いわき夢ワイン収穫祭2018が、いわきワイナリーガーデンテラスで開催されました。こちらは2018年7月末にオープンしたばかりの施設です。広い駐車場には、市内からハンドクラフトや飲食の臨時テントが立ち並び、さながらマーケットのようでした。天気は快晴、風は微風、気温は涼しいと、絶好のイベント向けコンディションだったこともあり、数千人?の方が訪れていました。

<いわきヌーヴォー祭 いわきワイナリー初お目見え>
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駐車場には、臨時の木製テーブルがたくさん置かれ、立ち飲みができます。1000円のチケットを購入して、グラス1杯300-400円で、キャッシュオンデリバリースタイルです。飲食の店舗も複数出ていましたので、おつまみにも事欠きませんでした。

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ここのウリのひとつは、絶景ビューです。建物からはブドウの半貫沢農園越しに、いわきが誇る「水石山」が真っ正面に見えます。

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そして!なんといわきの産業遺産である常磐炭田の歴史に触れることができます。なんと「ズリ山」を見ることができるのです。常磐炭田最盛期には、内郷・湯本をはじめ市内各地から、くず石炭の捨て場であるズリ山が見られたといいますが、現代で実際に見ることができる場所は、ほとんどありません。市内で唯一、交通アクセスがよく、ズリ山を見て体感できる場所ですので、個人的には最も希少価値が高いと思います。

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いわきジャズオーケストラの野外生演奏!結成25年を超えるベテランの方々の素晴らしい演奏でした。

<動画は、コチラ>
https://youtu.be/Si-MTNjkcys
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前回は夜の時間帯に訪れたので雰囲気はあったけれど、建物の外観はよくわかりませんでした。昼間にきたので、非常に洗練された、かつシンプルなデザインでした。

<いわきワイナリーガーデンテラスは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/52389520.html 
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いわきワイナリーガーデンテラスの隣接地にある、上好間字田代のブドウ畑を案内いただきました。ちょうど3年前にも案内いただいた畑です。当時のブドウの苗木が3年分、成長したかと思うと感慨深い。

<いわきワイナリー収穫試飲会2015は、コチラ>
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8月末から収穫が始まり、ほとんどの実は収穫済みでしたが、マスカットベリーAの一部の実が残っていました。もう糖度は28度超えとのことで、生食しましたが、普通のブドウ以上に甘かった。

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この施設はブドウの栽培に障害者雇用をしており、農業(葡萄栽培)・福祉(障害者雇用)・商業(ワイン製造販売)の「農福商」連携施設となっています。このモデルは、栃木県のココファームのコンセプトの踏襲と聞いています。

<こころみ学園ココ・ファーム・ワイナリーは、コチラ>
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いわきで初のブドウワイン醸造を始めたのが2005年の秋(2004年までは製造委託)、この地で始まりました。たった3年前ですが、もう歴史ですね。

<いわき夢ワイン いわき市初のワイナリーが?は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/43649871.html
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なんと、樽仕込みのワインが保管されていました!樽の香りがついたビンテージワインがいわきに登場するのも近そうです。

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