いわき市内には10団体のロータリークラブがあり、それぞれ例会等の活動をしていますが、年に一度、10クラブすべてが一同に会する、2018-2019いわき分区インターシティ・ミーティングが、2019.2.23に、八幡平やまたまやさんで開催されました。

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目的は、ロータリアンが集い、親睦と自由な交流を深め、ロータリーを正しく理解することと、奉仕の理想を効果的に実践することです。ちなみに今や全世界に存在するロータリークラブですが、始まりは1905年にシカゴで、ポール・ハリス(法律家)が、シルベスター・シール(洋服店)ら計4人で始めたのがきっかけ。当時のシカゴは荒んでいて商売に情けは不要という時代だったので、逆にメンバー導師では親睦と友情を通じて信頼し合い、ビジネス協力していこうというもの。

そのビジネスマッチングの会合を、メンバーの事務所持ち回りで行ったため、「ロータリー」と名付けられたとのこと。そして統計係という役職を置き、ビジネスマッチングの結果を逐一記録し、会合で報告していたそうです。ロータリークラブのはじまりが、まず仕事の話し・取引をしよう、事業の反映・物質的相互扶助が目的というのは、ちょっと意外でした。

現在のロータリー精神は、4つのテストに集約されていると思います。言行はこれに照らしてから。
1. 真実か どうか
2. みんなに公平か
3. 好意と友情を深めるか
4. みんなのためになるかどうか

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時代が経つにつれ、「親睦と奉仕」がメインとなり、いかなる人財を育てたかで活動が測られるようになってきました。現在、いわき分区全体では、5人の外国人留学生(全員、東日本国際大学在籍。ネパール2、ミャンマー2、韓国1)を受け入れ、毎月奨学金を出しています。それぞれの学生から、流ちょうな日本語で、自己紹介がありました。

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懇親会のアトラクションでは、「ヴォーカルあつこ」「かただグループ」という2つのバンドに演奏いただきました。

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八幡平やまたまやさんは、東日本大震災で大規模に被災したため、植田駅西側の高台に全面的な建物の建替えを行いました。大きな投資金額だったと思いますが、大きな会場が限られているため、大英断だったと思います。

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道路から、10m位の高台にあります。かなり見上げる感じ。
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石張りのロビーから、全面ガラス張り越しに、植田のまちが遠望できます。

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常磐線の線路越しに、植田のまちが一望できます。絶景。

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かなりセンスの良い洋館づくりのやまたまやさんですが、実は、日本の盆栽も充実しています。会合で立派な松の盆栽が飾られていると、場が締まりますね。

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入口近くに置かれた大きな石碑は、風格がありますね。