を集め、されに地元スポンサーを募って導入したようです。トレーラーの背面には、ご協力頂いた会社名が記載されていました。このトイレは、簡易式のトイレに比べ、圧倒的に清潔で安全です。コストの面をなんとかクリアして、全国の自治体に導入したいですね。

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