いわき市は、1966年(昭和41年)に14自治体が合併して誕生しましたが、それぞれの市町村役場の建物は、いわき市の出先機関としての各地区の「支所」という形で、いまでも使用されています。当時からあった建物ですから、老朽化は著しく、それぞれ耐震補強等を経て、現在に至っています。

しかし、この川前支所の建物は、街道沿いという立地はともかく、非常に高低差の激しい場所ということもあり、耐震工事が困難で、手が付けられていない状態です。久之浜の支所が、津波被害を契機に建て替えられましたが、そことの比較はあまりに大きい。

<地域防災交流センター久之浜・大久ふれあい館 久之浜支所は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/47995519.html
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表札はなんとも味のある木製、手書き。

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街道から支所まで上がってくるのには、急な坂道があり、当時は林業が盛んで街道沿いに住宅が建ち並び、村役場建設用地確保が困難で、こんな場所が選定されたのかもしれません。いまなら、空屋が目立っていますから、平地に用地を確保することなど容易なのですが。

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福島県石城郡川前村、初代からの歴代村長顕彰碑がありました。後世に先人の足跡と記憶を残し、その活動を知り、将来の参考とすることは、とても大事です。

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