お金2.0は、これまでの資本経済から、価値経済へシフトしていくだろうことを予言した本です。著者の佐藤航陽氏は、福島県出身で、貧しい母子家庭に育ったそうです。早稲田大学で弁護士を目指すも、弁護士になるまで最低6年間かかることに絶望。1年で退学し、自ら起業。マザーズ上場までこぎ着け、世の中の仕組み、特にお金の流れに詳しくなりました。
これまでの貨幣が交換のツールである実体経済は、すでに過去。増殖・肥大化を続ける金融経済が、すでに実体経済の規模を凌駕し、その割合は1:9だそうです。世の中のお金の流れの9割が、実体経済でなく、デイトレード等の金融経済になっている。
これからは「価値」が重視される経済になるだろう。その「価値」の内容としては①有用性②内面的価値(愛情や共感、信頼等)③社会的価値(社会全体の持続性等)。これまでの実体経済・金融経済は、①にのみ着目。なぜなら②③は測れないからです。しかし①のみでは世の中は動かなくなってきています。②③こそ重要と考える層が増えているから。実際に、家族や友人との関係性は大事だし、有用な社会貢献活動をするNPO団体等は、世の中からリスペクトされています。
近いうち(もうすでに?)、②③が重要視される、バーチャルなゲーム経済圏や、時間経済圏等、リアルの実体経済圏と平行して複数の経済が存在するようになる。そして個人は、自分がどの経済圏(複数)に所属するか、自らの選択で選ぶようになる。
<結論>これからはお金のためでなく、価値のために働く。
これまでの貨幣が交換のツールである実体経済は、すでに過去。増殖・肥大化を続ける金融経済が、すでに実体経済の規模を凌駕し、その割合は1:9だそうです。世の中のお金の流れの9割が、実体経済でなく、デイトレード等の金融経済になっている。
これからは「価値」が重視される経済になるだろう。その「価値」の内容としては①有用性②内面的価値(愛情や共感、信頼等)③社会的価値(社会全体の持続性等)。これまでの実体経済・金融経済は、①にのみ着目。なぜなら②③は測れないからです。しかし①のみでは世の中は動かなくなってきています。②③こそ重要と考える層が増えているから。実際に、家族や友人との関係性は大事だし、有用な社会貢献活動をするNPO団体等は、世の中からリスペクトされています。
近いうち(もうすでに?)、②③が重要視される、バーチャルなゲーム経済圏や、時間経済圏等、リアルの実体経済圏と平行して複数の経済が存在するようになる。そして個人は、自分がどの経済圏(複数)に所属するか、自らの選択で選ぶようになる。
<結論>これからはお金のためでなく、価値のために働く。