いわき市立総合磐城共立病院は、2018年12月に建替えが完成し、いわき市医療センターと名称変更して再出発しました。磐城共立病院の前身は昭和25年に、初代院長として畠山靖夫先生が作られた病院です。当初は50床でスタートし、最盛期には1000床のベッドを持つ東北有数の病院にまで、一代で育て上げた伝説の経営者です。辣腕経営+24時間265日診療のモーレツさ+金払いの良さ等の詳細は、小説「畠山天皇」に詳しい。

そんな畠山靖夫先生のメモリアル物が、市医療センター2階の一角にひっそりと展示されています。写真は、先生が愛用したといわれる聴診器(現物)です。年代物ですが、今でも使えるように完全保管されています。

<畠山天皇 いわき市名誉市民第1号は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/41499471.html
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実は、取壊し前の共立病院には、畠山記念室がありました。確かに古びた部屋でディスプレイにオカネはかけられていませんでしたが、記念品展示専用の部屋でした。あの部屋には、今展示されているもの以外にも、たくさんの思い出の品があったはず。開業当初?の「磐城共立病院の看板」や、今の医療センターが建っている旧第3駐車場に置かれていた「患者さんあっての病院の石碑」は、どこへいってしまったのでしょうか?

先人の活動やその思いを知ることは、その功績を単に顕彰するにとどまらず、現代に生きる自分たちのルーツを知り、感謝し、次世代につなぐ責任を感じるという意味でも、非常に大事なことだと思います。

<共立病院 秘密の畠山記念室は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/37068614.html
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名経営者であった畠山靖夫先生。平成元年にお亡くなりになっています。一度、お会いたかった。

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