澄み渡る空気の富士山麓で、氷点下マイナス5度の中、ご来光(朝日)をいただきました。気温は氷点下で凍えますが、太陽の光が差し込むと、その光に照らされた顔の表面が「とても温かく」感じます。太陽の光はありがたい!ということを肌で感じます。日本人は、古来、太陽を大事にしてきました(国旗は太陽がシンボル)。日本人のDNAが、私にも流れています。

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日本は神話の時代から、自然の恵みの中心として」、太陽神である天照大神をいただき、「日出ずる国」「日の本」と認識していました。だからこそ、国旗が白地に、太陽を表す赤の丸です。古くは平家物語に出てくる屋島の合戦の源氏方の弓の名手、那須与一の話。平家の女房が差し出した「皆紅に日出だしたる扇」を射る場面が出てきます。幕末には、交易の際に自国の船の印が必要になり、議論の末、日本総船印として日の丸が採用されました(水戸藩主、徳川斉昭が主張したらしい)。そしてこの流れの中で、遣米使節団が勝海舟が率いた咸臨丸に乗り、サンフランシスコに渡った。その際には星条旗と日の丸を掲げて歓迎されたとのこと。この時点、日本の国旗が日の丸であることが、国際社会の中でも定着したといっていい。

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太陽が昇る一瞬というのは、初日の出に限らず、ドキドキしますね。

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