滑津川(なめづがわ)は、いわきの中央部を流れ、市平上荒川が起点で、下高久地区をとおり、新舞子海岸で太平洋に流れ込む約10kmの二級河川です。その新舞子海岸付近の河口において、河口閉塞が発生してしまっています。これは文字通り、河口付近に土砂が堆積することで閉塞、すなわち川の水が海に流れない状態です。これが起きてしまうと、川の水位が上昇してしまい、最悪な場合、堤防を乗り越えて、民地に川の水が流れ込むという危険性があります。

通常であれば、川の水流の力で、土砂は海のほうへ順次流されていくはずなのですが、その勢いが弱かったり、海流の影響で海砂が川のほうへ逆に流れてくるようになると、河口閉塞が起きやすいといわれています。2011年の東日本大震災前から、いわきの海流が河口閉塞を引き起こしやすいとされていて、夏井川では、頻繁に河口閉塞による被害防止の観点から、重機を使って河口付近の土砂を掘り出し、運搬し、閉塞状態を解消する作業が続けられています。この滑津川でも同様の作業が発生しています。

<夏井川の河口閉塞は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/45668401.html
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水門から河口を見たアングルです。ちなみに河川は福島県の管理になるため、この河口閉塞解消の事業も、福島県が直接担当していて、いわき市では直接は関与していません。

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滑津川の河口には、津波や高波による海水の逆流を防ぐために、数億円かけて水門を新設しました。しかし、この水門も河口閉塞という事態に対しては、まったく無力。

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河口の付近には「新舞子ハイツ」「かねまんの工場店舗」等があり、河口閉塞で滑津川の水位が、堤防を越えるような事態が発生すれば、甚大な水害発生が予測できます。

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