著者は、若いうちから服飾業界で働き、外資系ファションブランドの立ち上げに、経営側から参画してる66才。日本の洋装文化の流行廃りを、自ら体験されてきた方です。一方、スーツは日本のサラリーマンの戦闘服なのに、なぜか女性ファッションほど取り上げられないという事実。そこで、著者は、
男性のスーツ、「6ポインツ・メソッド」を用いて、美しく、感じのよく見える方法を理論的に教えてくれます。6ポインツ・メソッドとは!

まず、服装のTPOで、そのはフォーマル度知り、合わせること。
①T(Time)、②P(place)、③O(occasion)

次に、服選びの際に、下記3点を合わせること。
④S(サイズ・シルエット)、⑤F(ファブリック)、⑥C(カラー)

非常にシンプルで、かつ基本ではありますが、スーツから普段着まで、衣類等を購入する際に改めて振り返るのが良い。これに従えば、美しく、かっこよくみえるかどうかはは、必ずしも価格が高いものかや、自分が好きかどうかではありません。

2018-05-10 10.08.03

「服装を変えると、まず女性社員の対応が変わった。以前より協力的になり根回しがしやすくなった。その結果、業務の効率が上がった」と、著者からアドバイスを受け、服装を変えたビジネスマンのエピソードが紹介されていました。ケネディ(アイビーリーグルックの肌つやが良い青年)とニクソン(疲れ果てよれよれのスーツを着た中年)の大統領選挙の逸話、白州次郎(英国貴族の着こなしを完璧に身につけた知識人)とGHQ占領軍のスタッフ(長い伝統がない国アメリカで育ち、リベラルアーツを身につける機会がなかった軍人)が交渉で渡り合った逸話が紹介されていました。まず外見を素敵に見せることこそが、ビジネスであれプライベートであれ、大事な一歩(もちろんその後の中身もですが)なのだと感じました。