定期的に隔月で開催している、いわきの医師不足解消のためにお医者さん達と交流する「いわきの医師を応援する お姉さんの会」が、2018年11月9日に、いわき駅前の夜明け市場タタキアゲジャパン コワーキングスペースで開催されました。いわきで活躍する医師を応援するために、いわき市民のお姉さん方が暖かい手料理でもてなそう!という2016年4月からはじめた企画の15回目で、今回も多くの方にご参加いただきました。今回初参加は、福嶋あずささん、田口信教さん、長谷川久三子さん、髙野冴子さん、鎌田真悠子さん、村澤朋世さんらです。

<第14回 いわきの医師を応援する お姉さんの会@夜明け市場は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/52427135.html
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いわきで活躍する女性医師の藤原先生。Uターンし出産&子育て中。かしま病院さんで、ご夫婦で臨床現場の最前線で勤務されています。お子さん、大きくなりましたね。ご主人そっくりです。

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今回初参加の高梨さんは、フルーツアートデザインの達人。パイナップルやオレンジを素材に、カッティングと盛り付けで、美しい作品を差し入れていただきました。昭和58年の平工業高校軟式野球部の全国準優勝をテーマにした映画「それぞれのヒーローたち」が完成し、市内各地で上映会が開催されています。

<それぞれのヒーローたちは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/51329402.html
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初参加の長谷川久三子さん。本職は英会話の先生ですが、ハマコンではキャシーとして、議論を描く技術「ファシリテーショングラフィック」の担当として活躍されています。たまたまですが、背景に写っている「がっつり浜魂」の絵は、キャシーさんが描いたもの。 いわきの医師を応援するお姉さんの会の企画案は、ハマコンに登壇させていただいたのが、そもそものきっかけなんです。

<ハマコン(浜魂)登壇 いわきに若い医師を招聘したい!は、コチラ>
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今回提供いただいた料理は、、、、もち麦ごはんのおにぎり、ロールキャベツ、青菜と鶏肉の胡麻和え、豚肉の糀焼、青菜ときのこのお浸し(以上、宮野さん提供)、佃煮、株の塩麹漬け(中村さん)、カレーパン、チョコクレープ(立原さん)、揚げなし南瓜コロッケ(藤原さん)、フルーツアート(髙梨さん)、ローストビーフ(藤田さん)、いかにんじん(福嶋さん)等等、ずらっと個性的なお料理が並びました!

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福嶋あずささんに提供いただいた、いかにんじん。いわきの家庭料理として普及していますが、実はこれは福島県の郷土料理のひとつ。

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藤田美恵子さんから差し入れいただいた、肉の佐川のローストビーフ。限定販売だそうです。ほんのりと表面に振られた塩っけのおかげで、タレ不要。サシがほどよく入っていて、絶品のひとつでした。

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総合磐城共立病院の心臓血管外科部長の入江先生。共立病院の建て替え後は、いわき市医療センターと名称が変更されることが決まっています。12/24の入院患者の一斉引っ越しの準備でてんてこ舞いだそうです。建物は完成しても、医療機器をはじめとする設備、そしてそれを運用する医師やスタッフの熟度が問われます。今年当初まで、入江先生の血液血管外科チームはたった2人のドクター(入江先生を含む)でしたが、入江先生のさまざまなリクルート活動?が功を奏して、6人までドクターが増えたそうです。ぜひ他の部でも参考に活動してほしいものです。

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かしま病院の石井敦先生。毎回、このお姉さんの会に参加いただき、「変〇ドクターA」として盛り上げてくださるキーパーソンのおひとりです。今回は、喫煙の実害と、道端に落ちているタバコを拾う活動「拾活」について、プレゼンいただきました。タバコを吸うのは個人の自由という考え方もありますが、病気のリスクが高まり本人の医療費が高くなる(保険原資の一部は国民の税金)、その副流煙を他人が吸い込む健康被害リスク等を総合的に考慮すると、まずは禁煙に努力しましょうということ。

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いわき医師会の副会長を務められている、みちや内科胃腸科の齊藤道也先生も、喫煙の害について具体的な数値を示して話されました。たばこ自体が健康を害することは、統計的に証明されています。日本医師会の調査によると、日本の喫煙による死者は、毎年12~13万人とのこと。ちなみに、全国の交通事故死者は約4000人。圧倒的な差です。喫煙がなくなれば、増大する医療費も少なくなりますし、多忙な医療現場の過酷さが、軽減できるはず。

<日本医師会のHP、たばこ健康被害は、コチラ>
https://www.med.or.jp/forest/kinen/damage/
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初参加のいわき明星大学副学長の田口信教先生。1972年のミュンヘンオリンピックの平泳ぎ金メダリスト、ご本人です!体育専門の国立大学、鹿屋体育大学で勤務されていらっしゃいましたが、縁あっていわき明星大学に来ることになったそうです。

<田口信教選手 100m平泳ぎ金メダル(ミュンヘン五輪)の動画は、コチラ>
https://www.youtube.com/watch?v=vKf2iuI4_ww
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いわき麻酔と痛みのクリニック院長の洪浩彰先生。毎回参加してくださっている、いわき痛みと麻酔のクリニックの洪浩彰先生。市内の複数の病院で勤務されており、ひとつの病院にとらわれない、幅広い視点と経験をお持ちで、我々市民参加者に適切な医療情報を伝えてくださっています。

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今回、若手女性医師3名(予定を含む)に参加いただきました。髙野冴子さん(聖マリアンナ医科大研修医)、鎌田真悠子さん(慈恵医大研修医)、村澤朋世さん(福島県立医科大学医科4年)です。それぞれいわきでの研修期間は、一週間~一ヶ月と短いですが、お姉さん会の参加を通じて、いわきがドクターを温かく、楽しく迎える地域であることを、地元・大学に戻ってから同期や後輩に口コミしてほしいと思っています。

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お姉さんの会の主要メンバー、宮野さん、立原さん、片寄さん。いつもありがとうございます。

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栄養士の中村寛子先生。今回は、佃煮とカブの塩麹漬けを差し入れいただきました。

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常磐病院の小内友紀子先生は、ご家庭を東京に持ち、平日は常磐病院に勤務されている2地域居住型のドクターです。いかに女性医師が、家庭と仕事を両立させることが綱渡りであるかを書いたMRICのメールマガジンが話題になっています。特急ひたちに乗車する直前までご参加いただき、ありがとうございました!

<MRIC Vol.225 女性外科系医師の産みどき働きどきはいつか?は、コチラ>
http://medg.jp/mt/?p=8681
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次回は、山崎和子さんが事務局を務める福島復興塾との共同コラボ開催の予定です。1月中旬を目処に日程や場所を、鋭意調整中です。今後ともどうぞよろしくお願いします。