いわき市錦町にある、ご宝殿熊野神社の「稚児田楽・風流(ふりゅう)」は、国の重要無形民俗文化財。この稚児田楽は、稚児田楽は田植えから収穫までの農耕神事を儀礼化した舞です。白装束の露払い2名(烏帽子)とざらっこ6名(笠)で、地元の小学校3年生から6年生の男児が担当。祭りの直前になると、毎日30分集まって練習するのだそうです。

舞は、宵祭りに3回、例祭には4回奉納するので、2日間で宮司宅・舞台・本殿前等で7回の出番があります。

<御宝殿熊野神社は、コチラ>
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移動の際には、総代・氏子さんらが隊列に加わります。

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笠と裃(上半身だけ)を着ているのが、笛、太鼓の囃子方。糊がぱりっときいた衣装で、役割がしっかり分けられていることも、このお祭りの特徴。

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神社周辺には、数百メートル?に渡ってしめ縄?が張り巡らされ、これの準備だけでも相当な労力がかかっているはず。

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稚児田楽は、田植えから収穫までの農耕神事を儀式化した舞なんだそうです。8人は特設舞台の中で兎と八咫烏の2組に分かれて向き合い、笛と太鼓に合わせて、四方に向きを変えたり、対角線上に位置を入れ替わったりして、五穀豊穣を祈願して舞います。

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8人の田楽童子のうち、2人は露払い役で、小さな鉾竹を持って突き上げる素振りの役。鉾竹にはでんでん太鼓状の飾りがついていて、一方は白地に兎、もう一方には赤地に三本足の八咫烏が描かれています。 残りの6人が、びんざさらを持つ「ざらっこ」。この計8人の稚児が、4人ずつ向かい合って、びんざさらを摺りながら、田楽踊りをします。曲目は、道行、総めぐり、二列組打、総めぐり、組合せと、きっちり決まっているのだそう。

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これが「びんざさら」。ヒノキの細板を麻ひもで束ねた古典楽器です。この木の擦れ合いが、ザラッ、ザラッと鳴るんですね。

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