ひょんなことから、順天堂大学医学部附属練馬病院の救急・集中治療科を受診する機会がありました。東京お茶の水駅前にある、順天堂醫院の支店です。RC造(免震構造)地上8階(地下2階)の建物、ベッド数400床の中規模ですが、24時間対応の救命救急センター機能を持っています。

<順天堂醫院のICUは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/46166422.html
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救命・集中治療課には、医師13名(うち救急指導医2名、救急専門医5名、内科認定医7名)が所属。救急外来では専属の看護師と、救急救命士も配置されているそうです。いわゆるウォークインでの救急診療をいただいたのですが、複数医師に丁寧に診察いただき、ありがたかった。

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東京都ではこども救急の「#8000」だけでなく、東京消防庁がやっている急な病気やけがをした際に、「救急車を呼ぶか」「いますぐ病院に行った方が良いか」など、判断に迷った場合に、相談員(オペレーター)から電話やネットでアドバイスを受けることができる救急相談サービス「#7119」を運用しています。相談員の裏側には、看護士等が控えており、相談員(オペレーター)は内部で相談医療チーム(医師、看護師、救急隊経験者等の職員)等からアドバイスもらいながら、緊急度の判断をし、緊急度が高ければ救急車の出動要請をし、低ければ近隣の医療機関の案内をし、その他の相談は相談窓口を紹介するというもの。

とてもよい仕組みだと思いますが、2009年の制度化以降、導入は東京や福岡などいくつかの都府県・政令市等に限られています。課題はその運営コストと人材確保です。ちなみに導入済みの福岡県の場合、年間の運営費は約1億円かかり、看護師27人が交代で対応しているそうです。現在、いわき市の救急車搬送数に占める軽傷者の割合は、約4割もあり、それが、救急車の現場到着から医療機関搬送までの時間を延ばしてしまっています。この共通ダイヤルを導入した東京都では、搬送者に占める軽症の割合が実施前と後で比較すると数パーセント下がったそうです。より緊急性の高い人に救急車を利用してもらうためにも、この#7119は有効です。ぜひいわき市、福島県でも導入して欲しいと思います。

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