「たねや」は近江八幡の菓子店ですが、和菓子のみでなく、洋菓子、季節菓子、慶弔菓子のラインアップ、いまや全国の百貨店にお店を出しています。私、ここのどら焼きのファンなんです。そのグループCEOが、企業経営の根幹と若者への就活ポイントを語っている本です。

これまで門外不出とされてきた、自社の社員向け「商いの心得」である「末廣正統苑」の解説です。近江の地で商いを続けることは、いわゆる近江商人の考え方を受け継いでいます。近江商人の行商心得は『先義後利』『売り手よし・買い手よし・世間よし』。

天秤棒を肩にかついだ近江商人はとにかく全国津々浦々を歩き回り、一日30kmほどを毎日歩き続けるのだそうです。それは単に物を売るためだけに歩いたのではなく、いわゆる自分の足で現地を歩き、人に会い情報収集と人脈を築いていったということ。つまり、現場主義です。汗をかく現場にあらゆる答えは落ちていて、デスクワーク中心の金融資本主義の現代経済への警鐘ともいえるでしょう。

<たねやのどら焼きは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/51513011.html
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