深谷シネマは、深谷市の座席数も57席のミニシアター。造り酒屋が映画館に改装した例としては全国で唯一だそうです。その跡地を深谷市が買い取り、それをNPO法人市民シアター・エフへ貸し出して、同NPO法人が、映画館経営しているそうです。はたして経営が成り立つのでしょうか???

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店内には、昔活躍した映写機などが展示されており、映画関係者?のサインが多数展示されていました。

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屋外の広場のオープンスペースには、操業時からのレンガの壁が残されていて、いい雰囲気です。ただオカネの匂いがしないのが心配です。確かにレトロな雰囲気は十分なのですが、オカネや工数があまりかかっておらず、細かいところに手が行き届いていない感があります。小さなことですが、ここでオカネが落ちて、それが運営費の回収と次の投資に投下されるサイクルが、うまく回っていないようです。

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七ツ梅酒造の跡地には、そのほか飲食店やお茶屋・古本屋など関連店舗もあり、映画を楽しんだ観客が流れてきて飲食できるようになっています。朽ち果てた木造家屋のまちなみや看板のレトロ感・廃墟感は、現実のものと思えないくらい。実際、このレトロ感んを求めて、ドラマや映画作品のロケも数多く行なわれているそうです。

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店内は、きれいに改装された古本屋さんでした!!!映画のセットと見間違えそうですが、本当に古本屋として営業しているそうです。いったい売上げ・家賃がいくらなのか想像もつきませんが、限りなくどちらも低いのだと思います(そうでないと、やっていけない)。

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なんと平日17:00前にもかかわらず、もんじゃ・鉄板焼きのお店が、営業中でした!ちなみにお客はゼロ。内装はキレイに改装されていますが、こんな老朽化した木造家屋でも、営業許可は下りるんでしょうか。

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喫茶店もありました。コーヒー・ゆず茶・ラムネ・カレー・ピザ・冷やし中華・日本酒飲み比べをメニューとしている店舗。いったい何屋なのか???

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七つ梅酒造の全体敷地図。縦長の敷地を、木造家屋を利用した映画館+商業施設として活用しています。既存建物を利用して、リノベーションしてまちづくりする姿勢に賛同します。一方、きちんと各店舗が商業ベースに乗って、持続的に経営できなければ意味がありません。福岡県北九州市の小倉で、リノベーションまちづくりを見てきましたが、補助金を投入しないで商業施設を自立させるのは、本当にハードルが高い。

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表通りに面した深谷シネマの看板は、(おそらく)当時のもののままでしょう。

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こちらが表通りに面した深谷シネマの入り口です。

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