道路期成同盟会のため、棚倉町にきています。文部省歌「蛍の光」の作詞者 稲垣千頴(ちかい)がここの町の出身なんだそうです。もともとのメロディはスコットランド民謡 「オールド・ラング・サイン」で、それに日本語の作詞を稲垣千頴が行い、尋常小学校の唱歌として小学唱歌集初編に載せられたことが、現代の卒業式の定番となった基礎。

蛍の光の1番2番は、卒業式で一般的にうたわれていますが、実は3番と4番があり、その歌詞が実に意味深い。

1.
螢の光 窓の雪 書読む月日 重ねつゝ
何時しか年も 杉の戸を 開けてぞ今朝は 別れ行く

2.
止まるも行くも 限りとて 互いに思ふ 千萬の
心の端を 一言に 幸くと許り 歌ふなり

3.
筑紫の極み 陸奥 海山遠く 隔つとも
其の眞心は 隔て無く 壱つに尽くせ 國の為

4.
千島の奥も 沖繩も 八洲の外の 守りなり
至らむ國に 勲しく 努めよ我が兄 恙無く

<蛍の光 全4番は、コチラ>
https://www.youtube.com/watch?v=B_1XKpQ9kgQ
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