いわき市考古資料館は、旧石器時代・縄文時代・弥生時代・古墳時代など、先人の暮らしの様子を学習及び見学する施設です。ここでは定期的に体験イベントを行っており、「勾玉作り体験」や「鹿骨アクセサリー作り体験」をすることができます。定期的に、縄文鍋を作って試食するというような体験もやっており、考古学を身近に感じることができます。

今回、体験させていただいたのは、その中でも難易度が高い?ハニワ作りです。フラハニー(フラダンスをイメージした創作埴輪)のお手本を見ながら、オリジナルな埴輪を、一から自らの手で、作るのです!できあがった埴輪は、館で乾燥・保管し、専用の釜で焼き上げ、1ヶ月後に引取ることができるというもの。材料費・レクチャー費・焼成込みで、500円という破格な金額も、考古資料館でのボランティアさん方の尽力によるところが大きく、大変ありがたいです。

<古代食を体験中!縄文鍋、うまい。は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/51024403.html
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ゴールデンウィーク期間中にもかかわらず、多数の親子連れが参加していました。原則、小学生が対象ですが、親が制作のお手伝いをしているうちに、親のほうが夢中になり、ほとんど親が作っているチームもちらほら。

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使用する粘土は、「純天然粘土テラコッタ」、堅焼き粘土です。材料はこれのみ、道具もなし。素手だけで制作します。まさに道具がなかった縄文人の作業を、追体験しようとするもの。まず粘土を1cmほどの太さの紐状にして、それをわっかにします。そのわっかを積み上げていって、わっかとわっかの繋ぎ目を、指の腹をつかってスムーズにしていくことで、壁状にしていきます。

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こどもですので、行き詰まることも多数。そこで大事な役割を果たすのが、考古資料館のボランティアスタッフさんです。10人以上がこの教室に張り付いてくださり、こどもの制作のアドバイス、アシストしていただけます。過度に手取り足取り教えすぎず、かつ落ちこぼれないようにフォローしてあげるというスタイルは、コーチングの本質を地で行っていると感じました。

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粘土での作品完成!子どもながら、お手本を目指して、かつ自分のオリジナリティを出しての、作品になったのではないかと思います。これを、これから焼成し、本当の「埴輪」が完成します。できあがりが楽しみです。

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考古資料館というと、土器や貝塚の展示施設、もしくは発掘結果の資料館のイメージが強いと思います。よく考えると、資料館の目的は、先人の過去の行動を知り、自分たちの将来を考えるきっかけにすることです(歴史を学ぶ目的と同じですね)。そのためにも、縄文人の行動をたどり、どうやって土器を作り、何を思ったかを想像することはとても大事なことではないか。そういったきっかけを与えるのも、この市立考古資料館の役割であると考えると、この埴輪作成体験プログラムは、とてもよく考えられているもので、強く賛同しました。

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