広島平和記念資料館が、現在、改修工事中です。ピカドンの熱線を受け、全身に大やけどを負い、皮膚がただれ落ちてい母子のおぞましいマネキンが展示されています。一説によると、大火の中、逃げ惑う姿があまりにリアル過ぎるため、改修後にはマネキンの撤去も検討されているとのこと、その意味でも改修前の今が、必見かもしれません。
シンプルだけれど、非常に心を打つ展示が、ピカドン直後の広島中心部のジオラマです。原爆ドーム頭上の火球がリトルボーイ。広島の建物が、ほどんど焼失していることがわかります。広島城の天守閣も、堀や石垣を除いて、完全になくなっています。ほんの一部の鉄筋コンクリート造の建物だけが、かろうじて残っていて、他は完全に壊滅しています。
原爆投下直後で7万人、その年だけで15万人、原爆被災関連で死亡した方は30万人といわれていますが、このジオラマを見れば、その数も納得いきます。
広島平和公園内に建つ、広島平和記念資料館。ざっとですが、訪問客の3-4割は外国人という所感があります。特に、欧米人、特にアメリカ人の割合が高いような気がします。やはり、オバマ大統領の公式訪問は、非常に大きなインパクトがあるのでしょう。
館内には、多数のボランティアガイドさんが展示の説明をされていました。館内だけでなく平和公園全体にいらっしゃるようです。
ピカドン直後の広島市内を模した館内は、ガレキに満ちています。
広島市内に投下されたリトルボーイの模型。ウラン30kgのうち、1kgが爆発・臨界に達したそうです。平均温度4000℃の熱線・熱風で、ほとんどの建物、動植物(人間も含めて)は瞬間蒸発してしまった。
うら若い韓国人女学生のツアーも視察に来ていました。日本人ボランティアガイドが展示の説明をし、それを韓国人?通訳が、学生に説明するという2段階スタイル。おそらく正確な説明ではないのかもしれませんが、それを補うにあまりある、当日の写真や模型・ジオラマ。そのリアルさが、彼女らに伝わらないはずがない。
熱線がまちのすべてを溶かしてしまいました。燃えるものは瞬間蒸発、鉄やレンガ等も溶け落ちて、もはや何がなんだか形がわからない物体に変わってしまいました。
ピカドン直後の、検視調書。死体を一体一体確認していったことが記録されています。
オバマ大統領の広島訪問が、ひとつのブースになっていました。
オバマ大統領が自ら折った鶴が展示されています。4つ作ったうちの2つです。残りの一つは長崎へ、もう一つは海外へ行っているとのこと。
オバマ大統領の直筆のメッセージが添えられていました。丁寧な字体でした。
たった70年前に。一般市民7万人がその日に殺された。15万人がその年のうちに亡くなった。そんなことが起きないよう、知恵を絞り、国を守っていく、普段からそれを心がけないと、生き馬の目を抜くような国際社会では生きて抜いていけない。いわゆる戦争といわれる「実戦」にならないよう、いわゆる「情報戦」「経済戦」で食い止めなくてはならないことを、改めて感じました。
シンプルだけれど、非常に心を打つ展示が、ピカドン直後の広島中心部のジオラマです。原爆ドーム頭上の火球がリトルボーイ。広島の建物が、ほどんど焼失していることがわかります。広島城の天守閣も、堀や石垣を除いて、完全になくなっています。ほんの一部の鉄筋コンクリート造の建物だけが、かろうじて残っていて、他は完全に壊滅しています。
原爆投下直後で7万人、その年だけで15万人、原爆被災関連で死亡した方は30万人といわれていますが、このジオラマを見れば、その数も納得いきます。
広島平和公園内に建つ、広島平和記念資料館。ざっとですが、訪問客の3-4割は外国人という所感があります。特に、欧米人、特にアメリカ人の割合が高いような気がします。やはり、オバマ大統領の公式訪問は、非常に大きなインパクトがあるのでしょう。
館内には、多数のボランティアガイドさんが展示の説明をされていました。館内だけでなく平和公園全体にいらっしゃるようです。
ピカドン直後の広島市内を模した館内は、ガレキに満ちています。
広島市内に投下されたリトルボーイの模型。ウラン30kgのうち、1kgが爆発・臨界に達したそうです。平均温度4000℃の熱線・熱風で、ほとんどの建物、動植物(人間も含めて)は瞬間蒸発してしまった。
うら若い韓国人女学生のツアーも視察に来ていました。日本人ボランティアガイドが展示の説明をし、それを韓国人?通訳が、学生に説明するという2段階スタイル。おそらく正確な説明ではないのかもしれませんが、それを補うにあまりある、当日の写真や模型・ジオラマ。そのリアルさが、彼女らに伝わらないはずがない。
熱線がまちのすべてを溶かしてしまいました。燃えるものは瞬間蒸発、鉄やレンガ等も溶け落ちて、もはや何がなんだか形がわからない物体に変わってしまいました。
ピカドン直後の、検視調書。死体を一体一体確認していったことが記録されています。
オバマ大統領の広島訪問が、ひとつのブースになっていました。
オバマ大統領が自ら折った鶴が展示されています。4つ作ったうちの2つです。残りの一つは長崎へ、もう一つは海外へ行っているとのこと。
オバマ大統領の直筆のメッセージが添えられていました。丁寧な字体でした。
たった70年前に。一般市民7万人がその日に殺された。15万人がその年のうちに亡くなった。そんなことが起きないよう、知恵を絞り、国を守っていく、普段からそれを心がけないと、生き馬の目を抜くような国際社会では生きて抜いていけない。いわゆる戦争といわれる「実戦」にならないよう、いわゆる「情報戦」「経済戦」で食い止めなくてはならないことを、改めて感じました。