イオンモール水戸内原は、水戸市内原あるモール型ショッピングセンターです。週末にこぞって映画を見て買い物してくる場所として、いわきの一定の若いファミリー層には、そのライフスタイルとして定着しています。

2005年にオープンし、その後拡充を重ねて、今の建物は地上5階建て、敷地面積15万m²、延床面積18万m²、総賃貸面積8万m²と、中規模イオンモールの典型スタイル。アクセスも良い。国道50号内原バイパス沿いの典型的なロードサイド店舗であり、常磐道水戸インターチェンジから車で約5分程度と、いわき市から1時間ちょっとで行ける手軽さも、魅力です。

周辺は、ケーズデンキ、コナカ、洋服の青山、しまむら、ツルハドラッグなどの量販店や飲食店が建ち並ぶ、日本全国、どこにでも増殖している典型的なロードサイド地域です。いわき小名浜の鹿島街道のカインズ・ユニクロ~アクアマリンふくしまに至るロードサイドも、2018年夏に完成するイオンいわき小名浜出店で、同じような景色になってしまうことでしょう。

もっとも(仮称)イオンモールいわき小名浜の規模は、敷地面積約4万m²、延床面積9万㎡、総賃貸面積 約5万m²と発表されていますから、敷地が水戸内原の1/4、延床・店舗面積は1/2の規模であり、イオンモールとしては中規模に分類されるでしょう。特徴と言えば、相対的な敷地面積の小ささが際立っています。すなわち店舗面積の割に敷地が小さいので、イオンモールいわき小名浜の顧客・従業員のために用意される駐車場台数は、不足するということ。週末午後は、駐車場難民となることは予想に難くありません。駐車場台数が集客・売り上げのボトルネックになるでしょう。イオンモール水戸内原の無料駐車場は4500台、イオンモールつくばの無料駐車場は4000台です。同規模のイオンモール天童が3000台ですが、これに匹敵するような規模の駐車場台数が、小名浜マリンパーク周辺で確保できるはずがない(ちなみにアクアマリンパークの駐車場が約600台、ららみゅうが約200台)。これに加えてモールで働くスタッフ約2000人分の通勤用駐車場はどうするのだろう?これはスペックの問題だから、現場の運用でどうにか改善できないので、シリアスです。

<イオンモールつくばは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/47602991.html
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駐車場収容台数は4,500台と、北関東で有数の規模。建物を取り囲むように全周囲が駐車場!!!建物の4階・5階と屋上にも駐車場があります。いうなれば、駐車場だらけともいえる。車での来場を前提とすると、ここまで用意するべきなんですね。週末でしたが、ほぼ満車でした。

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水戸駅や内原駅からモールまでの路線バスも運行されていますが、あまり本数も多くなく、乗客もまばらでした。やはり自家用車での来場がメインだと思います。

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事業所内保育施設「イオンゆめみらい保育園」が、ショッピングモールの1階にあります。従業員も一般のお客さまも利用できるというユニークな保育園。イオングループの従業員だけでなく、イオンモールの専門店で働くスタッフ、そして地域の方が利用できるそうです。事前予約すれば、ショッピングに来た人が預けられる一時保育もできるそうです。勤務する保育士さんにとっても「仕事が終わったら、そのまま買い物をして帰れるからいい」から応募したという方もいらっしゃるそうです。なんと先進的な、働き方の提案でしょう。今後、来たときには、中も見たい。

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専門店街の通路の中央は1階部分から3階部分まで、高さ20mを超える吹き抜けで、気持ちがいい。

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長さ330mのエンクローズドモールは、先が見えないくらい遠い。実際、端から端まで歩くと、5分ではたどり着かないくらに、「長い」「広い」。

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2階には、TOHOシネマズ水戸内原が入っており、8スクリーン1,596席と、これまた典型的なシネコンです。TOHOシネマズ新宿が12スクリーン約2,300席、TOHOシネマズ 仙台が、9スクリーン1,700席であり、都市規模からいえば、かなりのスクリーン数といえるでしょう。

<TOHOシネマズ 新宿は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/48873967.html
<TOHOシネマズ仙台は、コチラ>
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フードコートも巨大です。マクドナルドをはじめとする全国チェーン店が10以上出店しています。なんだか、日本のどの地域に来ているのか、まったくわからない(笑)。

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個人的にこれだ!と感じたのが、1階の通路に置かれた無料ベンチです。かなりの数が用意されていて、対面販売されている飲食をここで座って食べることができます。必ずしも商品を購入する必要はなく、歩き疲れた方のための簡易休憩所的な使われ方。これって、ほとんど、道路に設置された無料ベンチのように、公共の役割を民間営利企業が担っているともいえる。新しい公民連携のヒントです。

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茨城県に本拠を置く、プロバスケットボールチーム「茨城ロボッツ」の選手と、チアリーダーが来ていました。子どもたちと3 on 3(こどもチームは大勢)をやったり、フリースローを教えてくれたりする、交流イベントです。地元プロチーム選手が、地元商業者と手を組んで交流することは、双方に、さらに地域のためになることで、WIN-WINです。

<動画は、コチラ>
https://youtu.be/KFXGqFIQXRY
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