新潟市にある新潟県政記念館は、現存する日本最古の県議会議事堂だそうです。明治16年竣工だそうですから、築136年ということになります。当時から現在の地、白山公園(これも明治初期にいちから造営された)の隣にありましたが、当時は一番堀という信濃川直結の水辺でした。いまは周辺は埋め立てられ、埋め立て地には、新潟県民会館・陸上競技場・新潟市体育館等が立ち並ぶ一角になっています。

明治初期の洋風建築は、左右シンメトリーで真ん中の入口上にはは銅板葺の八角塔屋があります。

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議事堂内は、二階までぶち抜きの大空間。当時まだ珍しかったトラス構造で屋根を支えることで、実現できたそうです。写真は議長席から1階の議場を見たところですが、議員の座席が「コの字型」に2列で配置され、これは議員同士の議論が顔を見合わせながらできるようにとの配慮だそうです。イギリスの議会も、こんな感じですよね。

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興味深かったのが、議席番号の表示です。全国の議会で見られるのが、四角錐を立てて、議員名や議員番号を見やすく表示することが多いのですが、ここでは立てずに寝せたまま。なぜならそれぞれ4方向に、議員番号が表示されているので、正面からでも横からでも、裏側からも見れるので、かえって見やすいから、との説明。なるほど。

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議場の2階が、傍聴席。議長や議員らを見下ろして傍聴するのは、ちょっとおこがましい感じがします。おそらく、一般市民が議場を傍聴することは、珍しかったのではないでしょうか。

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議場の開会を鳴らす鐘。木槌も一緒に展示されていましたが、打ち過ぎたのか?鐘がへこんでました。

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1階と2階をつなぐ階段の手すりにも、「鐘」のモチーフがありました。明治初期の洋風建築は、相当なオカネが投じられたと思われ、そのおかげ?で、装飾等に凝る余裕があったのでしょう。現在では、ちょっと実現できそうにないですね。

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