歌手のGACKTさんって、正直よく知りません。芸能人格付けチェックというクイズ番組で50連勝、というとんでもない、芸術や味覚の「見立ての達人」というイメージでした。その達人たる理由は、贅沢を超えるような生活スタイルを貫いているから。著書にもあるのですが、GACKTという役を日常で演じ続けるために、年間2億円を投じているそうです。では、なぜGACKTはそんなにお金があるのか?を解き明かしたのが、この本。ひとことでいうなら、「人生すべてをマネタイズするGACKT流、人生の勝ち方」です。

(知らなかったのですが)そもそもミュージシャンとして、CDシングル48枚とアルバム19枚をリリースし、男性ソロアーティストの『オリコンシングルランキングTOP10獲得作品数』において日本で首位の記録を持っています。自らを「表現者」と称し、ミュージシャンという枠にとらわれない多才ぶりを発揮する個性派アーティストさん。実際、YouTube等の動画を見ましたが、独特の世界観を持つステージと衣装は、コアなファン獲得に有効なはず。単価を上げていくために、あえて小さいハコでコンサートをするそうです。3000円のチケットで幅広く1000人集めるより、3万円のチケットでコアなファン100人に集まったもらったほうが、会場費等を考慮すれば、絶対的な利益は多い。しかもコアなファンは、いっつも参加してくれるという安定さ。しかもいわゆる「一般に売れる」曲は作らず、「コアなファンが喜ぶ」曲作りに専念するという、ファンサービスの徹底さ。これがオカネにつながる。

さらに、サイドビジネス(というかこっちが本業?)デビューする前は、水商売をやっていて、極貧の状態になったことから、まずは稼がなければならないことを実体験し、中古携帯の海外輸出や不動産等、複数のビジネスを平行して実践しているそうです。こういったビジネスが積み重なって、現在は、クアラルンプールの大豪邸に住んでいる。

一方、GACKTというキャラクターを演じるために、徹底したストイックな生活を続けています。毎日筋トレ5時間、食事は一日一食の食事管理により、腹筋が割れるような肉体美をキープ。なんとも色気のある体からは、今年で46歳とはとても見えない。

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「GACKT は二歩先を歩くボク自身のメンターでもある」。「慎重に、繊細に、口説きたい女性を大切にするように、自分のブランディングも同じく大事にしないといけない」。

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