いわき市立総合磐城共立病院新病院の上棟式が、2017年10月11日に行われました。そして神事・式典の終了後に、工事見学会が行われました。これから内装工事・医療機器設置を行い、2018年末を目処に開院予定です。

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近頃の建物には、建物の中心となるような太い梁が用いられなくなっていることもあり、上棟式(じょうとうしき・むねあげしき)という式典が行われなくなっています。今回は建物が鉄骨造・鉄筋コンクリート造ということですが、いわき市の希望で、最上階の最後の鉄骨の吊上げ・設置をもって、上棟とみなし、式典を行いました。

その鉄骨は、一面に白いペンキが塗られ、そこには、院内の医療関係者を中心に、寄せ書きや新病院に対する熱い思い等が、たくさん記されていました。

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これらの思いは、最上階の鉄骨の一部として建物に組み込まれ、もう人の目に触れることはないでしょうが、建物が存在する限り、永遠に残ります。

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病院事業管理者のコメントは「慈心妙手」、これは共立病院の実質的な創始者である畠山靖夫先生の恩師の言葉の引用。

<慈心妙手については、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/37068614.html

市長のコメントは「親切第一」、これはいわきの偉人星一の言葉の引用ですね。先人の足跡に思いを寄せることは、彼らの延長線上に我々が生きていることを考えれば、とても大事なことだと思います。できれば、畠山先生が目指した「患者あっての病院」と「ぢいちゃん、婆ちゃんを大事に」も入れて欲しかった。

<畠山靖夫先生の偉業については、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/41499471.html
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本当に、鉄骨に玉掛け(ロープで固定すること)をして、屋上のクレーンで鉄骨を吊上げ、屋上に設置していました。

<吊上げの動画は、コチラ>
https://youtu.be/OvThUkhVbIg
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現場見学会には、市長・病院関係者・議員らが参加し、内装施工前・医療機器設置前の現状を把握しました。

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完工後には入る機会がないであろう、地下ピットを見せていただきました。写真が「免震装置」です。この免震装置を介して、建物とコンクリートベタ基礎が接しています。積層ゴム支承90カ所、弾性すべり支承10カ所だけで、総重量7100トンもの建物を支えています。このひとつの免震装置に最大1700トンが過重かかるらしい。

大地震が発生した際には、このゴムの上を建物が横スライドし、28カ所のオイルダンパーが横揺れを熱エネルギーに変換させて揺れの大きさを小さくします。震度7では最大470mm横移動するそうですが、最大600mmまで移動することが前提で作られているので、数百年に一度の地震レベルでも耐えるとのこと。因みにゴムの耐用年数は60年超、かつジャッキアップで取り替えも可能だそうです。

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仮設の工事用エレベータで9階まで移動。このエレベータ、2トンもの重量物を運び上げることができます。

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このフロアは、一般病床(4人一部屋、43㎡)、特別病床(一人部屋、26㎡)、ナースステーション等が設置されます。北側は内郷市外が一望できるので眺めが良い。

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躯体はほぼ完成ですが、内部造作はこれから。進捗率としては現在、約50%だそうです。

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