いわき経済同友会で、福島第一原発を視察を視察しました。約4年前にも福島第一原発を視察していますが、このときよりも、構内の放射線量は減っており、バスの車内からの視察でしたが、全くマスクなしでOKでした。地震で使えなくなった事務本館も、大きく新築され事務スタッフのこの正面入口の建物内で勤務されているそうです。
<2015年 福島第一原発 1-6号機を視察は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/43137576.html
<2015年 福島第一原発 重要免震棟を視察は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/43026960.html
国道6号線の福島第一原子力発電所付近に設置された線量計の表示は、1.849マイクロSv/hです。減ってきているとはいえ、いわき市内の0.2マイクロSv/hから比べると、まだまだ放射線の影響はあります。
<福島第2原子力発電所 原子炉格納容器を視察は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/47515928.html
構内のメインロードのひとつは、かつて桜並木の通りでした。現在は、放射線を除去するために、なるたけ樹木は伐採されています。なお、地面はフェーシングといってほとんどがコンクリートで覆われています。これにより地面からの放射線の影響をなくすとともに、新規に雨水が地下に染みこまないようにする効果もあります。このフェーシングによって大きく線量が軽減したそうですが、いかんせん殺風景となってしまいましたね。
殺風景といえば、汚染水を陸上に溜めるためのタンク群もそうです。かつては構内のそこここに林地があり、緑がありました。今では汚染水を溜めるためのタンクの増設がつづき、これらの林地はほとんどタンク置き場となっています。
正面奥が、水素爆発を起こした1号機、2号機です。巨大なクレーンで、原子炉の上からがれき等の吊上げをやっています。1号機付近は放射線量が高いので、もちろん無人の遠隔操作だそうです。
原子炉の上を覆う建屋。水素爆発してがれき状態になっていました。事故から8年近く経過し、徐々に撤去作業が進んでいるものの、まだまだの部分も多く残されています。
構内バスの車内からの視察とはいえ、福島第一原発1号機から数十メートルの場所まで、一般人がマスクなしで見学できるまで、空間放射線量が低減しているということ。視察時に個人ごとに計測される累計線量計によれば、私が視察時に浴びた放射線累計で0.01マイクロシーベルトでした。
4号機は、事故時にメルトダウンせず、また保管中の燃料棒も取り出し作業は完了したため、ほぼリスクはゼロ。このとき燃料棒取り出しのために組まれた鉄骨の建造物は、ほぼ東京タワー建設に要した鉄骨量と同じくらいだそうです。
構内各所にある、地下水くみ出しポンプです。
構内には、いまだ津波の直接被害をダイレクトに感じさせる箇所がいくつもありました。
約4年前、2015年に視察したときよりも、圧倒的に作業環境が改善されていることに驚きました。一方、廃炉作業は容易に進捗するものではないということも明らかになっています。現状をきちんと把握し、計画を立てた上で、検証しながら廃炉作業を進めていく。いまだ確立されていない技術を開発し、試行錯誤しながら進めていく。道は長く困難であることはわかっていつつも、やるしかないです。
注)上記写真は、事前に許可をもらい、同行した東京電力の社員の方に撮影してもらいました。
<2015年 福島第一原発 1-6号機を視察は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/43137576.html
<2015年 福島第一原発 重要免震棟を視察は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/43026960.html
国道6号線の福島第一原子力発電所付近に設置された線量計の表示は、1.849マイクロSv/hです。減ってきているとはいえ、いわき市内の0.2マイクロSv/hから比べると、まだまだ放射線の影響はあります。
<福島第2原子力発電所 原子炉格納容器を視察は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/47515928.html
構内のメインロードのひとつは、かつて桜並木の通りでした。現在は、放射線を除去するために、なるたけ樹木は伐採されています。なお、地面はフェーシングといってほとんどがコンクリートで覆われています。これにより地面からの放射線の影響をなくすとともに、新規に雨水が地下に染みこまないようにする効果もあります。このフェーシングによって大きく線量が軽減したそうですが、いかんせん殺風景となってしまいましたね。
殺風景といえば、汚染水を陸上に溜めるためのタンク群もそうです。かつては構内のそこここに林地があり、緑がありました。今では汚染水を溜めるためのタンクの増設がつづき、これらの林地はほとんどタンク置き場となっています。
正面奥が、水素爆発を起こした1号機、2号機です。巨大なクレーンで、原子炉の上からがれき等の吊上げをやっています。1号機付近は放射線量が高いので、もちろん無人の遠隔操作だそうです。
原子炉の上を覆う建屋。水素爆発してがれき状態になっていました。事故から8年近く経過し、徐々に撤去作業が進んでいるものの、まだまだの部分も多く残されています。
構内バスの車内からの視察とはいえ、福島第一原発1号機から数十メートルの場所まで、一般人がマスクなしで見学できるまで、空間放射線量が低減しているということ。視察時に個人ごとに計測される累計線量計によれば、私が視察時に浴びた放射線累計で0.01マイクロシーベルトでした。
2号機は、溶け落ちたデブリはもちろんのこと、プールに入ったままの燃料棒の取り出しができていません(4号機は、すべて取出し済み)。取り出しの準備のために建屋の横に大規模な足場+建屋を建設していて、ここから取り出し作業を進める予定だそうです。
4号機は、事故時にメルトダウンせず、また保管中の燃料棒も取り出し作業は完了したため、ほぼリスクはゼロ。このとき燃料棒取り出しのために組まれた鉄骨の建造物は、ほぼ東京タワー建設に要した鉄骨量と同じくらいだそうです。
構内各所にある、地下水くみ出しポンプです。
構内には、いまだ津波の直接被害をダイレクトに感じさせる箇所がいくつもありました。
約4年前、2015年に視察したときよりも、圧倒的に作業環境が改善されていることに驚きました。一方、廃炉作業は容易に進捗するものではないということも明らかになっています。現状をきちんと把握し、計画を立てた上で、検証しながら廃炉作業を進めていく。いまだ確立されていない技術を開発し、試行錯誤しながら進めていく。道は長く困難であることはわかっていつつも、やるしかないです。
注)上記写真は、事前に許可をもらい、同行した東京電力の社員の方に撮影してもらいました。