著者は、大阪医科大学を卒業し、1987年からずっと睡眠を研究されている方で、現在はスタンフォード大学医学部精神科教授だそうです。快眠をサポートするマットレスパッド「エアウィーヴ」の開発者のひとりとのこと。その著者いわく、「睡眠は最強の味方であり、敵に回すと最悪な恐ろしい相手」「睡眠は最大のギフトである」。

その理由は、睡眠が担う以下の5つのミッションにあります。
1. 脳と体に休息を与える
2. 記憶を整理して定着させる
3. ホルモンバランスを調整する
4. 免疫力を上げて病気を遠ざける
5. 脳の老廃物を取る

著者オススメの10の覚醒戦略
1. アラームを20分間隔でセットする(どちらかは眠りが浅いレムに当たり、覚醒しやすい)
2. 日光を浴びる(メラトニンの分泌バランス)
3. 裸足で過ごす(皮膚感覚の刺激、深部体温と皮膚温度の差を広げる)
4. 冷たい水で手を洗う(同上)
5. よく噛む(三叉神経の刺激)
6. 略
7. テイクアウトのコーヒー(一日5杯まで)
8. 大事なことは午前中にやる(日が暮れてからは脳に刺激を与えないようする)
9. 夕食を抜かない
10. お酒を正しく飲む(常用性と用量が増えやすいことに注意!!!)

書かれている行動は、どれも当たり前のことです。しかし20年以上にわたり研究を続け、科学的な知見に基づいた結論は、納得させられるものがありました。まずは、アラームセットは20分間隔のスヌーズに設定するところからはじめようと思います。

2018-09-18 15.13.31