近江町市場(おうみちょういちば、略称「おみちょ」)は、金沢市の中心部の市場。なんで、近江町がというと滋賀の近江商人が設立したことに由来するらしい。近代的な「近江町いちば館」と一体となっているので、ぱっと見は、すごい近代的な建物に見えますが、中身は、消費者向け小売店主体の小さなお店がたくさん入居しています。地元の人も多いし、観光客も多い。

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現代的な外観とは違い、1階のフロアは、一般古曲向けの小規模な肉・魚・野菜の小売商ばかり。地元の主婦に加え、観光客も多い。なぜならその場で、フレッシュな魚介類をランチとして提供する店も多いからです。

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魚介・精肉店はともかく、青果店には観光客は寄りつかない。地元客だけで経営が成り立っているこのシステムは、スゴイ。

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こちらの精肉店も、完全に主婦向けの販売。複数の精肉店が入居しているので、日常の主婦の買い物ルートとして完結しているのでしょう。

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ここは卸売市場か?と見まごうほどの、魚の陳列方法&スタッフの出で立ち&清掃の仕方。これでも消費者向けの小売店です。本格的ですね。

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地元の中学生が、社会科見学兼地元経済について学ぶために、訪れていました。店舗の若いスタッフが丁寧に学生の質問に答える姿が、美しい。その回答を熱心にメモる中学生の姿勢も、良い。地元経済がこうやって地道に回っていることを、確認するでしょう。

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魚介販売小売店の隣には、それを旅行客にその場でさばいてランチにしてくれる店が、いくつもあります。観光客としては、市場の臨場感を味わってから、その場で、そこで販売されている食材で腹を満たせるのは、ありがたい限り。正直、リーズナブルな価格ではありませんが、その雰囲気にお財布の紐がが緩んでしまい、思わず、注文してしまう。良い流れですね!!!

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当日朝採った岩牡蠣の生をその場で、販売。購入したモノを当日中にクール宅急便で配達もできます。大きさによってひとつ1000-1500円くらい。必ずしも安くはないが、その日の朝、地元でとれたモノを当日昼に食すことができるのは、金沢おみちょの(めちゃくちゃ強い)利点です。

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食べたいカキをその場で選んで、店主にその場でさばいてもらいます。ものの15秒の早業。

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カキの外観の大きさだけでなく、詰まっている中身の大きさに驚愕。ウェットタオルのケースとほぼ同じ大きさの外観に、きっちり中身が詰まっている!ひとつ1000円ですが、十分、小腹を満たせます。最初の半身(おおきくて一口では食べきれないし)は、そのままダイレクトに食べる。潮の香り満喫。そして、残りの半分はレモンを搾っていただく。めっちゃ美味しい。うーーん、幸せ感満載。

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買い物のために来た地元の主婦、地域経済を学ぶ学生、美味しいモノを探すために来た観光客、いずれにも対応している、おみちょ。建物のファシリティ自体は、仮設・テントに近い部分もあり、正直、シャビー、しょぼい部分もないとはいえない。しかしながら、その満足度で全国的な知名度を持つこの市場、現場運営、見せ方、持続的なやり方等について学ぶところは多いです!!!

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