今年春にエントリーした石垣島トライアスロン。おきぎん経済研究所の調査によれば、その2009年の経済効果は、直接効果(支出額)で3億6000万円、間接効果も含めた経済波及効果は6億1900万円とのこと。すごい金額です(なお、いわきサンシャインマラソンの経済波及効果も6億円を超えていますから、負けていません)。
<サンシャインマラソンに伴う経済波及効果は、コチラ>
大会主催者は日本トライアスロン連合(JTU)ですが、石垣市も1400万円を超える補助金を支出してます。企画及び予算の確保は行政が行い、実行は民間団体へ委託する形です。行政は道路規制や公共施設利用で大会運営に協力。石垣市議会で、高額な補助金を出すことに異論もあるようですが、高い経済効果が見込める以上、開催が継続しています。
さて、石垣島トライアスロン2019に参加してみて感じたのは、島外からの参加者がほとんどだったことです。大会参加者名簿をもとに、住所地を集計してみました。なんとトップは東京都!参加者950名のうち、303名と3割を超えています。ちなみに、地元沖縄県からは162名の参加。
<石垣島トライアスロン2019 51.5km完走!は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/53284337.html
参加登録の都道府県上位は、①東京、②沖縄、③大阪、④神奈川、⑤愛知です。福岡が10位に入るくらいで、九州・四国からの参加者は、ほとんどいないことがわかります。開催地までの距離は、参加動機に関係がないんですね。
上位参加県からは、100%全員が、石垣島島内のホテルへ前泊必要(早朝フライトでもスタートに間に合わないから)ですし、当日の夜もかなりの割合で、石垣島島内ホテルへ宿泊するでしょう。なぜなら大会終了時刻は昼前後ですが、かなり疲れるので、当日フライトは体力的にキツイからです。もうひとつの理由は、完走を祝して乾杯!したいから。実際、トライアスロンをやっている方の動機のひとつが、大会周辺の観光や、夜の食事や飲みという報告もあります。実際、私も石垣島トライアスロン当日は、ゴール後いったんホテルで着替えてお昼寝してから、夕方に石垣島の繁華街に繰り出しました。せんべろというリーズナブルな居酒屋(といっても千円で済むはずがない)で、初対面のトライアスロン参加者と打ち解けて一緒に呑んで、とても楽しい夜を過ごしました。
①東京、②沖縄、③大阪、④神奈川、⑤愛知から参加した方のお財布の紐は、とても緩んでいます。そもそも往復の航空券を支払ってでも参加したいという層にとって、美味しいモノやユニークなお土産には、糸目を付けません(逆に、不味いものやショボいものには見向きもしない)。JTUと早稲田大学スポーツビジネス研究所の調査によれば、トラアスロン愛好家が使うトライアスロン費用は、年間47万円という結果が出ています。ひとつのスポーツに毎年47万円をかけられるような趣味は、そうそうないでしょう。そんなお大尽様が数百人規模で外部から来て、島内でバンバンとお金を使ってくれる。石垣市としても、予算・補助金という公金を投じてでも、この大会を継続する理由がここにありました。
<せんべろ風土@石垣島ヴィレッジは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/53284362.html

トライアスロンに限りませんが、スポーツツーリズムが他の観光と異なり良いといわれる点は、以下の点です。
<サンシャインマラソンに伴う経済波及効果は、コチラ>
大会主催者は日本トライアスロン連合(JTU)ですが、石垣市も1400万円を超える補助金を支出してます。企画及び予算の確保は行政が行い、実行は民間団体へ委託する形です。行政は道路規制や公共施設利用で大会運営に協力。石垣市議会で、高額な補助金を出すことに異論もあるようですが、高い経済効果が見込める以上、開催が継続しています。
さて、石垣島トライアスロン2019に参加してみて感じたのは、島外からの参加者がほとんどだったことです。大会参加者名簿をもとに、住所地を集計してみました。なんとトップは東京都!参加者950名のうち、303名と3割を超えています。ちなみに、地元沖縄県からは162名の参加。
<石垣島トライアスロン2019 51.5km完走!は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/53284337.html
参加登録の都道府県上位は、①東京、②沖縄、③大阪、④神奈川、⑤愛知です。福岡が10位に入るくらいで、九州・四国からの参加者は、ほとんどいないことがわかります。開催地までの距離は、参加動機に関係がないんですね。
上位参加県からは、100%全員が、石垣島島内のホテルへ前泊必要(早朝フライトでもスタートに間に合わないから)ですし、当日の夜もかなりの割合で、石垣島島内ホテルへ宿泊するでしょう。なぜなら大会終了時刻は昼前後ですが、かなり疲れるので、当日フライトは体力的にキツイからです。もうひとつの理由は、完走を祝して乾杯!したいから。実際、トライアスロンをやっている方の動機のひとつが、大会周辺の観光や、夜の食事や飲みという報告もあります。実際、私も石垣島トライアスロン当日は、ゴール後いったんホテルで着替えてお昼寝してから、夕方に石垣島の繁華街に繰り出しました。せんべろというリーズナブルな居酒屋(といっても千円で済むはずがない)で、初対面のトライアスロン参加者と打ち解けて一緒に呑んで、とても楽しい夜を過ごしました。
①東京、②沖縄、③大阪、④神奈川、⑤愛知から参加した方のお財布の紐は、とても緩んでいます。そもそも往復の航空券を支払ってでも参加したいという層にとって、美味しいモノやユニークなお土産には、糸目を付けません(逆に、不味いものやショボいものには見向きもしない)。JTUと早稲田大学スポーツビジネス研究所の調査によれば、トラアスロン愛好家が使うトライアスロン費用は、年間47万円という結果が出ています。ひとつのスポーツに毎年47万円をかけられるような趣味は、そうそうないでしょう。そんなお大尽様が数百人規模で外部から来て、島内でバンバンとお金を使ってくれる。石垣市としても、予算・補助金という公金を投じてでも、この大会を継続する理由がここにありました。
<せんべろ風土@石垣島ヴィレッジは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/53284362.html

トライアスロンに限りませんが、スポーツツーリズムが他の観光と異なり良いといわれる点は、以下の点です。
1. スポーツを通じて、同じ思い・時間・空間を共有できる
2. 一体感・交流による経験に大きな価値がある
3. 一度出場した選手の多くが地域に愛着を持つリピーターとなりやすい
まさに、1-3を肌で体感した、石垣島トライアスロン大会でした。