第4回福島第一廃炉国際フォーラム@いわきアリオス。廃炉にあたっての地元との共生等がテーマ。2016年4月に、福島第一廃炉国際フォーラム@いわきスパリゾートハワイアンズで初開催されて、今回が4回目です。今回は、経済産業省資源エネルギー庁と原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF)との共催です。

<第1回 福島第一廃炉国際フォーラムは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/47307225.html
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3年前にフランスマルクールの原子力施設でお会いしたChristina George さんもフランス原子力・代替エネルギー庁(CEA:Commissariat à l’énergie atomique et aux énergies alternatives)を代表して登壇。リスク・コストを現実的に下げつつ、計画的かつスピーディに廃炉を進めていること、そのためにも、情報公開と地域との対話の重要性を話されました。

<フランス マルクール核廃棄物処理施設は、コチラ>

今回のメインテーマは、廃炉作業にあたっての「地域との共生」。そのためには、情報共有、伝わる広報が必須です。仏マルクールで学んだ、地方情報委員会の重要性を再認識しました。

<地方情報委員会(CLI)は、コチラ>
数グレイ級の高放射線下でも画像が撮れる機材等の現物展示もありました。こちらは、暗視装置で世界的に有名な、浜松ホトニクスの製品。こんな高放射線量下では通常のCCDカメラ(数百万円のものであっても)は、数分~数時間で、電子部品が壊れ、以後使い物にならなくなるそうです。この現物は、数時間にわたる、数グレイの放射線テストを受けて、今でも問題なく使えるそう。この現物に数グレイの放射線量が当たっていたかと思うと残留放射線が気になるところですが、素手で触っても全く問題ないレベルなのだとか。

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学会の定番である、ポスター展示だけでなく、関連企業・団体が説明員を出して、廃炉作業にあたる技術展示を丁寧にしていました。

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なぜか、会場外には田んぼアートの市川さんが?田んぼアートは、四倉のワンダーファームにとどまらず、広野・楢葉でも始まっていて、広野町長との関係でいらっしゃったようですが。

<ワンダーファーム2周年は、コチラ>
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