公益社団法人いわき産学官ネットワーク協会が企画してくださった、滝根小白井ウィンドファーム視察ツアーに参加しました。普段は、一般人立ち入り禁止ですが、事業会社のユーラスエナジー様のご協力を得て、合計23基の風力発電の様子を見せて頂きました。

福島県では、2040年頃には、県内エネルギー需要の100%相当量を再生可能エネルギーで生み出すことを目標に再生可能エネルギーの導入拡大を進めています(実現可能かどうかは別として)。

再生可能エネルギー比率を上げていくのに、賛成。一方、僻地での風力発電するためには、人里離れた場所に数十キロも送電線・鉄塔を新規に敷設しなければならない。そのために安易に税金を使って良いのか。良いとすればどの程度の水準までか、熟慮が必要です。

<滝根小白井ウィンドファーム概要は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/26683129.html
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風車ひとつで2,000キロワット×23基で、合計46,000キロワットです。風力発電の実際の設備稼働率は、25-30%程度とのこと。当日は6mから10m/秒の風速でしたが、10,000-14,000キロワットの発電の表示がなされていました(風のゆらぎで、刻々と変化)。

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いわき市の小白井(おじろい)地区は、市の最北・最西の場所に位置し、市の中心部から自動車で1.5時間くらいかかります。いったん市外に出て、田村市経由で再度いわき市にはいりました。ある意味、田村市よりも遠い場所にあります。山頂付近にある、メンテナンス事業所は、メンテナンス作業員4名も含めて7名程度が、日勤されているそうです。
 
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いわき市側に13基、田村市側に10基が。山頂付近にずらっと並んで回っています。いわき市の側は、地元牧野組合が所有する採草地をお借りしています。
 
<回転する風車は、コチラ>
https://youtu.be/gQHpWZoY9EE 
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メンテナンスで交換された後の、長さ40mのブレードが地上に置かれていました。材料はガラスファイバー製で、重量約8トン。意外にも風で、よくしなっています。実際に端を押し引きしてみましたが、簡単にブンブンとしなって、ビックリ。

<ブレードのしなやかさは、コチラ>
https://youtu.be/9c-Eoa9Yd1U 
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風速4mで発電開始、風速10mで最大出力を出し、風速25mに達すると安全のため自動的に発電を中止するそうです。それはブレードの羽の角度を、コンピュータで自動制御することで、風の当たり方を可変するためです。見たところ23基中、2基が回転しておらず、止まったままでした。聞くと、半年に2日程度は最低でも、定期点検のため、止めてチェックするのだとか。風力発電の投資回収期間は、10-15年といわれていますが、初期投資額だけでなく、メンテナンスコストをどう抑えるかも大事です。

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