いわき素読教室(代表:山名隆史氏)による、親子素読教室が、2017.2.19(日)に、初開催されました。後援はいわき市教育委員会。ご参加各位とお手伝いいただいた方々の皆さん、どうもありがとうございました。

素読とは、発音を必須とした国語教育法です。意味の理解は求めず、日常得難い語彙を知り、基礎国語力向上に寄与するものです。テレビや雑誌での露出も多い、脳科学者である東北大学の川島隆太教授、教育学者である明治大学の斎藤隆先生らも、素読を強く薦めています。
 
当日は、論語を大きな声で読んだり、フラッシュカードを使ってたくさんの金魚の種類を覚えたり、1月2月等の日本古来のたくさんの呼び方、日本古来の色の呼び方等を、たのしく学びました。あっという間の2時間でした。

<素読の様子の動画は、コチラ>
https://youtu.be/rhe460-Spic 
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講師の松田雄一先生は、広島を起点に、東京・名古屋・青森等、全国各地で素読教室の出講されています。中でも、幼稚園生対象の素読や、素読講師そのものの育成に心血を注いでいらっしゃいます。また「日本人OSインストールガイド」という著書で、日本としての自国の伝統や文化を理解するために、日本人としてのOSを再インストールすべきとの主張が展開されていました。その具体的な行動が、この素読教室の主催です。全国で継続的に、寺子屋的に運営されていて、日本人としての素養の基礎となるOSのひとつである、古典の素読の実践をしています。その背景には、民族固有の言語や神話を失うことにより、共通の価値観、道徳意識を失うこと、そして帰属意識の希薄化を強く懸念されています。

<日本人OSインストールガイド>
http://www.mikito.biz/archives/44501679.html

いわき素読教室の代表、山名隆史氏は、いわきで一番古い神社のひとつ、大國魂神社の禰宜(神職)です。開会のご挨拶をいただき、素読の効果や日本の伝統についてお話しいただきました。
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今回は満席による開催でした。次回のいわき開催は4月16日(日)の午前の予定です。

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福島民報(平成29年2月20日朝刊)に、掲載されました。
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