タウンズビル市には、3つの公共図書館があり、市が運営しています。いずれも閲覧エリア、特に静かにするエリア、ちょっと声を出して良いエリアに分かれていて、それぞれの目的に合わせて利用されていました。

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開架の蔵書は、本だけでなくCD,DVD貸出もあり、それなりに充実。

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キッズエリアもあり、子どもへの読み聞かせや、単に遊ぶという目的でも使われているようです。

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移動図書館も持っており、定期的に市内を循環して貸出をやっています。これはいわき市の図書館でも同様のサービスをやっています。

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特徴的だったのは、ローカルヒストリーコーナーという専用のデスクと、専用の部屋が設けられていることです。ここでは、町の歴史だけでなく、自分の家族(祖先)のルーツを調べるということも、サービスのひとつとしてやっており、そのための専用の資料、専用の部屋があるのです。西洋人は、自分のルーツを調べるのが好きとは聞いていましたが、公共図書館がそのお手伝いをしているとは、驚きです。

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コーナーの一角には、タウンズビル市のこれまでに流れ、それぞれの分野で即席を残してきた方々ちょっとずつ、たくさんの人物、出来事が紹介されていました。こういった、先人の足跡を大事にすることは、街の歴史を大事にし、自分の街に愛着を持つ重要なツールとなります。われわれ大人が積極的にこういう取組みをやっていくことで、その背中を見て次の世代が、いろいろ考えるのでしょう。「歴史や過去を学ばない者には、将来を見通すことはできない」。

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