最近、流行の行動経済学をわかりやすい例示のマンガで示した本です。経済学は、人は十分な情報を持ち、合理的な判断をするという前提で話しは進みます。しかし現実には、人は合理的には動かないことが多い。例えば、何かモノを購入するとき、経済学は、他のモノより安いから、もしくはそのモノを利用することによる効用が、その金額よりも高いから、それを買うとされています。しかし実際には、そんな単純な行動で説明できないことがあるわけです。

例えば、【極端回避性】。
Aランチ2000円とBランチ1500円だとBランチを頼む(人が多い)。けれどそこにSランチ2500円がメニューに追加されると、不思議とAランチの注文が増える。
これは、A2000円とB1500円だけの比較であれば、(贅沢せず)高すぎないBを選択しがち。しかしS2500円が加わると、高すぎないAの選択肢が入ってくる、というわけです。別にAとBの内容が変わったわけではないのに、人の行動・心理が変わるという例。極端回避性です。

そんな全23話の行動経済学まんが。ここには、本当の経済学がある! 

2018-10-14 07.59.36