著者の村上世彰氏は、「村上ファンド」「ニッポン放送株を巡る有罪判決」で有名な株式投資家です。現在は、一線から引いてシンガポール在住で、株式のみならず不動産等の他の分野での投資を継続しているそうです。事件後これまであまり世に出てきませんでしたが、先日「生涯投資家」という本を出版し、自身の立場はあくまでバリュー投資家、すなわち市場で割安で放置されている上場銘柄を徹底的に分析し探しだし、短中期で保有する。そして経営陣に経営改革を迫り、ダメなら(高値で)売却する。というものです。それは氏の生き方、信念に近い。

その著者の今回の結論は、「お金は稼いで貯めて、回して増やす。増えたらまた回す。」というシンプルなものでした。オススメは、自らの労働で稼いだオカネの4割を自分の夢に投資し、2割を貯蓄し、残りの4割で生活しましょうというもの。まず自分が実現したい夢を、第一にセットするのが大事。

<生涯投資家は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/50371636.html
2018-09-22 08.21.06

この現実世界、お金というものと正面から向き合ったほうが良い。そういう意味では、こども向けの本ではあるけれど、大人こそが読むべきで、それを実践し、その姿をこどもに見せるべきでしょう。これまで自分たちの世代を含めて日本の上の世代は、お金に関する教育がなされることはほとんどありませんでした。オカネとは無縁の学習指導要綱に則り、教育大学を卒業した(オカネにキビシイ世界に出会ったことがない)教諭によって、お金よりも大切なことがある、という綺麗事を、学校・教育現場で習ってきました。しかし、現実には、お金に思考や行動を縛られている大人がいかに多いことか。お金と正面から向き合い、お金に縛られない生き方をするためのヒントがここにあります。