第48回文京さくらまつりが、小石川の播磨坂で開催されました。この播磨坂は、当初、戦災復興事業の土地区画整理で、都市計画道路環状三号線の一部でした。当初6車線で都市計画されていましたが、紆余曲折の上、真ん中の2車線分を緑道にして、桜の木を植樹し、一般開放しています。今では、幻の環状3号線です。500メートルの短い区間に、なんと120本のソメイヨシノが咲いていて、思い思いに満開の桜を楽しめました。

ちなみに播磨坂の名前の由来は、江戸時代に常陸府中藩松平播磨守(陸奥国の説あり)の上屋敷があったからとのこと。

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当日であれば先着順で、桜の下をマイシートで予約可能。お弁当を広げて食べるも良し、アルコールを持ち込んで(静かに)宴会するもよし。上野の公園のような、混雑・華やか・喧噪はありません。ゆっくりと時間が流れます。

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出しものとしては、太鼓の演奏や、地元の高校等の吹奏楽団パレード、東京消防庁音楽隊パレード等。基本的に、地元盛り上げです。 

盛岡さんさ踊りパレードが行われたのは、文京区と盛岡市が友好都市になったから。それも盛岡市出身の石川啄木が、文京区で亡くなったからだそうです。

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屋台もたくさん出ていますが、基本的に地元の町内会や、もともとある路面店が運営していて、外部のテキ屋さんはいない。リーズナブルな価格で、町内会の方々による心のこもったサービスです。

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東京オリパラ種目の一つである、ボッチャ体験会もありました。本来のサイズの1/4版だそうで、実際に体験することで、ルールやその楽しみかたを知ることができました。

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播磨坂に面した、播磨坂清掃事業所の2階では、金栗四三(かなくりしぞう)のパネル展示とともに、アート体験会ワークショップが開かれ、愛好家の指導の下、こどもたちが楽しく、工作・絵画・アートをやっていました。こういうのいいなあ。

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文京区の飾り飴職人による、パフォーマンスには感心!ただの水飴状のものが、職人により、みるみるうちに動物の形に変わっていくのは、まるで手品のようでした。日本の伝統工芸の技は、本当に貴重だし、誇るべきものだと実感。

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