東洋文庫に来ました。モリソンコレクションに圧倒されます。モリソン書庫のありえない!?ほどの資料展示の量と質に圧倒。それを一般に公開しようとする姿勢に、さらに圧倒。そして現実に目の当たりにすると、圧倒、というか絶句・・・三菱財閥の桁違いのスケールには感銘すら受けます。日本の明治版ノブレス・オブリージュといってよいでしょうか。現代に果たしてここまで出来る資産家は居るのでしょうか。

岩﨑久弥さんが、モリソンさんからコレクションを買い取ったときの金額が、現在価値で70億円だったそうです。三菱財閥の基礎は、丸の内一体の土地をまとめて明治政府から買えたこと。そのときの買取価格は128万円、現在価値で10数億円といわれています。その数倍の価値で、ただの「古書と地図」を買った久弥さんっていったい・・・?買う方も売る方も、ドラマティックな瞬間だったでしょうね。

モノの価値の本質が「見える」人だったんでしょう。資料が散逸することの損失・保存することの重要性がはっきりと分かったのだと思います。今回の目的は、その東洋文庫の奥にある、秘密のレストラン オリエント・カフェです。
 
<東洋文庫 秘密の収蔵は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/44171333.html
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思索の小径を抜けていくと、手入れが行き届いた庭園と、レストラン棟が見えてきます。この存在はわからなかった!

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 庭にはオープンカフェがあり、お茶だけならここで頂けるようです。

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このレストラン、今年国の重要文化財に指定された岩手県の小岩井農場が運営しています。なぜなら小岩井農場のはじまりは、小野義眞・岩崎彌之助・井上勝が創業したから。小岩井の名前もそれぞれの名字の頭文字を取ってつけたそうです。岩﨑彌之助は、三菱財閥を気づいた岩崎彌太郎の実弟で、三菱の第二代社長です。東洋文庫の創始者は、岩崎弥太郎の長男、三菱財閥の第3代社長の岩崎久弥。これで三菱グループと、東洋文庫・小岩井農場との関係が整理できました。

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店内は、身なりのよいご婦人方で占められていました。お昼時はすぐに予約でいっぱいになってしまうそうです。

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小岩井農場でとれた食材がふんだんに使われています。サラダには、小岩井農場の飲むヨーグルトを使ったドレッシング。

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名物は、小岩井農場と卵を使ったオムライスや、同じく牛のステーキ。このステーキ、サシの脂がきれいに入っていて柔らかい。量は少なめですが、雰囲気と合わせて満足度はかなり高いです。また訪れたいところです。

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