東京ミッドタウン日比谷は、三井不動産が再開発を手がけた、日比谷公園のお隣、日比谷駅直結の商業・オフィス複合施設です。かつて、この地には三井銀行本店があり、私が監査法人時代に足繁く通ったビルがありました。またお隣には、三信ビルというアールデコ調の商店モールがあり、とてもよい雰囲気でした。しかし建物の老朽化・陳腐化に伴い、2005年あたりから建物の取壊しが始まっていたはず。10年以上の年月をかけて、東京ミッドタウン日比谷として、2018年3月に生まれ変わりました。

エントランス前には、シンボルオブジェ「Flora(フローラ)」の巨大像が鎮座していました。

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ジョニーウォーカーのハイボールとのコラボキャンペーンか。

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1-3階まで吹き抜けのアトリウムが、この商業施設の顔。高級指向&新しい商業施設ということで、どうしてもGINZA SIXと比べてしまいます。平日午後に訪れたが、あくまでの相対的な印象ですが、
・知名度:銀座に比べて明らかに劣る。
・利便性:日比谷駅直結とはいえ、複数路線が交差する銀座より劣る
・顧客の層:こぎれいな紳士・淑女が多い。銀座みたいに肩肘張った感じがしない。
・外国人:少ない。日本人ばかりで、安心感あり。

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三井不動産としては、狙った層を着実に集客しているようです。一方、買い物袋を持っている人は極めて少ない。これが意味するところは、飲食施設目的に来店し、ウィンドーショッピング・散歩だけして帰る人が多いということでしょう。飲食だけから、どうやってモノ・サービスの購入に持って行くかが、三井不動産及び入居テナントの今後の努力でしょう。

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6階にある、パークビューガーデンは、この東京ミッドタウン日比谷の最大のウリ。無料です。日比谷公園・皇居・皇居前のオフィス街が一望できます。日比谷公園側に高い建物がなく、遮るモノがないため、空が近く感じます。

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帝国劇場・ペニンシュラホテル・皇居の日比谷濠がよくみえます。私が働いていた明治生命館も見えます。

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遊歩道がボードウォークになっていて、日向ぼっこしながら日比谷公園を眺めることができます。ランチをテイクアウトしてきて、ここで食べるのもあり。

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7階にもレストラン街が整備中で、数ヶ月中にグランドオープンするそうです。いまでも飲食店が充実しているのに、さらに増やすとは。戦略的に、飲食で訪問客を引きつけ、日比谷というまちの核にしようということなのでしょう。だからこそ六本木防衛庁跡の再開発で大成功した「東京ミッドタウン」の名前を借り、「東京ミッドタウン日比谷」としたのでしょう。

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3階にある、複合施設「日比谷セントラルマーケット」も、非常に特徴的な施設です。運営は、神奈川を拠点に書店を営む有隣堂さんです。その本屋さんが、居酒屋・コーヒーショップ・雑貨屋・文房具店・床屋・セレクトショップ・本屋をいっぺんに同じ場所で運営するというもの。にわかには信じられません。

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本当に、理容店がありました。昭和の香りを全面に打ち出しています。大人理髪で7,500円。さて、ここで定期的に散髪する層がどれくらいいるのでしょうか。コンセプトはおもしろいし、展示施設としては良いと思いますが、お店のストーリーがわからないので、実際に定期的に散髪に通う層は少ないと見ました。これが有名なバーバーと提携し、カリスマ美容師さんが切るなんてことなら話は変わってきますが。

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良かったのは、文具・生活・雑貨を扱うフレッシュサービス店。ちょっと時代遅れのコンビニのようで、おもしろい。ここのハンドドリップコーヒーと、水出しアイスコーヒーをいただきましたが、どちらも絶品。ハンドドリップコーヒーの豆はエチオピアで、ベリーのような香りが強くでていてとても美味しかった。水出しアイスコーヒーも酸味がクリアに出ていて出色でした。

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ハンドドリップ技は、丁寧でした。難をいえば、サーブするまでに時間がかかること。私のときは、10分程度の待ち時間がありました。これは、美味しい珈琲をいただくための、大事な時間ですから、喜んで待ちました。

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ヒビヤセントラルマーケットのオリジナルグッズも販売しています。それにしても訪問客は多いですが、本当に買い物をしている人が少ない。これでお店がやっていけるのか、大きなお世話ですが、心配してしまいます。

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そして、本屋さんが経営する居酒屋「一角」。ランチタイムということもあり賑わっていました。夜はどうなんでしょう。上層階にあるオフィスで働いている人達をどれだけとりこめるか。

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しっかりしたメニューもあり、ランチ時間帯は、良い感じでした。

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TOHOシネマズ 日比谷も入居しています。なん13スクリーン、約3,000席もあるシネコンとのふれこみ。実際には、新たに作ったの11スクリーンのみ。TOHOシネマズ 仙台とほぼ同規模ですね。それに既存の隣接ビルの2スクリーンを合わせた数字でした。THE MOVIE PALACE(ザ・ムービーパレス)をコンセプトに、プレミアム ラージ フォーマット、プレミアム サウンド、プレミアム シートの「三つのプレミアム」を提供し、東宝グループ創業の地において日比谷の映画・演劇の歴史を継承しながら、東京宝塚劇場、シアタークリエといった演劇の劇場と一体になり、日本が世界に誇れる映画・演劇の街、“HIBIYA・ブロードウェイ”を目指すんだそうです。

<TOHOシネマズ 仙台は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/48860658.html
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場所柄、年配の方々が比較的多いようでした。

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レクサスの店舗が1階にありました。展示されていたのはLS500と、CT200h。一番高い価格帯でラグジュアリー感の高いモノと、一番リーズナブルでカジュアルなモノです。興味深かったのは車本体展示・試乗スペースよりも、レクサス購入層が使いそうな、キッチン用具・文房具・香水・置物・インテリア等を展示・販売しているスペースの方が圧倒的に広かったと言うこと。トヨタは車本体を売るというよりも、レクサスというブランドをより強化し、レクサスというライフスタイルを提案しています。

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レクサスカフェ。カジュアルなお食事をともに、レクサスのライフスタイルを体感。

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地下1階で、地下鉄日比谷駅に直結です。ニューヨークのグランドセントラル駅にちょっと似ているかも?

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かつての「三信ビル」にあったアールデコ調のショッピングアーケードが再現されていました。

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同じく地下1階にある、HIBIYA FOOD HALLでは、サラダレストラン、BBQレストラン、ミートボールレストラン、オイスターバー等、ウェスタン中心ですが、特化したメニューの飲食店が並んでいます。雑多な雰囲気でありつつも、清潔なフードコート?でした。

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日本初上陸の飲食店もいくつかあるようです。2020東京オリンピック・パラリンピックに向けて、東京のまちは変貌・進化の過程にあります。今後数年で、魅力的なオフィスビル・商業施設が、山手線内でいくつも計画されています。ここ日比谷だけでなく、池袋・渋谷・東京駅周辺等の再開発に注目しています。

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