橘玲氏の著作は、『マネーロンダリング』『永遠の旅行者』をはじめ、ほとんどに目を通しています。徹底したリアリスト、資本主義論者でありつつも、その中で個人がどう行動するのがベストかを常に考えていた方でもあります。そんな方が、幸福論を真正面から考えた傑作!
最初の結論。幸福であることを条件づけるものは、「自由」「自己表現」「共同体=絆」の3つであるとし、「ひとは幸福になるために生きているけれど、幸福になるようにデザインされているわけではない」。ここから始まります。ではどうすれば幸福になるのか。幸福は、しっかりとした土台の上に築かれるべき。そのためには、①金融資産、②人的資本、③社会資本という3つの資本を蓄積し、「幸福に生きるための土台(インフラストラクチャー)」を、各個人が設計すること提案を提案しています。
リア充、旦那、金持ち、退職者、ソロ充、プア充、貧困等の、人生パターンが、どのような資本から積み上がったものかの分析が、秀逸!
プア充:田舎のマイドルヤンキーは、オカネ(金融資本)がなく、稼ぐ力も弱い(人的資本)。しかしいつも一緒にいる仲良しメンバー(社会資本)と充実した田舎ライフを送れるかもしれない。一方、その友だちネットワークから外れると、3つの資本すべてを持たないこととなり、そのまま即「貧困」である。
リア充:若くして高収入を得られる職業につき(人的資本)、友だちや恋人がいれば(社会資本)、預金ゼロでも(金融資産)、充実できる。
金持ち:稼げる能力を持ち(人的資本)、一財産稼いだ(金融資産)が、その過程で友人や家族を犠牲にしている。
著者のいわんとしていることは、3つの資本をすべてそろえた「超充」を達成することは難しいが、せめて2つをそろえれば「幸福」といえる状態になるのではないか、ということ。自分はその資本が充実しているのか、どのカテゴリーに当てはまるのか、そう考えると、ちょっとは気楽に生きられるかもしれない、という元気ができてきました。
<タックスヘイヴンは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/37563411.html
最初の結論。幸福であることを条件づけるものは、「自由」「自己表現」「共同体=絆」の3つであるとし、「ひとは幸福になるために生きているけれど、幸福になるようにデザインされているわけではない」。ここから始まります。ではどうすれば幸福になるのか。幸福は、しっかりとした土台の上に築かれるべき。そのためには、①金融資産、②人的資本、③社会資本という3つの資本を蓄積し、「幸福に生きるための土台(インフラストラクチャー)」を、各個人が設計すること提案を提案しています。
リア充、旦那、金持ち、退職者、ソロ充、プア充、貧困等の、人生パターンが、どのような資本から積み上がったものかの分析が、秀逸!
プア充:田舎のマイドルヤンキーは、オカネ(金融資本)がなく、稼ぐ力も弱い(人的資本)。しかしいつも一緒にいる仲良しメンバー(社会資本)と充実した田舎ライフを送れるかもしれない。一方、その友だちネットワークから外れると、3つの資本すべてを持たないこととなり、そのまま即「貧困」である。
リア充:若くして高収入を得られる職業につき(人的資本)、友だちや恋人がいれば(社会資本)、預金ゼロでも(金融資産)、充実できる。
金持ち:稼げる能力を持ち(人的資本)、一財産稼いだ(金融資産)が、その過程で友人や家族を犠牲にしている。
著者のいわんとしていることは、3つの資本をすべてそろえた「超充」を達成することは難しいが、せめて2つをそろえれば「幸福」といえる状態になるのではないか、ということ。自分はその資本が充実しているのか、どのカテゴリーに当てはまるのか、そう考えると、ちょっとは気楽に生きられるかもしれない、という元気ができてきました。
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<日本の国家破産に備える資産防衛マニュアルは、コチラ>