カフェ バッハは、コーヒー好きの人で、知らないものはいない南千住にある創業1968年の名店。ここでコーヒーの修行をしてから、カフェを開業する人も多いのだとか。正直、南千住は小塚原刑場のイメージ、すぐ近くの山谷地区はドヤ街のイメージ、隣の吉原は風俗のイメージがあって、ロケーションは、かなり微妙といわざるを得ない。

ちなみに店名の由来は、やはりドイツのバロック作曲家のバッハとのこと。お店のキャラクター?にもなっていました。

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コーヒーの種類は、数十種類。豆によって値段が違っていて、一杯600円~1,500円。美味しいと聞いていた「バッハブレンド」は600円。この「バッハブレンド」は2000年の九州・沖縄サミットの夕食会で提供されたという逸品。その際には、コーヒー嫌いで知られるクリントン元米大統領がおかわりしたというエピソード付きです。

それもそのはず、バッハの店主である、田口護氏は日本で自家焙煎コーヒーを定着させた先駆けのひとりであり、日本スペシャルティコーヒー協会という団体の第3代会長も務めたらしい。自家焙煎店を目指す人向けの本も複数執筆しています。そのため田口氏に師事したいと思う人も多く、お店のスタッフはきびきびと働いていました。また別の場所で「コーヒー自家焙煎店経営セミナー」を開催しているそうで、このセミナーを経て独立する人も多いそうです。

いわき小名浜でコーヒー専門店を開業している養田珈琲さんも、カフェ バッハさんで半年の修行をされたとか。今でも毎月、継続的に通ってらっしゃるそうです。

<養田珈琲 小名浜の自家焙煎豆専門店は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/53230358.html
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食事の提供は、厚切りトーストのみ。スイーツはいろいろな種類があるようでした。いずれもドイツ菓子ベースだそうです。

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豆のテイクアウトも、もちろん可能。ただ種類が多すぎて、選べないので、店員さんに相談するのがベスト。

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訪れる際は、山谷のドヤ街や吉原地区の客引きには、気を付けましょう。

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