今年は戊辰戦争150周年。いわき各地で、戊辰戦争の足跡をたどり、その1年で何が起きたか再考する講座が多数開かれています。当時の磐城平藩、泉藩、湯長谷藩の動きはどうであったか。地元に保存されている古文書は、まだまだ解読されていないものがあります。そういった古文書をベースに、いわきの先人の思いと活動を知ることで、彼らの行動がいまのいわきにつながっていることが、腹落ちします。そのことで、先人の活動に感謝し、それが地元愛につながり、さらにはいわきの将来を見通すひとつのツールになるのではないでしょうか。

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講師は、夏井芳徳氏。夏井氏は、いわき総合図書館の館長という公職がありますが、実は、京都大学文学部国語国文学科卒業の、いわき地域学会副代表幹事で、かついわき明星大学人文学部現代社会学科非常勤講師という、文化人です。いわき市内には、いわゆる「夏井ファン」も多く、夏井氏の講演ということで、たくさんの方が会場に聴講にきていました。

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いわき市生涯学習プラザ大教室の定員は100名ですが、ほぼ満員でした。平日午後開催ということもあり、参加された方の多くは、リタイアされた歴史が好きな方々とお見受けしました。こういった方々が、聴講を聞き、自宅に帰って子どもや孫に、いわきでの戊辰戦争の意味や先人の思い、活動をツタ選っていって欲しいと思います。

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